ええ、あれだけ、決意して挑んだことだったんですが、
やっぱりわたくし、無理でした…。
ものすごく気が重かったけど、
なんとか決別の意志を伝え、泣きながら帰ってきた。
帰ってきてから何もする気がしなくて、涙も止まらなくて。
いい加減泣くのにも疲れてきて、どうしたら悲しくなくなるか考えた。
そうしたら、辛くても想っているのが一番楽だということに気づいてしまった。
何が辛いって、「好きなのに諦めなきゃいけない」というのが一番辛かったのだ。
思わず笑ってしまった。
わたしはなんて馬鹿なんだ。
嫌いになんてなってないし、今でも好き。
他に好きな人がいるわけでもなし、なぜ今諦めなきゃいけないんだろう。
これからも好きでいようと考え直したら、元気まで出てきた。
自分のために彼を想うのなんてやめようとしてたけど、
自分の気持ちに嘘をつくのは、結局心にも体にも良くないのに。
「嫌われるのは慣れてるから」
彼は確実に傷ついただろう。
自業自得だけど、わたしは彼の、そういう不器用なところも、結局好きなのだ。
人付き合いが下手で、要領が悪くて、全部をうまくやるなんてできない。
だからわたしのことを好きでも、ほったらかし。
そんなこと全部わかってたけど、
でもわたしも限界だった。
次に会った時に、
「本当にすみません、この間のアレ、なし!」
明るく謝ったら、
「ありがとう、想わせて頂きます」
彼は驚きながら笑ってそう言ってくれて、本当は嬉しかったけど、
「想うだけじゃね…」
と皮肉を言ってしまった。
最初に目が合ったときはよそよそしかった視線が、
わたしが謝ってから、とても暖かくなった。
それがとても嬉しかった。
でも怒らなかったのは、やっぱり自分の非を認めてるんだろうな。
これからも好きでいるために、
思ってること、ムカついてること、呆れてること全部言ってやった。
そしてもう、頑張るのはやめることにした。
期待するのもやめる。
彼の姿勢が変わらない限り、わたしの本当の望みは叶わない。
だから他の男の人にも目を向ける。
彼より素敵な人が現れたら、わたしはその人のところへ行く。
このまま老いさらばえるのはごめんだもの。
わたしたちの関係が少しでも向上するのが早いか、
素敵な人が現れるのが早いか。
わたしにとってはどっちが幸せなのか、自分でもわからないな。
なんでこんなに好きなのかも、わからないし。
そう決めてはいるのに、わたしはなぜか今、
すっかり初心に返ってしまっていて、
彼のことがすごく好きだ。
言うだけ言ったら、スッキリしたせいかな。
「不思議な関係」
友だちに言われた。
自分でもそう思う。
一般的には、きっと成立しない関係。
それでもわたしたちは、想い合っている。
わたしって意外と、教祖とか向いてるかも。
無償の愛?
やっぱりわたくし、無理でした…。
ものすごく気が重かったけど、
なんとか決別の意志を伝え、泣きながら帰ってきた。
帰ってきてから何もする気がしなくて、涙も止まらなくて。
いい加減泣くのにも疲れてきて、どうしたら悲しくなくなるか考えた。
そうしたら、辛くても想っているのが一番楽だということに気づいてしまった。
何が辛いって、「好きなのに諦めなきゃいけない」というのが一番辛かったのだ。
思わず笑ってしまった。
わたしはなんて馬鹿なんだ。
嫌いになんてなってないし、今でも好き。
他に好きな人がいるわけでもなし、なぜ今諦めなきゃいけないんだろう。
これからも好きでいようと考え直したら、元気まで出てきた。
自分のために彼を想うのなんてやめようとしてたけど、
自分の気持ちに嘘をつくのは、結局心にも体にも良くないのに。
「嫌われるのは慣れてるから」
彼は確実に傷ついただろう。
自業自得だけど、わたしは彼の、そういう不器用なところも、結局好きなのだ。
人付き合いが下手で、要領が悪くて、全部をうまくやるなんてできない。
だからわたしのことを好きでも、ほったらかし。
そんなこと全部わかってたけど、
でもわたしも限界だった。
次に会った時に、
「本当にすみません、この間のアレ、なし!」
明るく謝ったら、
「ありがとう、想わせて頂きます」
彼は驚きながら笑ってそう言ってくれて、本当は嬉しかったけど、
「想うだけじゃね…」
と皮肉を言ってしまった。
最初に目が合ったときはよそよそしかった視線が、
わたしが謝ってから、とても暖かくなった。
それがとても嬉しかった。
でも怒らなかったのは、やっぱり自分の非を認めてるんだろうな。
これからも好きでいるために、
思ってること、ムカついてること、呆れてること全部言ってやった。
そしてもう、頑張るのはやめることにした。
期待するのもやめる。
彼の姿勢が変わらない限り、わたしの本当の望みは叶わない。
だから他の男の人にも目を向ける。
彼より素敵な人が現れたら、わたしはその人のところへ行く。
このまま老いさらばえるのはごめんだもの。
わたしたちの関係が少しでも向上するのが早いか、
素敵な人が現れるのが早いか。
わたしにとってはどっちが幸せなのか、自分でもわからないな。
なんでこんなに好きなのかも、わからないし。
そう決めてはいるのに、わたしはなぜか今、
すっかり初心に返ってしまっていて、
彼のことがすごく好きだ。
言うだけ言ったら、スッキリしたせいかな。
「不思議な関係」
友だちに言われた。
自分でもそう思う。
一般的には、きっと成立しない関係。
それでもわたしたちは、想い合っている。
わたしって意外と、教祖とか向いてるかも。
無償の愛?