言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

たまごかけごはん

2006-04-20 19:57:54 | 出来事
子どもの頃、「たまごかけごはん」に砂糖を入れて食べていた。
何より家族はそうしていたし、それが当たり前だと思っていた。

そして、我が家の食文化がとても異質であったことを、社会に出てから知らされることになる。
それからは、当然醤油を入れるだけのポピュラーな「たまごかけごはん」になった。

この異常な習慣は我が家だけのものだと思っていた。
誰に聞いても「えっうそー。気持ち悪い。」と言われてきたのだ。
ところが先日親戚が集まった席でこの話をしたら、
叔父や従兄が口を揃えてこう言い放った。

「たまごかけごはんに砂糖を入れないでどうする」

どうやら問題は遺伝子のようだ。

たけさんからのコメント。

2006-04-19 19:54:48 | 出来事
先日ブログで書いた、たけさん本人から、直接コメントをいただいた。
びっくりして、とても感激した。

いろんな人に、とにかく素敵な詩と絵でじーんときたとか、
心が洗われた気分になったとか、たくさんの人が見入っていたとか、興奮しながらあの日の話をした。
そしてその中の一枚がこの事務所にもうすぐやってくるという話もした。
そして僕ら家族と同じように、絵が届くのを楽しみに待ってくれている人達がいる。本当によかったと思う。

あの日、違う場所に行っていたかもしれなかった。
その事を妻とよく話をする。
素晴らしい偶然に驚き、感謝している。

ゆらゆら帯(昨日の報道ステーション)

2006-04-18 21:49:00 | 出来事
昨日「報道ステーション」を観ていたら、なんとこの東紀州地域、しかも地元の銚子川を特集でやっていた。すぐ近くにある川だ。リポーターの松岡修造が絶賛していたその川の透明度や、美しさは誰もが認めるところだ。

そしてその河口付近に存在する「ゆらゆら帯」を水中カメラは捕らえていた。それはちょうどシロップのような感じで、海水と淡水の間に存在する。当地方でもこのゆらゆら帯を観るイベントが人気だ。どんな川にも存在するらしいのだが、よほど川の水の透明度が高くないと見えないらしい。

そして驚いたのは、鮎がその海水と淡水、そしてゆらゆら帯を行き来しながら身体を慣らして海から川に上るという事実だ。テレビではその映像も流れていた。

素晴らしい川であることを全国ネットで放送してくれたテレビ朝日に感謝。
そして、そんな川のある町で生まれ育ったことに感謝。

亡くなるということ。

2006-04-17 21:27:51 | Weblog
小学生の頃、いつも夜になると、決まったように布団の中に謎が襲いかかってきた。
謎とは「死ぬこと」だ。

「人はどうして死んでしまうのに生まれてくるのだろう」

そんなことを毎日のように、夜寝床に就くと考えるのだ。
「死」を哲学するませた小学生か、いやただ死ぬことが怖い怖がり屋だっただけである。

その頃、「死」が身近にあった。年老いた親戚のばあちゃんの棺の中の顔を今でも思い出せる。
顔の周りを菊できれいに飾ってもらっていたばあちゃん。
こどもにとってそれはショッキングな光景だったし、もう会えないという悲しみがこんなに深いものだと知らされた。
「命はひとつしかない」あの頃の大人たちは、葬式でそれをこどもに教えていた。

今日、また見慣れた顔の周りを沢山の花が飾った。

さくら

2006-04-15 11:14:39 | 出来事
昨日ブログに書いた本を読み終えた。
本のタイトルは「さくら」。
書店でこの本を見つけ、手にすると赤い帯が巻かれており、
そこには、
「この本はほんとうに人を幸せにしてしまう力をもっている。」
「ただの感動じゃないらしい。」
「本を読んで、今付き合っている人とすぐにでも結婚したくなりました。」
などなど、賞賛の嵐が書かれており、購入した。

2日間で読み終えた感想はと言うと、なんかほんわかとしたリズムの中に、刃物のようなアクセントがあったりして、読者を飽きさせない本ではあるが、ただなんとなく感情移入できないというか、不思議な本だ。キャラクターが少し変わっているというだけでは済まされない何か独特な違和感が残るのはなぜだろう。

作者はただ、純粋な愛というものを書きたかったのかもしれない。
その愛に苦悩し葛藤する家族。そして、それを見守る「さくら」。
この「さくら」という犬がいい。
犬のしぐさの描写とかが上手で、本を見ているうち犬を飼いたくなる。
作者自身が飼っている犬がモデルらしいが、間違いなく「さくら」が助演女優賞だ。


読書中。

2006-04-14 14:43:42 | 言の葉
実は昨日からまた本を読み始めた。
この前の日曜日に買った2冊のうちの1冊だ。

2/3くらいは読んだろうか、今夜で読み終えるだろう。
読み終えたら明日感想を書きたいと思う。
ほんわかとした小説だ。テンポもいいのでスッと読める感じ。

その本の中に、こんな夏の表現があった。
「雷をたくさんかかえた入道雲が空にあぐらをかく頃」
…なんか気に入った。

それにしても今年はよく本を読む。今まで生きてきた中で、最高の年間読書数であることは間違いない。
いかに今まで本を読んでいなかったかだ。(笑)

よし、今夜の「探偵ナイトスクープ」までには読破だ。

「たけ」さんの絵(2)

2006-04-13 09:32:58 | 出来事
昨日「たけ」さんの絵について書かせてもらったが、たけさん本人が自分のブログでその日の事を書いていた。写真も載せているのであの時間が甦り、なぜか懐かしく感じる。たった3日前の事なのに…。
私達が行った時も、女の人がたけさんと筆談しながら泣いていた。すごくあたたかい空気がその広場には流れていた。

たけさん、今度はぜひ三重県の南の方へも来てください。

「たけ」さんの絵

2006-04-12 11:21:21 | 出来事
先日、生まれて初めて絵画を買った。
作者は「たけ」。
2001年10月に突然脳梗塞で倒れ、右手の麻痺、聴覚障害、そして言葉さえも失った。
ミュージシャンを目指すヴォーカルでギタリストの彼は、命ともいえるその大事なものを奪われたのである。
「死んだ方がまし」と絶望の淵をさまよい続けた日々。
しかし彼は復活する。残った左手で絵と詩を書いた。

イベント会場で、彼は絵や言葉を描いたり、ポストカードの販売、そして絵を展示していた。
その中で、一面に広がるひまわりの上にありがとうと書かれた絵が目に飛び込んできた。
なんとも言えぬやさしさと、暖かさを持つその絵は、たくさんの人達の足を止め、そして感動させていた。
その一人である僕も、見とれてしまい、欲しくてたまらなくなった。
「なんとか事務所にこの絵を飾ってお客様を迎えたい」と強く思い、スタッフの方に声を掛けさせてもらった。
サイズが少し大きすぎて、事務所には不釣合いなので1/2サイズでお願いさせてもらったところ、快く引き受けてくださった。

注文を受けてから描きあげるので、完成するのは2ヶ月後くらいだそうだ。
あのひまわりが当事務所に咲くのは6月初旬。非常に楽しみだ。
たけさん、素晴らしい時間をありがとう。

山の上の幼稚園

2006-04-11 17:21:37 | 出来事
今日は朝から雨が激しく降り続いている。車の乗り降りも大変だ。

そんな中、午前中は山の上にある幼稚園に行った。右へ左へと曲がる階段を上がるのはなかなかしんどいが、園児達は毎日ここを上ったり降りたりしている。大したものだ。

園の庭から見下ろすと、緑と緑の中に現われる海の青もまたいい。
こういうところで育つ子供たちには素敵な大人になってもらいたい。そしてこの素晴らしい環境で育ったことを誇りにしてほしいものだ。