先週は水曜アンカーのまとめを休んでしまいました。
私個人的に関心の高かった別の情報があったもので。
さて、今週のニュースDEズバリ!は中国による自衛隊機への異常接近についての
お話でした。
中国軍機の“異常接近”の真の狙いとは?
■中国軍機の“異常接近”の真相①
報道では中国軍機による自衛隊機への「異常接近」と報じられており、その後に
起こったことについては情報がコントロール(統制)されている。
中国軍機は2度とも自衛隊機を撃墜するアクションを取った
日本の防衛当局、アメリカの軍当局による情報。
異常接近されたのは、海上自衛隊のOP-3Cと陸上自衛隊のYS11EB。
どちらもプロペラ機で偵察・哨戒機である。
OP3Cは海上で活動する哨戒機で、今はグレーに塗装されているが、かつては
憲法9条に反しないただのプロペラ機だというために、海上でとても目立つ白い
色をしていた。今ではようやく海上で見分けがつかないように塗装された。
OP-3Cが公海上で偵察を行っていると、中国の基地からF15戦闘機と同世代
の戦闘機がものすごい勢いでやってきて、最初はある程度の距離のところについた。
その後45~50mというパイロットの顔がわかるようなすれすれの距離まで接近した。
報道されているのはここまで!
報道ではその後、猛スピードで自衛隊機を追い抜いて去って行ったことになっているが
実際は違う。急接近した跡、急に機体の腹部を上げて自衛隊機の真後にぴったりとつけた。
この動作は一瞬のもので、よほどの時にしか使うことのないアフターバーナーという動作
を行った。ものすごい爆音を伴うこの動作を行って自衛隊機の後ろにつけた。当然自衛隊
機はそれに気づいた。これは明らかな撃墜体制であり、米軍関係者の見方ではこの時、
ミサイル発射のためのレーダーもロックオンされていたという。自衛隊はロックオンされ
た証拠までは無いと言っているが。
それらの動きから「死を覚悟した」という隊員もいる
■“異常接近”はどこで起こったか?
異常接近が発生したのは日中中間線ライン付近で、中国が昨年11月に設定した防空識別圏内
だった。設定された当初から日米ともに心配していたのは、中国が防空識別圏の意味を理解
していないのではないか、ということ。
他国の戦闘機や偵察機が領空に侵入すれば、国際法上も撃墜しても構わないが防空識別圏は
領空侵犯に至らないように「識別」するエリアであって、そこに入ったら撃ち落としていい
というエリアではない。しかし、中国はどうやら防空識別圏を領空と勘違いしているのでは
ないか、というのが日米の見方だった。
実際に中国は国民向けには防空識別圏をあたかも「領空」であるかのように伝えており、
中国では「どうして日本や米軍の飛行機が入ってきても何もしないのだ、弱腰だ」との国内
世論が盛り上がっている。そこで習近平体制は国内世論向けに「ちゃんと厳しく対応している」
というメッセージを出す意味で誤った動きをしている。
■中国軍機の“異常接近”の真相②
日本の報道では、中国軍機による異常接近は中国共産党の意向ではなく、軍部の一部の跳ね上
がりの勝手な行動ではないかという見方ばかりが報道されている。しかし、実際はそうではない。
防衛相内局幹部・制服組幹部の見方
「空軍をもって日本をけん制する」という方針を中国共産党が打ち出したと見るべき」
つまり、組織的な異常行動 である。
マスコミでは自衛隊幹部が「中国軍の一部の跳ね返りの行動だ」と話していると
いう内容ばかりが報道されているが、一種の情報統制・コントロールである。
【組織的異常行動である証拠①】
4月の中国人民解放軍の機関紙『解放軍報告』において、馬暁天空軍司令官の言葉
「空軍はこれからは中国の海洋権益を守ることを主任務の一つにする」
が掲載されている。
習近平体制の下で空軍司令官をしている方の発言が、中国が南シナ海や東シナ海で権益を無理に
拡大しようとする動きをとっているが、空軍もそれに協力することにした、という表明である。
【組織的異常行動である証拠②】
先月24日の異常接近
・東シナ海の公海上で中国軍機Su-27が背後から接近、一旦横に並び、海上自衛隊
OP-3C約50m、航空自衛隊YS-11EBに約30mまで異常接近
今月11日の異常接近
・東シナ海の公海上で別の同型中国軍機が同じようにOP-3Cに約45m、
YS-11EBに約30mまで異常接近
⇒同じ型の中国軍機の別のパイロットが同じ行動をした
同じ型の中国軍機が、同じ型の海上・陸上自衛隊の航空機に対して同じ距離まで異常接近
をした。中国共産党の意向に沿った行動を、月1ペースで実行している。
自衛隊のパイロットの中には、万が一のことが起こった時には国民の生命を守るために自分
が罪に問われても、相手を撃墜する覚悟を持っていると話す人もいる。中国はそのことを、
工作活動などで知っており、もしF15戦闘機などに対してこの異常行動をすれば、中国空軍
が航空自衛隊に全くかなわない張子の虎であることがばれるので、巧妙にプロペラ機だけを狙
っている。
【組織的異常行動である証拠③】
先月24日:中露共同軍事演習を自衛隊機が偵察していたタイミング
今月11日:日豪による安全保障会議2+2が行われていたタイミング
どちらもきっちり政治的な行事に合わせた行動であり、きっちり行事に合わせた
突発的行動はあり得ない。
中露共同軍事演習を偵察することは国際法上も何の問題もない通常の行動だがそれに対して異常
行動を起こしてきた。しかし、これだけだと軍の演習を見られたくないという軍内部の跳ね返り行動と
言えなくもない。しかし、今月11日の日豪の安全保障会議は東京で行われた政治的な動き。こんな
政治的な動きに対し反応するとは、中国軍部は国際性、政治性も備えた組織なのか、そうではない。
明らかに中国共産党の方針と一体となった行動である。
その後、中国国防省が動画を公開して反論したが、異常接近があったのとは違う日の動画であり
またズームを使って日本の航空機が接近してきているように見せかけようとしているが、簡単に
距離は特定でき300mくらい離れているので、国際法上何ら問題の無い行動である。イギリス当局
なども同じ見方をしている。
■なぜ中国はこのような異常行動に出るのか?その根っこにあるものは?
後半キーワード:野望と不安
【中国の異常行動の根っこ①】
中国人民解放軍の退役将軍の言葉
天安門で1949年に毛沢東国家主席が中華人民共和国を宣言したときに誓ったのが
「中国は二度と他民族には侵されない」
ということ。
⇒中国は明の時代に戻りたい。
元(モンゴル族)→明(漢民族)→清(満州族)→中華民国・中華人民共和国(漢民族)
中国の王朝のうち、元や清は異民族に漢民族が支配された王朝。漢民族が最も
力を持ち、栄えたのはこの明の時代。
【中国の異常行動の根っこ②】
南シナ海の権益は明の時代に始まった。明の時代は南シナ海は全て明のものでヨーロッパや
アフリカにまで出かけていた大航海時代があった。その時代に戻るためには南シナ海は全て
中国の物と言わなければならない。
【中国の異常行動の根っこ③】
「野望と不安の国」
海洋権益を拡大しようという野望と、常に周辺諸国から滅ぼされたのが漢民族の歴史であり、
異民族からの支配を恐れる不安を抱えている。ベトナムは中越戦争で中国に勝った国だし、
日本は第二次安倍政権で憲法改正などが進めばまた再び強い国になる。そうなる前に抑え込み
たいという不安からくる行動である。
岡安キャスターからの質問
「中国は動画まで公開して反論しているが、それに対する日本政府の反論は今のままで十分か?」
青山さんの回答
「十分ではない。日本政府は軍事の機密を守りながらも、もっと国民に情報を出して反論すべきである」
(ブログ主の感想)
中国が周辺諸国から滅ぼされた歴史で、常に不安を抱える国だから異民族に支配されない
ためには自ら強く出るしかない、というお話は関西ローカルの番組「たかじんNoマネー」
だったかな、それでもお話しておられました。
今日のお話の個人的な重要ポイントは、中国軍機が実際にどんな異常行動をとったのか、自衛隊員が
命の危険まで感じる事態であったことなどをマスコミが情報統制で隠していることだと思います。
また、それが中国軍の一部の跳ね上がりの行動であるという誤った情報コントロールまで行われている。
既に知っていることだけど、マスゴミの異常性、中韓に配慮した報道しかせず国民が真実を知る機会が
ないことが大きな問題です。
以下にアップしてくださった動画を紹介しておきます。
是非ご覧ください。
6/18(水)アンカー No.1
6/18(水)アンカー No.2
6/18(水)アンカー No.3 (ニュースDEズバリ!①)
6/18(水)アンカー No.4 (ニュースDEズバリ!②)
6/18(水)アンカー No.5 (ニュースDEズバリ!③)
私個人的に関心の高かった別の情報があったもので。
さて、今週のニュースDEズバリ!は中国による自衛隊機への異常接近についての
お話でした。
中国軍機の“異常接近”の真の狙いとは?
■中国軍機の“異常接近”の真相①
報道では中国軍機による自衛隊機への「異常接近」と報じられており、その後に
起こったことについては情報がコントロール(統制)されている。
中国軍機は2度とも自衛隊機を撃墜するアクションを取った
日本の防衛当局、アメリカの軍当局による情報。
異常接近されたのは、海上自衛隊のOP-3Cと陸上自衛隊のYS11EB。
どちらもプロペラ機で偵察・哨戒機である。
OP3Cは海上で活動する哨戒機で、今はグレーに塗装されているが、かつては
憲法9条に反しないただのプロペラ機だというために、海上でとても目立つ白い
色をしていた。今ではようやく海上で見分けがつかないように塗装された。
OP-3Cが公海上で偵察を行っていると、中国の基地からF15戦闘機と同世代
の戦闘機がものすごい勢いでやってきて、最初はある程度の距離のところについた。
その後45~50mというパイロットの顔がわかるようなすれすれの距離まで接近した。
報道されているのはここまで!
報道ではその後、猛スピードで自衛隊機を追い抜いて去って行ったことになっているが
実際は違う。急接近した跡、急に機体の腹部を上げて自衛隊機の真後にぴったりとつけた。
この動作は一瞬のもので、よほどの時にしか使うことのないアフターバーナーという動作
を行った。ものすごい爆音を伴うこの動作を行って自衛隊機の後ろにつけた。当然自衛隊
機はそれに気づいた。これは明らかな撃墜体制であり、米軍関係者の見方ではこの時、
ミサイル発射のためのレーダーもロックオンされていたという。自衛隊はロックオンされ
た証拠までは無いと言っているが。
それらの動きから「死を覚悟した」という隊員もいる
■“異常接近”はどこで起こったか?
異常接近が発生したのは日中中間線ライン付近で、中国が昨年11月に設定した防空識別圏内
だった。設定された当初から日米ともに心配していたのは、中国が防空識別圏の意味を理解
していないのではないか、ということ。
他国の戦闘機や偵察機が領空に侵入すれば、国際法上も撃墜しても構わないが防空識別圏は
領空侵犯に至らないように「識別」するエリアであって、そこに入ったら撃ち落としていい
というエリアではない。しかし、中国はどうやら防空識別圏を領空と勘違いしているのでは
ないか、というのが日米の見方だった。
実際に中国は国民向けには防空識別圏をあたかも「領空」であるかのように伝えており、
中国では「どうして日本や米軍の飛行機が入ってきても何もしないのだ、弱腰だ」との国内
世論が盛り上がっている。そこで習近平体制は国内世論向けに「ちゃんと厳しく対応している」
というメッセージを出す意味で誤った動きをしている。
■中国軍機の“異常接近”の真相②
日本の報道では、中国軍機による異常接近は中国共産党の意向ではなく、軍部の一部の跳ね上
がりの勝手な行動ではないかという見方ばかりが報道されている。しかし、実際はそうではない。
防衛相内局幹部・制服組幹部の見方
「空軍をもって日本をけん制する」という方針を中国共産党が打ち出したと見るべき」
つまり、組織的な異常行動 である。
マスコミでは自衛隊幹部が「中国軍の一部の跳ね返りの行動だ」と話していると
いう内容ばかりが報道されているが、一種の情報統制・コントロールである。
【組織的異常行動である証拠①】
4月の中国人民解放軍の機関紙『解放軍報告』において、馬暁天空軍司令官の言葉
「空軍はこれからは中国の海洋権益を守ることを主任務の一つにする」
が掲載されている。
習近平体制の下で空軍司令官をしている方の発言が、中国が南シナ海や東シナ海で権益を無理に
拡大しようとする動きをとっているが、空軍もそれに協力することにした、という表明である。
【組織的異常行動である証拠②】
先月24日の異常接近
・東シナ海の公海上で中国軍機Su-27が背後から接近、一旦横に並び、海上自衛隊
OP-3C約50m、航空自衛隊YS-11EBに約30mまで異常接近
今月11日の異常接近
・東シナ海の公海上で別の同型中国軍機が同じようにOP-3Cに約45m、
YS-11EBに約30mまで異常接近
⇒同じ型の中国軍機の別のパイロットが同じ行動をした
同じ型の中国軍機が、同じ型の海上・陸上自衛隊の航空機に対して同じ距離まで異常接近
をした。中国共産党の意向に沿った行動を、月1ペースで実行している。
自衛隊のパイロットの中には、万が一のことが起こった時には国民の生命を守るために自分
が罪に問われても、相手を撃墜する覚悟を持っていると話す人もいる。中国はそのことを、
工作活動などで知っており、もしF15戦闘機などに対してこの異常行動をすれば、中国空軍
が航空自衛隊に全くかなわない張子の虎であることがばれるので、巧妙にプロペラ機だけを狙
っている。
【組織的異常行動である証拠③】
先月24日:中露共同軍事演習を自衛隊機が偵察していたタイミング
今月11日:日豪による安全保障会議2+2が行われていたタイミング
どちらもきっちり政治的な行事に合わせた行動であり、きっちり行事に合わせた
突発的行動はあり得ない。
中露共同軍事演習を偵察することは国際法上も何の問題もない通常の行動だがそれに対して異常
行動を起こしてきた。しかし、これだけだと軍の演習を見られたくないという軍内部の跳ね返り行動と
言えなくもない。しかし、今月11日の日豪の安全保障会議は東京で行われた政治的な動き。こんな
政治的な動きに対し反応するとは、中国軍部は国際性、政治性も備えた組織なのか、そうではない。
明らかに中国共産党の方針と一体となった行動である。
その後、中国国防省が動画を公開して反論したが、異常接近があったのとは違う日の動画であり
またズームを使って日本の航空機が接近してきているように見せかけようとしているが、簡単に
距離は特定でき300mくらい離れているので、国際法上何ら問題の無い行動である。イギリス当局
なども同じ見方をしている。
■なぜ中国はこのような異常行動に出るのか?その根っこにあるものは?
後半キーワード:野望と不安
【中国の異常行動の根っこ①】
中国人民解放軍の退役将軍の言葉
天安門で1949年に毛沢東国家主席が中華人民共和国を宣言したときに誓ったのが
「中国は二度と他民族には侵されない」
ということ。
⇒中国は明の時代に戻りたい。
元(モンゴル族)→明(漢民族)→清(満州族)→中華民国・中華人民共和国(漢民族)
中国の王朝のうち、元や清は異民族に漢民族が支配された王朝。漢民族が最も
力を持ち、栄えたのはこの明の時代。
【中国の異常行動の根っこ②】
南シナ海の権益は明の時代に始まった。明の時代は南シナ海は全て明のものでヨーロッパや
アフリカにまで出かけていた大航海時代があった。その時代に戻るためには南シナ海は全て
中国の物と言わなければならない。
【中国の異常行動の根っこ③】
「野望と不安の国」
海洋権益を拡大しようという野望と、常に周辺諸国から滅ぼされたのが漢民族の歴史であり、
異民族からの支配を恐れる不安を抱えている。ベトナムは中越戦争で中国に勝った国だし、
日本は第二次安倍政権で憲法改正などが進めばまた再び強い国になる。そうなる前に抑え込み
たいという不安からくる行動である。
岡安キャスターからの質問
「中国は動画まで公開して反論しているが、それに対する日本政府の反論は今のままで十分か?」
青山さんの回答
「十分ではない。日本政府は軍事の機密を守りながらも、もっと国民に情報を出して反論すべきである」
(ブログ主の感想)
中国が周辺諸国から滅ぼされた歴史で、常に不安を抱える国だから異民族に支配されない
ためには自ら強く出るしかない、というお話は関西ローカルの番組「たかじんNoマネー」
だったかな、それでもお話しておられました。
今日のお話の個人的な重要ポイントは、中国軍機が実際にどんな異常行動をとったのか、自衛隊員が
命の危険まで感じる事態であったことなどをマスコミが情報統制で隠していることだと思います。
また、それが中国軍の一部の跳ね上がりの行動であるという誤った情報コントロールまで行われている。
既に知っていることだけど、マスゴミの異常性、中韓に配慮した報道しかせず国民が真実を知る機会が
ないことが大きな問題です。
以下にアップしてくださった動画を紹介しておきます。
是非ご覧ください。
6/18(水)アンカー No.1
6/18(水)アンカー No.2
6/18(水)アンカー No.3 (ニュースDEズバリ!①)
6/18(水)アンカー No.4 (ニュースDEズバリ!②)
6/18(水)アンカー No.5 (ニュースDEズバリ!③)