菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

GH6、ダナミックレンジブースト

2022年05月01日 | カメラ・レンズ・機材・周辺機器
前回はGH6のスティル面の話しでしたが、今回は動画のレビューです。
動画には定評があるGHですが、この6から「ダイナミックレンジブースト」機能というのが付きました。
ビデオ業界では、シーンによって低感度向けと高感度向けの回路を自動や手動で切り替えるデュアルネイティブISOがお馴染みの機能となっています。
これによって低照度のシーンでも、比較的ノイズを抑えた撮影を可能としていますが、新搭載のダイナミックレンジブーストでは、さらに上記の2回路を同一シーンに使用してダイナミックレンジを拡張可能としました。
マイクロフォーサーズ機でありながら、フルサイズセンサー機なみの13+ストップダイナミックレンジによる画質で記録ができるようになったのです。
例えば、これまで白とびしてしまう場合は露出を少し暗く設定する必要があったのですが、そうすると逆に暗部は黒つぶれしてしまいます。
しかしダイナミックレンジブーストをオンにすると、白とびや黒つぶれを抑えた撮影が可能になるのです。

1枚目の滝のカットは完全に逆光状態。
通常では水しぶきが白くとんでしまい、崖の暗いところは黒くつぶれてしまいます。
ところがご覧の通り。(スクリーンショットですが・・)
滝と暗部のディテールもしっかりと出ています。
これは凄い。
小型機でここまで撮れるとは驚きで、機材も軽いしレンズも小さいのでマイクロフォーサーズの特質を遺憾なく発揮できそうです。
今は桜の季節なので、常にダイナミックレンジブーストはオンのままで撮影して再度レビューします。









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