雨の日だからということで、ディサービスに行く母を私が迎えに来る駐車場まで送っていくことになった。
30mほどの道のりを傘をさして手をつないで歩いてゆくと柄の部分が腰の曲がっている母の頭に触れた。
「大丈夫かい?」
「あ~大丈夫だよ、このくらい、痛くなかったよ」しっかりと手を握り返してきます。
・・・悪い息子です、虐待でないお遊びを仕掛けました。
「ほ~~ばあさまの頭はそんなに丈夫にできているのかい!」
『( ^ω^)・・・コツン』、今度はわざと、わかるくらいに小突いてあげました。
「あ~痛たっ、死んじゃうじゃないか!!こらっ・・・」(^-^)
「はっはっはっ・・・そんなに元気なら大丈夫だぁ~」
まだ、仕掛けた冗談がわかる母です。
そんな母と小話しながら駐車場に着くと、庇から雨だれが落ちるところでダンゴ虫が行ったり来たりまるで、雫を浴びるように動き回っています。
これはと思い写真を撮ると久しぶりに下手な俳句を読んでみました。
『ダンゴ虫たれと遊ぶや五月雨』