Jii-Jiiの日記

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「総理の実力 官僚の支配」 倉山満 著を読んで

2015-09-26 18:24:40 | 書籍
小泉純一郎元総理大臣以来平均点以上の総理大臣がいません。

安倍晋三総理大臣の絶対的権力がどうして出来上がったのか、「総理の条件」「独裁的強い政権の樹立は?」等を知るために本書を購入し読むことの動機でした。

戦後の長期政権を維持した、吉田茂・池田勇人・佐藤栄作・中曽根康弘・小泉純一郎の計7人と強い総理大臣田中角栄・竹下登が強い総理大臣だと思います。

強い総理大臣は、①アメリカを敵としない。(アメリカに追従?)②参議院が強い(弱いと法案を可決できない)③財務省を掌握(徴税権と予算編成)していなければ、総理大臣の権力の行使ができません。

霞が関官僚の掌握 官僚(東京大学法学部卒)キャリア 省庁の格付①内閣法制局 ②財務省 ③旧内務省グループ(警察・・・) ④旧通産省 

強い政権を創るには、総理大臣の高い資質は勿論ですが、上記のような環境を整えなければ、「強い政権」を醸成することはできません。

安倍晋三は再び3年間の総裁に選ばれ、引き続き総理大臣として「政権」を確保しましたが、次の総理候補は「安倍政権の行きつまり」をジート待っているような気がします。(だから言いたい事も言わずに耐えている?)

参議院選について、日本共産党までが民主党岡田代表に候補者調整を申し出て、野党共闘・反自民党選挙体制を示唆しています。
岡田代表もイデオロギー的に共産党と共闘は考えていないと思いますが、「日本の政治向上」のためには、共産党を除く野党が解体して、「反自民党新党」を形成して参議院選挙を戦ってほしい。