昨日、80代半ば過ぎの一人暮らしのCさんから18:00くらいに電話があり、「隣の家が山の木の切ったので、水が出るようになり家の中に水が流れてきていけない、隣に注意してくれ」との話でした。
これを聞いて、話の内容はわかりました・・以前にも頼まれましたが、ようは庭に山の水が流れてきて、穴が空いたり、ぼこぼこになったので何とかしてくれ!・・・という話なので、隣は全く関係ない話なのです。
隣の家は木も切っていないし、もう外は暗いので「明日、見に行くよ♪」という返事を伝えれると「今から、来てくれ!」といつもの無茶ぶりなので「外も見えなくなった中では、行かないよ!!」と強い口調で言うと、電話が切れました。
さて、ここからが大変でした。
朝になり9:00頃訪ねると家のすべてのシャッターが開けられていません。
仕方がないので、家回りをチェックして、隣の家に行きました。
「まだ、この時間でシャッターが空いてないけど、大丈夫かな?」
「ああ、でもこういうことはたまにありますよ」
そこで、旧知のご主人に「いざとなったら、一緒に家を開けに行くよ!」とお願いして帰りました。
(TT)・・・でも、それから1時間くらいすると、知人の民生委員から電話が入りまます。
「今、緊急通報システムから連絡があり、Cさんの家で異常発生です!来てください」
こうして、1時間後に再び現場に戻ると重い雰囲気が流れます。
とりあえず、再度の電話をシャッター越しに入れます。・・・音は聞こえますが出ません
「出かけてはいないのですよね?」
「システムは出かければ、通報は来ません」
「ん~、様子見して、あの時・・・なんで!となると、あとで後悔しますよね」
「いつも、侵入者がくると警察や近所に電話しているような人(妄想?)だから、110番して一緒に見て貰いましょ!」
話がまとまり、110番に通報すると、すぐに警察の方が駆けつけてくれました。
丁寧に家の周りから開け口を探すと、シャッターが空く部屋がありました。
でも、ガラス戸は開かないし、カーテンで中が見えません!
そこで、親族の住所の確認や上司の許可を得ながら、場合によってはガラス戸を壊して突入準備も視野に入れます。
『行くか・・・』『ここにしますか?』
そんな、声も聞こえる中・・・
・・・ガラッ~「あにしてる?」
シャッターが開いて、Cさんが顔を出します、夕べ寝るのが遅くて、今気がついて起きたとのことです。(10:40)
「良かった♪」・・・という、みんなの(警官3名、役場1名、民生委員1名、私)声でしたが
「あに言ってるだかよ、おらっ元気だっぺぇ!」「あんで、騒いでる」
ん~心配した、こちらが悪いとは思いませんが、緊急通報システムと一人暮らしの見守り難しい課題ですね!
※この地域では、わりと若い一人暮らしの方の孤独死があったばかりです。そんな民生委員の苦悩や苦労がわかっているのでしょうか?・・・民生委員をサポートする仕組みも必要だと思いました。