すぐれた作家は、現実であれ虚構であれすべての世界と人間を文章で作り上げることができる、さらに、その作り上げた世界の中を読者の襟首をつかんで勝手に引き回すことさえ可能なのである。
貴志祐介「新世界より」、上下巻合わせて1000ページ余り、私は2日間にわたり神栖66町をさまよい、戦い、怒り、考え、感動し現実に戻ってきたが、頭の中ではかすかにドヴォルザークの「新世界より 家路」のちょっと切ないメロディが繰り返している。
発表されたのは去年かと思いますが、図書館で借りて一気によみました、壮大な、重厚な、長い物語好きな人なら絶対はまります、遅まきながらおすすめ一番です。
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