こばなし

日々のよしなしごと

結論といたしまして

2007年05月06日 | こばなし
ええ、あれだけ、決意して挑んだことだったんですが、
やっぱりわたくし、無理でした…。

ものすごく気が重かったけど、
なんとか決別の意志を伝え、泣きながら帰ってきた。
帰ってきてから何もする気がしなくて、涙も止まらなくて。
いい加減泣くのにも疲れてきて、どうしたら悲しくなくなるか考えた。
そうしたら、辛くても想っているのが一番楽だということに気づいてしまった。
何が辛いって、「好きなのに諦めなきゃいけない」というのが一番辛かったのだ。
思わず笑ってしまった。
わたしはなんて馬鹿なんだ。
嫌いになんてなってないし、今でも好き。
他に好きな人がいるわけでもなし、なぜ今諦めなきゃいけないんだろう。
これからも好きでいようと考え直したら、元気まで出てきた。
自分のために彼を想うのなんてやめようとしてたけど、
自分の気持ちに嘘をつくのは、結局心にも体にも良くないのに。

「嫌われるのは慣れてるから」

彼は確実に傷ついただろう。
自業自得だけど、わたしは彼の、そういう不器用なところも、結局好きなのだ。
人付き合いが下手で、要領が悪くて、全部をうまくやるなんてできない。
だからわたしのことを好きでも、ほったらかし。
そんなこと全部わかってたけど、
でもわたしも限界だった。

次に会った時に、
「本当にすみません、この間のアレ、なし!」
明るく謝ったら、
「ありがとう、想わせて頂きます」
彼は驚きながら笑ってそう言ってくれて、本当は嬉しかったけど、
「想うだけじゃね…」
と皮肉を言ってしまった。
最初に目が合ったときはよそよそしかった視線が、
わたしが謝ってから、とても暖かくなった。
それがとても嬉しかった。

でも怒らなかったのは、やっぱり自分の非を認めてるんだろうな。

これからも好きでいるために、
思ってること、ムカついてること、呆れてること全部言ってやった。
そしてもう、頑張るのはやめることにした。
期待するのもやめる。

彼の姿勢が変わらない限り、わたしの本当の望みは叶わない。
だから他の男の人にも目を向ける。
彼より素敵な人が現れたら、わたしはその人のところへ行く。
このまま老いさらばえるのはごめんだもの。
わたしたちの関係が少しでも向上するのが早いか、
素敵な人が現れるのが早いか。
わたしにとってはどっちが幸せなのか、自分でもわからないな。
なんでこんなに好きなのかも、わからないし。

そう決めてはいるのに、わたしはなぜか今、
すっかり初心に返ってしまっていて、
彼のことがすごく好きだ。
言うだけ言ったら、スッキリしたせいかな。

「不思議な関係」
友だちに言われた。
自分でもそう思う。
一般的には、きっと成立しない関係。
それでもわたしたちは、想い合っている。

わたしって意外と、教祖とか向いてるかも。
無償の愛?