西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

551回目の「19日」

2013-12-20 13:31:32 | 反戦・平和
「19日佐世保市民の会」のデモが551回目を迎えた。



12月のきらきらとしたイルミネーションやクリスマスの飾りつけがされている商店街の中を、いつもと同じように無言で歩き通した。



来月になると、アメリカの原子力空母エンタープライズの入港から丸46年となる。

来年2月からは、47年目を歩くことになる。

早いなあ~!

すぐに半世紀、50年になってしまう。

「基地反対!」を訴えて、無言のデモをこんなに長く続けるとは、参加者の誰も思っていなかったに違いない。

「基地が撤去されるまで続けます!」若いころ私たちは勇んでマスコミのインタビューに答えたが、頭の中では50年もということはなかった。

そのうち基地も縮小され、次第に撤去の方向に行くのだと若い私たちは、勝手に思い込んでいたのだ。

しかし、そんなことはなかった、、、。

沖縄はますます加重な基地負担にあえぎ、佐世保の基地も少しも減少しなかった。

先日の半田滋さんのお話では、アメリカのオスプレイを日本の自衛隊が購入し、その運用部隊は佐世保の相浦駐屯地にいる陸上自衛隊西部方面隊であろうといわれたが、日米の基地がこの佐世保でますます拡充されていくのだ。

朝鮮半島に近く中国にも近いこの地は、これからも重要な戦略拠点としての位置にあり続けるのだろうか?

考えれば考えるほど、気持ちは落ち込んでいくが、デモの後は恒例の忘年会。



重い気持ちをしばし忘れて、食べて、飲んで、一時を楽しく盛り上がって過した。