満月通信

「満月(バドル)」とは「美しくて目立つこと」心(カリブ)も美しくなるような交流の場になるといいですね。

吟味すること

2005-07-06 | ハディース&子どものための物語
بسم الله الرحملن الرحيم

السلام عليكم

アブー・フライラー(رضى الله عنه)によるとアッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلم)は次のように言われました。

كَفَى بِالْمَرْءِ أَنْ يُحَدِّثَ مَا سَمِعَ


ー「聞いたことを全て伝える者はそれだけで十分な過ちを犯したことになる。」
(アブー・ダーウード、イブン・ヒッバーン、アル=ハキームの伝承による。サヒーフ)

1.ハディースやフィクフのルールやその類など宗教やシャリーアやに関することが伝えられたとき、注意深くチェックすることです。

出版されているハディースを読み直したり、イスラーム学を学んでいる・学んだ人に教えを請いたりします。学んでいる人だって過ちを犯すことがありますので、やはり回答を得ても吟味する必要があります。

2.誰からある人物について悪評を聞いたり、ある者の口から悪い言葉が出たと聞いたときは、急いでそれを他の者に伝えたり、噂に尾鰭をつけたりせずに、それを正し、慎重に真実であるか正確であるかを吟味します。慎重さが、誤った動きや流れを抑制し、正しき道へと導いてくれるでしょう。

本来なら、同胞の悪口を聞いた場合、もしくは複雑なことになりそうな内容の言葉は、誰にも言わないことです。仲裁に立てるほど、双方との信頼関係がある場合は別にして、「話を広げる」ためだけに、誰かに伝えることは、共同体を腐敗させることに付与している惧れがあると思い、己の言動を慎みます。

これは「満月通信」の管理者も自身への「訓戒」と思って、常に心に留めておかなけらばならないと思います。

正しき道を歩めるように、良き指導者に巡り遭えるように、アッラーからの更なる導きを願います。

アッラーのご加護と祝福がありますように
و السلام