himikoの護国日記

長年の各種自虐史洗脳工作から目覚めた一人の愛国者の日記。
日本をおかしな反日勢力から守り、真の独立国にしたいです。

4/30 青山さんアンカー概要

2014年04月30日 | 青山繁晴さん
飛び石ではありますが、ゴールデンウィークですね。
水曜アンカーはいつも通り、青山さんのニュースDEズバリ!があって
充実した内容でした。以下に概要をまとめます。

本日のニュースDEズバリ!のテーマは以下の通り。

1.日米首脳会談の裏に何があったのか
2.中国による4月政変工作


キーワード:偽装すし会談

■オバマ大統領の派手な訪日の裏にあったもの
寿司屋での会談は、安倍総理、オバマ大統領、キャロライン・ケネディ駐日大使、日本版
NSC初代長官の谷内氏、米国国家安全保障担当のライス大統領補佐官だけだった。この
メンバー構成から、メディアや評論家は日米の安全保障についてこの寿司会談で話された
と見ていたが、それは偽装である。実際には、このメンバーでありながら安全保障の件に
ついては寿司会談で一切触れられていない


政府高官の弁
「オバマ大統領は安倍総理にTPP交渉の具体的な関税率まで示して妥協を迫った。
 安全保障の話はしていない。」


安倍総理は日本文化や寿司の話もしたかったが、いきなりオバマ大統領がTPP交渉の
農産物の関税率など具体的な話をし始めた。そもそもオバマ大統領は実務好きで雑談が
苦手。人間関係がクール過ぎる、とも言われている。

それだけではなく、オバマ大統領は苦しい立場での訪日となっている。支持率は低く、
私生活では離婚するんじゃないかなどとも言われている。しかし、もっと根本的に
苦しい局面なのが

米議会からオバマ大統領は交渉権限を一任されていない!

米国大統領が他国と貿易交渉をする際、通常は議会から交渉権限を一任してもらう。
なぜなら米大統領が他国との交渉で決定したことを、議会に覆されては国家の体を
成さないから。これまで一任されなかったのは、ヨルダンとの交渉の際の1回だ。
日本ような大国と交渉する際に、交渉権限を一任されないなどあり得ない。

なぜ一任されないかというと、野党の共和党だけでなく、足元の民主党の大物議員
からもオバマ大統領に一任などできない、と言われている。信頼されていない。
なので、オバマ大統領は安倍総理とトップ交渉でなんとか結果を出したかった。
そんなオバマ大統領に対して

安倍総理はTPP交渉でキモは妥協しなかった

ここで妥協して安倍総理が自民党内部から批判されるようなことがあっても、
米議会で覆される可能性があるなら、安易な妥協はできない。農産物に関しては
ほぼ合意ができている。キモというのは、自動車である。米の自動車の安全基準
は緩いが、その緩いままの基準で日本に輸出できるようにしろ、という要求。


この妥協を引き出したいがためのリップサービスが次の発言

 「アメリカは、尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうと
 するいかなる一方的な行動にも反対する」


この言葉は日米共同声明にも正式に盛り込まれた。尖閣を日米安保の対象にすると
はっきり発言された。日米安保第5条に触れた上で尖閣という具体的地名を入れて
共同声明を発表したことは中国に対して大きな意味がある。これで中国の正式な海軍
や空軍を送り込むことはできなくなった。

しかし、偽装漁民などの可能性はまだまだある。


■日米首脳会談の隠された功労者はキャロライン・ケネディ氏
実は今回の日米首脳会談の裏で大きな役割を果たしたのはキャロライン・ケネディ駐日
大使だった。キャロラインさんはイルカ漁の批判などで日本国民から期待外れな大使と
いうイメージを持たれ、青山さん自身もそういう思い込みで深く調べなかった事実が
あった。

3月7日 安倍総理とケネディ大使が官邸で昼食

この間、ケネディ大使は一時帰国してオバマ大統領と面会

3月14日 安倍総理が「河野談話を見直しせず」と発言


オバマ大統領がケネディ大使を召喚(大使などを引き揚げさせること)したという
噂があった。当時よく調べなかったが、実は召喚ではなかったがケネディ大使は一時
帰国してオバマ大統領と2時間1対1で面会した。

3月7日の昼食でケネディ氏が安倍総理に対する見方を劇的に変え、そのことを
オバマ大統領に伝えに行った。そして2時間のオバマ大統領との面会の結果を聞き、
「河野談話見直しせず」の発言となった。

⇒ケネディ氏はオバマ大統領に何を話したのか?
「あなたは安倍首相を誤解している。彼はあなたと同じ現実主義者(リアリスト)だ」

中韓のロビー活動などでオバマ大統領は安倍総理のことを、イデオロギーに凝り
固まった右翼的な人、というイメージを持ちつつあったがそうではなく、最初に
考えていた通りの現実主義者であなたとよく似ている、と伝えた。

さらに、次のような提言をした

1.日本滞在を1泊2日ではなく2泊3日

2.明治神宮を参拝して日本文化を尊重する

3.尖閣諸島は日米安保の適用対象であることを明言


これらは全部実現した。
オバマ大統領はケネディ氏の言葉を聞いて、インテリジェンスなどを通じて安倍
総理がどんな人か、ケネディ氏の言葉は本当か情報を集めていた。だから日本にも
そのことが伝わってきた。

ケネディ家はリベラルの旗を掲げており、いずれ黒人大統領を立てたいと思って
いた。オバマ大統領を選び、育ててきたのはケネディ家だった。そのような背景が
あってこそ、オバマ大統領はケネディ氏の発言に耳を傾ける。


■オバマ大統領の韓国、フィリピンでの発言
尖閣諸島が日米安保の適用対象だと米大統領自らが発言したことは大きい。
しかし、その後韓国を訪れたオバマ大統領は朴大統領との会談において

慰安婦問題について
「ひどい人権侵害だ」
と発言した。

この発言で直前の日米首脳会談での良いムードが陰ったと思った日本国民が多いと
思う。一部はその通りだが、実はオバマ大統領の発言は他にもある。それは

There shoud be an accurate and clear account of what happened.
何が起きたのか、正確で明白な説明があるべきだ


つまり、「ひどい人権侵害だ」と言って韓国にすり寄る一方で、ちゃんと証拠に
基づいた明確な説明があるべきだ(今はそれがない)と、日本にも少し配慮した
発言になっている。

例によって日本にとって悪いことばかりを報じたがる日本のメディアにより
人権侵害だという発言ばかりが取り上げられているが、実は韓国に対しても
痛いことを言っている。

その後、オバマ大統領がフィリピンを訪問し、アキノ大統領と
米空軍・海軍を展開する新たな軍事協力を締結

これは中国にとってとてもショックなことで、22年ぶりにフィリピンに
米軍が展開する。明らかに南シナ海で中国がベトナムやフィリピンの漁船を
追い払うなど無茶なことをしている。それがターゲットに決まっている。
にもかかわらず、フィリピンとの軍事協定は
     「中国を封じ込めるためのものではない」
などと発言。つまり、

オバマ大統領の本質は八方美人


■中国がしかけていた四月政変
中国共産党は世論戦、情報戦をしかけて日本に政変を起こそうとするのは
いつもあること。安倍政権は中国にとって都合が悪い。なぜなら憲法改正や
集団的自衛権の行使容認しようとしているから。そこで、中国は

「消費増税後の4月、景気は落ち込み、安倍内閣の支持率は下がる
 そこで、親中派の議員を動かし集団的自衛権の問題も利用して
 自民党を分裂させ、安倍政権を追い込む」という工作をしていた。


中国が接触を試みていた親中派の議員とは
・古賀誠(自民党元幹事長)
・野中広務(元官房長官)
・野田毅(自民党税調会長)


野中さんも古賀さんも引退されていて、工作として古い、と感じた。しかし
中国の工作はそれだけではなく、これらの大物親中派銀を通じて安倍政権を
倒した後の新しい総理大臣候補を立てようとまでしていた。その候補とは

・野田聖子(自民党総務会長)
・小渕優子(元少子化担当相)


安倍総理を退陣に追い込んだら、総務会長の野田聖子氏を日本初の女性
総理大臣にするという工作をしていた。しかし、いったん3名の大物
議員や野田聖子氏に関する工作は潰れた。そして今中国が少しずつ手を
出しているのが小渕優子氏。

小渕優子さんはしっかり日本の自立を目指している人で、そんな工作に
甘んじているわけではない。しかし、背景として小渕元総理の御嬢さんで
あり、小渕元総理は竹下派、田中派だった。竹下派・田中派というのは
中国と関わりが深く、小渕優子さんもそこから完全に自由になって動ける
わけではない。

そして、小渕優子氏を中長期的にターゲットにしながら、現段階で次の
総理候補にと工作しているのが公明党の山口代表。

中国は今、公明党への働きかけを強めている。

今回の日米首脳会談後、とても高まったリスクは

中国の偽装漁民による尖閣諸島上陸をどう防ぐか

日米共同宣言により中国は正式な海軍や空軍を出すことは不可能になった。
じゃあ諦めるかと言えば諦めない。政界への工作を続けながら、偽装漁民
による尖閣上陸を狙っている。

偽装漁民が上陸したとき今のままでは自衛隊は出動できず、自衛隊が
出動しないのに米軍だけ出動できるかといえば不可能だ。

日本が自前でどう自国の領土、領海を守るか、を考えねばならない。

(ブログ主の感想)
日米首脳会談、寿司会談でTPPの具体的な交渉のことばかり話したという
のはネットでばかり情報収集している私には目新しい情報ではなかったかな。
キャロライン・ケネディ氏が立役者だというのも、はっきり言ってどうでも
いい話。キャロライン・ケネディ氏へのイメージはさほど変わらないし、
そんなにイメージアップに頑張る必要もないと思う。

中国がしかけていた4月政変は、集団的自衛権の件で古い人間が口出し
しているような情報があったので、あああれか、という感じはした。
日本初の女性総理!とか言って野田聖子擁立、はすごくありそうで
嫌な感じだった。小渕優子もしかり。女性初の!とかは要らない。
さっさと憲法改正、集団的自衛権の行使容認、へと進んでほしいな。


以下に、動画をアップして下さった方がおられるので、貼らせてもらいました。
まだご覧になっていない方はこちらからゆっくりご覧ください。











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4/16青山さんアンカー概要

2014年04月16日 | 青山繁晴さん
久々に、関西テレビのスーパーニュースアンカーの青山繁晴さんのコーナー、
『ニュースDEズバリ!』の概要をアップしたいと思います。

(しばらく忙しかったり、なんだか余裕がなかったりでブログ更新自体
 滞っていました・・・)

今回は現在進められている日朝協議の内容について、特に進展しつつある拉致問題に
関しての重要なお話でした。

キーワード:帰国

■一人が帰国、その背後にある無念
政府認定の拉致被害者の中から一人を帰国させるという、具体的な話が進んでいる。
これまでのアンカーでのお話では、政府認定の拉致被害者は置き去りで特定失踪者の
中から都合のいい人だけを返そうと北が企んでいるというお話だった。

安倍政権は政府認定の拉致被害者以外の方も返せと、交渉で北に要求している。
これは、一見北に対してハードルを上げているようで実はハードルを下げている。

政府高官の弁
「拉致問題の交渉が進展したのは、“人道”と“拉致”を切り離したから」

これまでは
「人道」と「拉致」 「ミサイル」と「核」

人道問題と拉致問題をセット、アメリカや韓国ともその重要性を共有できるミサイルと核を
それぞれセットで交渉にあたってきた。外務省はこのセットのまま交渉を続けようとしたが
総理側近がそれを変えた。今は

「人道」「拉致」と「ミサイル」と「核」

つまり、「人道」問題を単独で扱っている。
「人道」問題とは具体的には北朝鮮国内に残された日本人の遺骨2万体

■遺骨返還交渉の中身とは
かつて、日韓併合時代に朝鮮半島北部にたまたま居た日本人が居た。また、第二次
世界大戦後にソ連軍が旧満州に攻め込み、日本人の農民や女性、子供までシベリアに
強制連行して強制労働させた。さらには、ソ連軍に何十回も強姦され、心身ともに
働けるような状態でなくなった女性や病気の子供が北朝鮮に送られ、北朝鮮でさらに
強制労働させられ、たくさんの方が北朝鮮で命を落とした。そういう方々2万人の遺骨
が今も北朝鮮にある。

その遺骨を返還する代わりに「金をよこせ」と北が言っている。

そして、その金額について具体的な金額の提示までされている。
その金額が何に基づいているかというと、

アメリカは朝鮮戦争時の米兵遺骨返還のために、
1体当たり2万ドル(200万円)を北朝鮮に払った

この金額はアメリカ政府が日本政府に教えた。この金額をもって、遺骨返還の相場が確定。

この遺骨返還で
北朝鮮は400億円ものキャッシュを労せずに手に入れることになる

■アメリカの拉致交渉への介入
アメリカ国務省&ケネディ駐日大使は拉致をめぐる日朝交渉の進展に懸念を示している

なぜなら、今、北朝鮮に核やミサイルを放棄させるための交渉をしているのに、日本が
北朝鮮にキャッシュを渡せば制裁の意義が薄れる。

それに対する日本側の回答は
「水面下の交渉でもアメリカには全てお話しする(透明性を確保する)

そんなことはできるはずはなく、日本側の本音は
「アメリカに嘘をついてでも拉致交渉をやる」

アメリカは米兵遺骨を取り戻すために北朝鮮に2万ドル/人を払ってきたのだから
日本にこれ以上強く圧力はかけられない。

■拉致交渉の具体的な中身は?!
政府高官の弁
「北朝鮮は再調査を行った上で、政府認定の拉致被害者1人と他に特定失踪者らの帰国を提案してくるだろう。安倍政権は受け入れるが、これで終わりにはしない。国民にも受け入れてもらいたい。」

北が「再調査」を行うというのは、誘拐犯自身が自分の犯行について調査するという話で
日本の警察やインテリジェンスを捜査に加えるという話ではない。「特定失踪者ら」と
なっているのも、自ら望んで北に渡った日本人などをそこに混ぜて返してくる可能性を
表わしている。

しかし、「これで終わりにしない」というのは単なる口約束でそう簡単にこんな言葉を
信じてはいけない。こんな提案を受け入れるべきではないと、国民が声を上げるべきだ。

後半キーワード:娘の帰りを信じた母

■帰ってくる一人とは誰なのか?
最初、政府認定の拉致被害者が1人帰ってくると聞いて、青山さんは「すごい進展だ」と
感じた。なぜなら、今の金正恩第一書記が第一書記でいられるのは、父である金正日の
息子であることが唯一の根拠だ。その父親の金正日が政府認定の拉致被害者は、すでに
全員亡くなっているか、残る2名は北朝鮮に入国すらしていない、と明言した。
父親の言葉を覆すことは、金正恩第一書記にとってとても大きなことで、今後の交渉にも
大きな突破口となり得る。

帰ってこられる可能性が芽生えているのは松本京子さんである。
 松本京子さん
 ・当時29歳 鳥取県米子市出身
 ・1977年10月21日自宅近くの編み物教室に向かう途中拉致された
 ・現場にサンダルが片方だけ残されていた


しかし、松本京子さんが帰ってきても
大きな突破口にはなり得ない


■北朝鮮が松本京子さんを選ぶ真の理由

それは、2002年9月の小泉訪朝の後に認定した拉致被害者だから。

小泉訪朝後に新たに政府認定された拉致被害者は
田中実さん(2005年4月認定)
松本京子さん(2006年11月認定)
の2名のみ。

この二人は小泉訪朝の際に、金正日故主席に突き付けたリストにはなかった人たちである。
だから、この二人を返しても金正日の言葉を否定したことにはならない

そして、松本京子さん一人を返すということは、横田めぐみさんや有本恵子さんなどの
2002年当時から認定されていた政府認定拉致被害者の方たちは帰ってこないままである
ということになる。

松本京子さんのお母さん、三江さんはおととし11月に89歳で亡くなられている・・・。

■日本の無残な交渉の根っこにあるもの
政府高官の弁
「(遺骨返還交渉は)ただの土に400億円払うのと同じだ」

北朝鮮はこれまで日本人の遺体は墓も作ってある、などと言ってきたが、実際には
亡くなられた遺体は捨て置かれ、踏みつけにされ、土の中にご遺骨が混ざっている
だけのものだ。アメリカとの交渉で遺骨返還が金になると学んだ北が、それならば
遺骨を返すとか、日本が掘り出せと言い出したに過ぎない話だ。

厚生労働省の予算書の中に、この遺骨返還の400億円がすでに組み込まれている!

なぜ、日本はこんな惨めな「交渉」にならざるを得ないのか・・・。

安倍総理に近い政府高官が思わず漏らした苦しい言葉

「自衛隊や警察が取り返しに行く構えすら見せられず、本当の交渉ができるだろうか」


交渉にならない相手ならば、軍が直接取り返しに行くぞ、という姿勢が世界の常識。
しかし、日本は交渉できない相手だと、さらにもっと交渉しましょうというやり方で
ずっときた。

憲法を変えないと、自衛隊が取り返しに行くことはできない。
交渉によって戦争をせずに拉致被害者を返すためには、憲法を改正して自衛隊が
取り返しに行ける体制を作らなければいけない。

憲法改正は保守だリベラルだ、右翼だ左翼だと国を二分して争うようなことでは
本来ないはずだ。真に日本の国益を考えるなら、北朝鮮の手先でないならば、
憲法を改正して拉致被害者を取り返しに行けるようにすることに意見が分かれる
はずはなく、当然政治家の間でも意見が分かれるはずなどない。


【ブログ主の感想】
拉致問題の話はいつ聞いても頭に血が上ります。犯罪者になぜいつまでもこんなバカらしい
“交渉”をしなければいけないのか。何の落ち度もない国民が、日本国内で暴力的に連れ去
られ、何十年も誘拐犯のところに留め置かれている。それを返してもらうのに金を払え?
いや、いつまで“交渉”の余地を相手に与えているのだ。さっさと武力でもって奪還すべき
ではないのか?なぜそれができないのだ?日本は平和なんかじゃない。

政府、安倍政権には、こんな交渉受け入れられるか!と声を届けましょう。


以下、動画をアップしてくださった方がおられますので貼らせていただきました。
じっくりご覧ください。







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『日本乗っ取りはまず地方から』読了

2014年04月08日 | 国士・愛国者
 なかなかブログ更新できませんでしたが、日本を守りたい気持ちは強く持続しています。
様々な保守系の本を読んでいますが、つい先日読了したのがこちら。

『日本乗っ取りはまず地方から:恐るべき自治基本条例!』(村田春樹著)青林堂

自治基本条例の危険性は、ネット情報や保守系の人たちのコミュニティで話題になっていて知って
いたのですが、その本質や誰がどういう目的でこれを推進していて制定されたらどうなるのかなど
あまり具体的なイメージが湧いていなかったのが正直なところでした。しかし、これを読めば手に
取るようにわかります。

60年安保や70年安保で革命を目指していたサヨクたち、学生運動に明け暮れた真っ赤な人々がその後
どのような進路に進んだのか、それが現在にどうつながっているのかがとてもわかりやすく書かれて
います。是非、一読していただきたい一冊です。

そもそも、私も30代半ばで、成田闘争、学生運動、連合赤軍、浅間山荘事件のことなどは、昔の
出来事を扱ったテレビ番組でチラッと見たことがある程度でほとんど知らない。そういう真っ赤な
革命思想に燃えるサヨクたちは現代にも脈々と受け継がれ、あちこちで日本解体を目論んでいる
という事実が丁寧に書かれています。どうしてこんな危険極まりないサヨク活動家たちの存在や
過去の出来事を、今の60台、70台はもっとしっかり次世代に伝えてくれなかったのかと憤りすら
覚えるわけですが、この本を読めば過去と現在の連続性も理解できます。

団塊の世代が、サヨクや革命思想を持つ過激なグループのことをなぜもっと次世代に伝えなかった
のか、という30代の私の怒りは、今後またオウムを知らない今の10台たちに後々引く継がれるのかも
しれません。今、オウム事件のことを知らない若者やオウム事件後に生まれた若者が社会に出ていく
時代になっていて、当時高校生で事件のことが鮮明に記憶にある私からすれば、もっとオウムの危険
性を次世代に語り継がなければ、と思います。

最終章の「保守への憂い」では、身につまされる部分が多々ありました。マスコミが偏向報道で
国民に真実を知らせないから、ネットで情報収集する保守の人が多いが、ネットには玉石混淆で
誤った情報も多々ある。保守系の人々がネットでばかり情報収集する傍らで、サヨクたちは実に
本をよく読んで勉強しているとのこと。我々愛国者を自称する保守系の人間も、ネットでばかり
情報収集せず、本を読んで勉強しなければいけないと、心底思います。

というわけで、そのスタートにこちらの1冊を是非読んでください。