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言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

会食

2008-05-12 22:17:23 | 言の葉
先ほど帰ったところ。

今日は地元じゃちょいと名の知れた(笑)パワフルな方に誘われて食事をさせていただいた。
3時間半ほどの時間、熱弁が途切れることは無かった。
実績も伴っているのでそのひと言ひと言が重く力強い。

いろいろと勉強させていただいたが、中でも印象に残った言の葉、

「私は人の悪口は言わない。人を指導する立場の人間が、人の悪口を言ってはいけない」

酒の席での何気ないひと言だったが、なぜかとても響いた。
この事を言う前後の話が、この言の葉を余計に引き立たせたのだが、それはさすがに書けないし…(笑)

とにかくいい夕食となった。
新しい出会いもまた増えそうである。

「鱧よりも、味があるのは、心意気」

料理に鱧(はも)が出て、美味しくいただいた。
でも今日の一番のご馳走は彼の熱弁か(笑)。

還すということ

2008-04-28 19:59:43 | 言の葉
夕方、お客様でもあるご夫婦のところへお邪魔した。

「久しぶりやなあ」と笑顔で迎えてくれた後、いつものように仕事の話に花が咲く。

「何か考えないと」
「どうやれば差別化できるのだろう」
「どうすればお客様が喜んでくれるのだろう」

と、夫婦で口に出てくるのはプラス思考のことばかり。

そして興味深い話を教えていただいた。
内装屋さんから聞いたと言う話らしいのだが、

「お客様に還すこと」

これが大事だと言うのだ。

「お客様に還す」?

つまり、飲食店で言えば汚れてきたテーブルや椅子、そして壁などに投資して、常に快適な環境をお客様に提供することが出来るか出来ないかでその店の真価は問われると言うのだ。
例として、地元のある店の事を言っておられたが、確かに頻繁に模様替えをしていて、いつも駐車場には車が一杯の繁盛店だ。なるほど。
言ったのが内装屋さんなのがご愛嬌(笑)だが、本当にそう思う。どんな仕事にも言えることである。

「すべてはお客様の為に」

言うは易いが、なかなか難しい。
かと言ってお客様に還元しすぎて店が潰れたのでは元も子もない。
要はWinWin(店も客も勝者)でなければならない。

投資をして利益を上げる。そして利益から投資と、その循環こそが事業の根幹である。

いやあ、毎度のことだがあそこに行くと勉強になるなあ。

「繁盛店、共通点は、客目線」

思い出した言葉

2008-04-23 21:04:09 | 言の葉
今日は仕事で熊野の向こう(なんというアバウトさ)まで出かけた。

道中、寄るところがあったので輪内廻り(地域的な表現ですみません)で走行。
海沿いを走る曲がりくねった道は、いつものように車も少なく、窓を少し開けて走ると曇り空ではあったが初夏の匂いがした。
一応の準備とD70を積んではみたものの結局出番はなし。時間的に余裕もあったのでいい被写体があればと期待してたのだが、まああったとしても見逃すのが素人カメラマンの愛嬌である。(笑)

鼻歌を歌いながらハンドルを右に左にクネクネ走っていると、ふと道路の脇に目が行った。
駐車スペースというか、休憩スペースというか、一箇所車が2台ほど停められる場所がある。
ここは以前…。

そう、まだこの仕事を始めたころ、ヘコんだことがあって車を停めてため息をついた場所。
どんな出来事だったのかは忘れたが、不安でいたたまれなかった記憶がある。

そして、鞄から手帳を取り出し、1ページ目に大きく筆ペンで書いてある文字を見つめた。

「ほらみたか、やっぱり無理だ、お前には」

なにくそっ

いつもこの言葉に奮起していたことを思い出した。
自分自身で考え書いた言葉だったが、あの頃の私にはこの言葉が必要だった。
そう言えばあの手帳も水害で無くなってしまった。今更気付いた。

というわけで今日の五七五と相成りました。

休眠打破

2008-03-30 15:39:52 | 言の葉
昨日とは打って変ってどんよりと曇り空。

時折雨を散らすものの、本降りとはいかず開花間近の桜に気を遣っているような空模様だ。
ところで桜前線、今年は異変が起きているらしい。

関東地方では花見のピークを迎えたが、南九州の開花が遅れたり、東日本と西日本の逆転現象が起きているという。

以下このニュースより抜粋

開花が東と西で逆転した理由は、1年を通して温暖だからといって必ずしも早咲きになるとは限らない桜の特性にある。開花に不可欠なのは、冬の寒さとその後の気温上昇。桜の成長は秋になると止まり、冬季の一定期間、5度前後の気温にさらされると眠りから目覚める「休眠打破」という現象が起こる。春に向かう季節に気温が上昇するほど、開花が促される仕組みだ。

抜粋終わり

なるほど「休眠打破」ね。いい言葉である。
やっぱり寒く厳しい冬があってこそ開花のメカニズムが作動するのである。厳しい寒さはいわばバネを縮める状態か。

そうして桜は誇らしげに花開く。

「満開に必要なのは試練かな」

お言葉に甘えて…

2008-03-08 19:29:40 | 言の葉
本日の日経プラス、実践マナー塾より。

「ひと言の魔法」

社会人一年生の頃、先輩上司がおごってくれた際に、「いえ、私も出します」と押し問答の末、結局支払ってもらって、「すみません」としか言えなかった方が、
「それではお言葉に甘えてごちそうになります。ありがとうございます」が言えるようになり、とても楽になったと書いている。

恐縮と感謝の気持ちを兼ね備えた言葉、このひと言で上手に伝わるので、「すみません」だけより、おごる方も気分がいいにちがいないと書いてある。納得。
相手の方の好意である「言葉」に甘える。謙虚に、でもうれしく受け取る言葉だと言う。

「甘えても、感謝の気持ち、伝えられ」

死語の世界

2008-02-23 17:47:02 | 言の葉
今日の日経プラス1より。

暮らしサプライズの紙面に、「『死語の世界』の奥深さ」と言う興味深い特集を見つけた。
あなたは次の言葉を知っていますか。「社会の窓」「VSOP」…
と記事は始まる。

死後の死語は、「いま使ったらどのくらい恥ずかしい思いをするのか程度も、重要な基準」とある。

「フィーバー」「ナウい」「ヤング」…

おお、確かに死語に即認定できそうだ。
流行語大賞がその言葉の寿命を速めている指摘も頷ける。大々的に報道され、すぐに年が明けると、前年の言葉として強烈に記憶されせいか、使うと恥ずかしい気分になるという分析は尤もだ。

一方で「何が語源か明確ではない、自然発生的な言葉は割と息が長い」と書いている。
例えば「ダサイ」という言葉は、「田舎者(いなかもの)」の「田舎」を誰かが「ダシャ」と読み、それがダサイに形容詞化としたと綴っている。

「死語になりそうな言葉は、最初から"死相"が出ている」そうである。

でも「そんなの関係ねえ」

「流行語、覚えた時はすでに死語」

アイデアは…

2008-02-21 20:50:20 | 言の葉
昨日の会議、勇んで行ったものの、当日になってのキャンセルが相次ぎ、結局数名でのスタートとなった。

でもいい、もともと少数精鋭での企画である。肌理の細かい議論が出来るというもんだ。
果たしてその通りとなった。大変勉強になった。面白いアイデアやヒントが次々と生まれ、全員(少数)で盛り上がった。

それぞれの立場からの着眼点も面白く、いろいろな事例を踏まえながら、今後の活動に役立つ情報に価値があった。
また、私の仕事へも貴重なアドバイスを頂いてありがたかった。自分の姿は鏡でもない限り見えないものだ。納得。
最近の会議の中では一番の出来だ。ぜひこれからも続けていけたらと思う。

昨日のキーワード。(勝手)

「使った時間が、相手に見えること」

これだけ見てもなんのこっちゃって感じだが…。(笑)
みんな、いろいろ考えている。いろいろなアイデアがある。この辺鄙な町も捨てたもんじゃない。

「アイデアは、バーゲンセールしたいほど」

そんなことが言えるといいなと思いながら書いたが、現実にこんな事を言っていた人がいたことを思い出した。
天才漫画家。手塚治虫氏である。

笑い声は

2008-02-15 17:38:53 | 言の葉
当事務所の近くに学校があり、昼休みや体育の時間になると子ども達の声が響いてくる。

機械の音と違って人の声、それも子どもたちの声は騒音にはならない。そんな感じのことを言ったら、当社のパートさんが「笑い声なら尚更ですね」と言った。
うーん、その通りである。その時点で、今日のブログネタは決まったと笑った。彼女いわく、自宅でも我が子に「ブツブツ文句を言う声は騒音だけど、あなたの笑う声はお母さん大好き」と話しているという。
家内も、同じようなことを小さい頃から娘に言っている。
家族にとって笑顔や笑い声は、幸せの象徴なのかもしれない。

笑顔を見たり、笑い声を聞くと、人は幸せになる。

「笑顔待つ、家路を急ぐ週の末」

ガンバレ、すべての働く父たちよ。
オレも。

片付けの手も止まり…

2008-02-09 21:54:47 | 言の葉
「人一倍」の一倍ってことは同じじゃないの?

もう随分前になるが、このブログでこんな疑問を紹介したことがある。

今日、たまたま本の整理をしていたところ、永六輔さんの「言っていいこと悪いこと」という文庫本を見つけパラパラと捲っていたら、その答えを見つけた。
本ではこう書かれている。

以下本より抜粋

実はこの場合の「一倍」は、1×1のような数学的な意味じゃない。
日本語では、人一倍は独特の単語として扱われていて、二倍の古い言い方。
人一倍って、人の二倍努力をすることなんです。

抜粋終わり

なるほど、そういうことなのですね。
不思議な言い回しなので気になっていた。日本語って面白い。

そしてさらにこんな件(くだり)も。

以下本より抜粋

「四の五の言うな」は、なぜ4と5なのか。
実は日本語の場合、めんどうでわずらわしいことをあらわす言葉って、4文字と5文字が多いんです。
うるさい、さわがしい、やかましい、だらしない…。

それでいろいろ文句を言う時、言葉の代わりに数字の4と5を入れたんです。

抜粋終わり

へえー。と思わず唸る。
こんな解説がいろいろ書かれていて、片付けるのを忘れて読んでしまった。
いつ読んだ本だったのか忘れたが、確かに読んだ本なのだろう。
断片的に憶えている箇所はあったものの、ほとんど新鮮な情報だった。(笑)
年々「記憶」というものが役に立たなくなっていく。

「記憶より記録とよくぞ言ったもの」

辞退

2008-02-06 18:22:32 | 言の葉
「ゲームの恐ろしいところは、いくらでも多くの時間を注ぎ込めることだ」

大ヒットゲーム、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の監修を務めた川島隆太教授の言葉である。

このゲームのヒットにより、川島教授は12億円を受け取る権利があるにもかかわらず、それを辞退したという。
当然家族から非難を受けたそうだが、「金が欲しいなら、働け」と、返す言葉もかっこいいではないか。
同世代である私もなんだか誇りに思える。いや、私なら絶対断らないが…。

「ゲームをすること自体が悪いとは思わない。問題なのは、ゲームをすることで子供たちが、勉強や家族との会話といった大切なことをできなくなってしまうことだ」

これには同感である。今やこどもがゲームやメールに費やす時間は1日の何割くらいなんだろう。おそらくかなりの時間を占めているはずである。なんだか最近は忙しいなあ、大人も子どもも…。

「友達と集まり、各自ゲームする」

最近は友達の家に集まっても、それぞれが持ってきたゲームを続けるという光景も珍しくないようだ。つまり自宅でも友達宅でもやっていることは同じ。会話もないという。すごい時代になってきた。