車よりケータイ？

今日の日経新聞によると、若者の新車購入の減少が著しいという。

若者は何にお金を使っているのか。総務庁の家計支出調査によると、世帯主が29歳以下の家庭では自動車に充てる年間費用（維持費含まず）は平均10万4千円。対して携帯電話の通信費が11万8千円と上回っている。子供が高校生の年齢に達する40代での世帯でも逆転現象が起きているという。

通信費が自動車に充てる年間費用を上回るなんて、20年前では考えられないことだ。誰が予想しただろうか。

若い人達に聞くと月2万円～3万円くらいはケータイ代に消えていくという話を時々耳にする。すごい時代になったものだ。確かに通信費が収入の1割2割を占めてくると痛いだろう。そして簡単に消費者金融に走る若者が多いというのも頷ける。

便利な世の中になったということは、何もしなくても、何も知らなくても社会に対応していける怖い時代になった。とも言えるのかも知れない。