西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開122日目

2017-02-06 20:17:55 | 石木ダム
2月3日に現場に入った業者は、地権者や支援者の手薄になった時間帯に、採石場向かい側の堰を渡って帰途についたらしい。



それで、今朝から地権者のN子さんとその堰のそばで見張り番をすることにした。

下流の堰には男性陣が数人待機しているのだが、こちらの堰にはこれまで誰も待機していなかった。

まさかこんなところから作業員が出入りするとは考えてもいなかったのだ。

これからは、あらゆることを想定して県職員・作業員の現場への入場を止めていかなくてはならない。


今日は暖かく、石木川の流れも緩やかで水面はキラキラ輝いている。


午前9時20分、ダム事務所前のテントにいる支援者から「業者が出発の準備をしている」との連絡が入る。

N子さんと2人、急いでゲート前に戻った。



ゲート前は今日も20人を越す人たちが集まっている。

午前9時35分、2台の公用車で5人のダム事務所職員と本庁からの応援者2人、それに3人の業者がやって来た。

2月6日ゲート前






所長も次長も「工事用車両の進入を妨げている妨害物の自主的な撤去」を求めているが、私たちはダム建設工事に反対しているのだ。

自主的な撤去などとんでもないことだ。

13世帯60人の生活を奪い、必要性のないダムを造る。こんなことが許されていいはずがないのだ。


職員は今日も10分ほどで帰って行ったが、こんなことを繰り返し、何の根拠も見いだせないダム建設を推進することに自分たちも虚しさを感じているのではないか?


その後、支援者も1人、2人と帰り、数人の支援者と地権者のみなさんだけになったが、地権者のみなさんは交代で夜を徹しての監視を続けられるのだ。

こんなことを地権者にさせ続ける県のやり方に腹が立って仕方がない。強く抗議したい!