日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

いつものことなのだが

2011-09-12 10:30:12 | インポート
50過ぎて立派なおっさんなのだが夏が好きなので、今の時期はやっぱりさびしい、この気持ちは毎年間違いなく繰り返してきた気持なのでいつものことなのだが、人生の折り返し点をとうに過ぎているので、このことにかんする感慨は年々深くなってきている。

だから、この時期何もする気が起きない、澄んだ秋空をながめて何かやり残したことは無いか考えるだけだ。

それだけに、休日の一日を費やすわけにはいかないので、とりあえず本を読む、昔から一度読んだ本の再読はしない主義だったが、ふとしたきっかけで村上春樹の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を再読して感動したので、この頃筒井康隆の「虚航船団」の文庫本を買い求めて読んでいる。

新潮社の書き下ろし文学作品として赤い箱入りの豪華装丁で出た時に買ったのだが、そちらは多分ブックオフあたりに一冊百円で売ってしまったのだろう。

あれだけのボリュームのある長編を文庫本1冊にまとめるわけだから、文字はかなり小さく読みずらいが、どっぷり浸かれる筒井ワールドが全開だ。

昔の音楽を何回も聞くように、昔読んだ小説を読み返してみる方が、新刊にがっかりするよりいいかもしれない。

筒井が終わったら、ドストエフスキーを読もうと思っている。


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