こばなし

日々のよしなしごと

サクラサク彼女 GAUCHE

2006年02月12日 | 音楽
彼女は何時でも笑っていたんです
本当は何にも可笑しく無いのに
彼女は待っていた
「サクラサク」時を

彼女は時々恋してみたんです
だって友達はみんなしているし・・・
彼女は望んでいた
「サクラサク」夢を

「流行の歌やドラマ、ゴミの様な気がする
私の見たい物は、違うような気がする」

強さを増した風から 微かな、懐かしい、甘い匂いがする
重たく伸ばしていた前髪、空に跳ね上がる
視界に飛び込んだのは 小さく、綺麗な花びら
「今さら気付くなんて・・・」
呟いた彼女は
笑っていたんです

長島弘佳



「彼女」の気持ちが、少しわかる。
誰かといるときは、なるべく笑顔でいたいと思う。
好きな人たちとなら、いつだって笑顔でいられる。
でも大勢の人の中に、よく知らない人の中にいると、
すごく疲れる。きっと笑顔もひきつっている。
器用にどんな人とも仲良くなれる人を、うらやむときもあるけど、
でもやっぱり今の自分が好きだと思う。

「強さを増した風から…」でサビが始まると、
頭の中にその光景がまざまざと浮かぶ。
風が吹いて、前髪が跳ね上がって、花びらが見えて、
そこには大きな桜の木がある。
春の心地よい風と、桜吹雪。
しあわせで、笑ってしまう。

もうすぐこの曲をたくさん聴ける季節がやってくる。
寒いのは嫌いだけれど、春を待つ喜びがある。
わたしの愛してやまない夏も、きっとすぐそこだ。

写真:滝桜(国の天然記念物) ふくしま教育情報データベース
今年はこういう樹齢うん百年の桜を見に行きたい