こばなし

日々のよしなしごと

山田かまち

2008年07月22日 | 山田かまち
かまち、おまえは、
人に好かれるか好かれないかということで
生きているのではなかったはずだ。
おまえは、
生きる。ただ、自分の生き方を貫く、それ
ひとつだけのために。
おまえは裸、
たったそれだけ、おまえの心しか
この世にはない。
おまえの生き方をつらぬく。
消えるまで、生命が消えるまで
全ての力を出しきって、生ききる。
それがおまえの生き方だ。
おまえの生き方をつらぬけ、
それは意地ではない。
美しさだ。
今までは人の言うことを聞きすぎた。
みじめな気持ちになり、
仲間が欲しくなり、
ろくでもないやつを
仲間だと思いこむ。
そこからおまえがくずれてゆく。

かまち、
おまえは自分をもっと大切にしろ。
激しく美しく生きろ。
みせかけや、その時のいくじなしなみじめ
さは、軽く、安いものだ。
激しい美しさ、真の叫びこそが美しい。
くだらん連中に妥協するな、
おまえにはおまえがある。
人のことは考えず、
自分の生き方をつらぬけ、
輝く激しさだけを信じろ。
今を信じろ。
自分を信じろ。
ただその燃える一本の生命を信じろ、
おまえは美しい。
それは誰が何と言おうと、
変わることのない偉大な真実だ。
人に悲しまされるな。物事に悲しまされるな。
おまえは生きることを生きろ。
おまえは再びおまえをつかめ。
おまえは眠っていた。
それをゆり起こして、
さあ、再びおまえを生きるんだ。
再びおまえを!
妥協は敵だ。
おまえはおまえしかないのだ。
おまえがおまえでなくてどうする?!!?
おまえは生きることを生きろ、
昔を思い出せ!


1977.7.29
山田かまち








あたしやっぱり
山田かまち好きだ
すごく好きだ

山田かまちのノート

2006年04月13日 | 山田かまち
夜暗

町は すこしずつ夜になってゆく、
すべての悲しみ
苦しみも、  忘れてゆくように……

ぼくは町への道をとざさなければならず、
暗さに身をひたらせて
物を考えこむことも、 できない……

すてきな出会いは、
夜にあると思うのに……
すべてを夜は、 禁止してしまい、
そこには 余地は
ないのだ。

おお夜の歌よ
夢よ、
ぼくは夜の秘密が見たいのだ。
夜のカーテンをそっと開けば……、
そこに無限の光が
星をもしのいでまたたきつらなっているかもしれない。

または夜のへや……
そこには何が待っているのだろう、……
深いねむり?……
そうではない。そこに新しい生命
新しい夜明けのような、つぶやきが列になって、
何かを、
しているかもしれないのだ。

(76・5)



嗚呼、夜が好きだ!!

絵:**ヨウコソ ウチヘ**

山田かまちのノート

2006年01月16日 | 山田かまち
1976・5・9

わたしの、これからの、生涯を語るとしたら、
それは、みじめで、悲しいもの。……
あゝ、運命の女神よ、幸運をもたらしたまえ。
あゝ、偉大なる神々よ、わたしを助けたまえ。

知らぬ間に、天は晴れ、涙はかわいている。
大地は清く、水は川になって流れている。

おゝ、自然よ、わたしの住める大なる土地よ、
あなた方はすばらしい。すてきに美しい。

わたしは誓います。この母なる神々に報いる
ことを。神々にお仕えする身までたえて!



神さまを信じている。

「誰かひとりでも信じる人がいるなら、それは『いる』ということだ」
そういう言い方をしたら、
「それは日本人にしか通用しない考えだ」と先生に言われた。
イスラームやキリシタンの人にとって、神様がいないなど考えられないことだ。
「うまくは言えないけど、絶対に存在している」
インドネシア人の女の子も、そう断言した。
信じようが信じまいが、それは確実にいるのだと。
目からウロコだった。

「あなたが信じているのなら、そこははっきり『いる』と言い切りなさい」

目に見えないものは、間違いなく存在している。

絵:「七福神」七福神飴と干支飴 ナゴノ製菓
七福神飴かわいい…

山田かまちのノート

2005年12月29日 | 山田かまち
暗い世界から--

人は生きる
人は生きる どうしても
人は生きる
人は生きてしまう
この暗い世界の中
生きる
この暗い世界の中
生きる
求めて
生きる
生きてしまう
人はどうしても求める
生きる
この暗い世界の中でも  (76?5?1)



でもだからこそきっと
人は強くて
美しいのだと思える

もっときれいに
生きたくなる

写真:バイクに乗るデワとナタリー@Bali