西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

やより賞

2013-10-18 19:46:56 | 原発事故
今年の「やより賞」が、福島原発告訴団・団長で、ハイロアクション福島40年実行委員会の武藤類子さんに決まった。

「やより賞」は、元朝日新聞編集委員で戦争と女性への暴力に反対し、戦時性暴力である従軍慰安婦などアジアの女性問題を追及されてきた松井やよりさんの遺志に連なる活動をしている女性に贈られる賞だ。

 

松井さんは「女性の平和資料館」の建設を願っておられたが、生前には叶わなかった。
しかし、その志を受け継ぐジャーナリストの西野瑠美子さんや辛淑玉さんら沢山の女性の手によって東京・新宿の西早稲田に「女たちの戦争と平和資料館」が建設されたのは2005年のことだった。

その年から、この「やより賞」が設立され、これまでにアジアで地道に活動を続けてきた女性たちに賞が贈られてきた。

そして、今年は福島の武藤類子さんに贈られたのだ。

「司法の場で、原発事故の責任を問うことが、被災者が前に進む第一歩になる」と言う武藤類子さんの活動は心を動かされるものだ。



「原子力発電はウラン採掘の時点から被ばく者を生み、人の犠牲の上に成り立った発電システムである」と語る武藤類子さんを応援したい。

私も同じ気持ちを持って闘っていきたい。