Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

不自然な作業風景(日付変更&再アップ版)

2005年12月27日 | ギニア
2005年12月27日

今日はいよいよGreenCorridorにチューブを設置する最終日です。
GreenCorridorProjectの中心を担っている京都大学霊長類研究所も
写真を撮影する必要があるので、今日は現場立ち会いです。

これまで僕も現場の写真を撮ってきたけど、女性がカメラを持っていると違うのか、
明らかに作業をしている人たちの態度が違う。
サービスし過ぎの感もありますが・・・
苗木1本植えるのに5人ががりとか・・・
妙にカメラ目線だとか・・・
基本的にこっちの人って写真撮られたいらしいのです。
別に写真がもらえるとは限らないけど、どうも写りたいのです
カメラを向けると、いや、持っていると「撮ってくれ」っていうのです。
おかげさまで、超不自然な作業風景の写真がいっぱい撮れたことだと思います・・・
ちなみに今日働いた人たちは14人。
それと僕と写真を撮りに来ていた人を入れて16人。
それだけの人数と、チューブ200セット載せて、現場まで走るんです、ランクル。
偉いよ、ランクル。
ちなみに、今日の夕食も牛田シェフ大活躍でした。
サバのショウガ醤油焼きと、アジの焼き魚、そして焼きビーフンでした。
文化的な食事でした・・・
(こっちの人って、料理下手なんだもん・・・

この日で基本的にはサバンナで必ずやらなきゃいけない仕事が終わる。
しかし、日程はまだまだ残っているので、
一体この先なにをすべきか、悩んだ日でもあります。
日本にいるときは、
「あんなこともしたい。こんなこともしたい」
といろいろ考えていたのですが、その通りに事が進むようなことはないですし・・・
実際、考えていた内容とは全く異なる仕事になったのです、ここまでが・・・
小学校の子供たちに木を植えてもらって、チューブを設置してもらって、云々。
という予定だったのですが、
小学校は冬休み
(暑いけど冬休みはあるらしいのです・・・)
もちろん、子供たちはちりぢりで各家庭で遊んだり、家の仕事を手伝ったりで、
みんなをあつめて木を植えて、チューブを設置して・・・
っていうのは無理な話です。
そして、乾季にでも植栽して上手くいくのか?試験を設定する・・・
これもできず。
(これに関しては補植という形で数本は実施されたので良かったのですが、どの樹が補植されたものか、目印はなく・・・)
言葉が通じない国で、いちいち交渉しながら物事を進める。
しかも、ギニアという国、京都大学、会社という三者の共同作業で、事前に三者が集まって打ち合わせできるはずもなく・・・。
思うように事が運ぶこと自体、奇跡なのです。
そんなことで、予定を大幅に変更させられたのですが、それでもサバンナへの植栽に関われたことは誇りに思えることです。
一日も早く、立派な森になってくれればありがたいなぁ・・・


しばらくお休みします・・?

2005年12月27日 | ギニア
2005年12月24日
こちらではクリスマス イン サマーです・・・
ま、何とか生きています。
ところで、こちらの電力事情の悪さと、通信事情の悪さから、パソコンで日記を書くのを諦めました。

とのこと。
なかなか更新されないブログながら、のぞきにきてくれていた皆様、どうもありがとうございます。その内に通信環境も整うかと思っていましたが、なかなかのようです。
もしかしたら、年内はこれでブログ納めになるかもしれませんね。

それでは 来年もよろしく。佳いお年を・・・

ボッソウにおける研究者の一日

2005年12月27日 | ギニア
2005年12月18日
え~、今日はお目覚めからボッソウです。
しかし、基本的に今日する仕事はきちんと荷物が届いているかを確認するだけです。

日曜日だし、今日は選挙だし、お役所はお休みなのです。

そう、ここボッソウはお隣の国々と近いので、お役所に、
「来ています、こんな人間がこの辺をうろつきます」
ってことを届けでなきゃいけないのです。
しかし、今日はお休み。
村の中でウロウロ、研究所のなかでボーってしています

しかし、会話がフランス語と英語なのでついて行けない・・・

やっぱ、普段から外国語に接している生活しないとダメだわ、ほんと


凄まじい交通事情、そしてやっと到着

2005年12月27日 | ギニア
2005年12月17日
今日12月17日20時頃にボッソウにようやく到着しました。
コナクリから陸路でどのくらいの距離でしょうか・・・
おそらくは1000km以上です。
遠かった・・・
日本の道路事情と異なって、舗装がかなりひどい状況なので、
昨日も書いたように、途中で1泊挟んでいます。
それでもきつかった・・・

朝8時半に、クルマという人の家で朝食を頂き、
(コナクリ空港まで迎えに来てくれた人で、京大の研究に深く何某かで関わってる人物)
それから、ひたすらボッソウに向けて走り続けました。

はっきり言って、飽きてきます。初めてのアフリカでも、何時間も走り続けてい
ると・・・だって、そんなに代わり映えするものでもないですから・・・

ところで、今日はギニアの交通事情について少しお話しを・・・

ギニアでは、日本と違って左ハンドルの社会です。
つまり、右側通行ですね。
でも、日本と違って信号は一切なし。行ったモンがちです
昨日も書いたかも知れませんが、基本的に車には人々は近づいてきます
そして、制限速度は、村や町の中ではあるかも知れませんが、
あってないようなものです。
クラクションを鳴らしながら、
「うら今からそこに行くぜどけろ
ってな勢いでアクセルを踏みます。
舗装状態の良いところでは、村の中以外では100~120km/hで疾走です。
その脇を、普通に大勢の人々が頭に荷物を載せて歩いています。
アンビリーバブルでしょ
だって、日本で考えれば、高速道路の路側帯をぞろぞろ歩いているようなものです。
みたことないですよね
歩いてみようとも思わないでしょ
平気で歩いているのが、ギニア(アフリカ)人です。

そして、クラクションは鳴らしまくり。
ちょっとブラインドがあったら、プップー!!!!
人が見えたらプップー!!!!!!!
対向車が見えたらプップー!!!!!!!!!!
目の前に遅い車がいたら、パッシング+プップー!!!!!

日本でこんなことしたら、特に大阪でこんなことしたら刺されるか撃たれるかどっちかです・・・

そして、整備が悪い車が多いので、車幅を示すために、
対向車が来たら左指示器を出します。(日本の場合だったら右指示器ですね)
砂煙や、焼き畑の煙で視界があまり良くないので、片目だったり(片方のヘッドライトが切れていたり)すると車幅が解らすに正面衝突(オフセットもあり)の可能性があるので、指示器を出すようです。

そして、定員は完全無視
天井・トランクなど、乗れるスペースがあればとりあえず人は乗っています。
未舗装(グラベル)でも平気で車の後ろにしがみついている人はたくさんいます。
それも、軽く50km/h以上は出てる車に・・・
どのくらいの距離しがみついているんでしょうか、想像できません。
もちろん、車内はあふれんばかりに人が乗っているのです・・・

何分、大きな町と町との距離は結構離れています。
少なくとも3時間程度はかかるんじゃなかなぁ。
今日は、宿泊した町(町といえるかどうか・・・)から、昼食(食べたのは夕方の4時ですが・・・)を食べた町(これも田舎の町だな)まで軽く6時間以上。
その間、ずっと車にしがみついているわけです・・・

また、道ばたは直ちにブッシュです、草むらです(草丈は2m以上)。
その、道ばたから突然人が出てきたり、っていうのは日常茶飯事のようです。
どこの村からやって来たのか、それが不思議・・・

そして、ドライバーの根性が尋常じゃない。
舗装があれまくっているので、道路幅からはみ出しながら、左右一杯以上を使い
こなして走行しています。
対向車があっても、ぎりぎりまで
「ゆずれや、コラ!!!!
って勢いです。
「あぁ~、当たったな。」
って思うことは数知れず・・・

最後に、ボッソウが近づいたところなんて、完全グラベル(未舗装)。
日本の林道のようなものです。
そこを最速100km/hで走るんです。
頭がおかしいとしかいいようがない
日本の林道でもそんなにスピード出す勇気ありません。人気がないのに・・・
ここでは、人が道路脇を歩いているのは日常茶飯事なのに、全力疾走です。
まるで、パリダカやWRCの観客の目の前をラリーカーが疾走していくようなものです。
恐ろしいってなものではないです・・・

自分の運転のペースじゃぁ、今日もボッソウに到着することはできなかったと思
うけど、それにしても、ただ乗っているだけで、はっきり言ってかなりのストレス
普通の精神状態ではいられません。
人を轢いても仕方ないなぁ・・・ってなノリでないと、心臓はち切れます。

なんだか、日本と比べると、明らかに車が強い文化だし、人の命が軽いような気
がする交通事情です・・・

Adieu Conakry ! (コナクリよさらば!)

2005年12月27日 | ギニア
さらに本人からの原稿が届きました。
多少、話の順番が前後しますがご了承のほど・・・

2005年12月16日
今日は、いよいよ首都コナクリから離れることになりました。
飛行機で、っていう話もあったのですが、飛んでいるのか飛んでいないのか
よく分からないし、この前ナイジェリアかどっかで落ちたばっかりだし、ここ最近、4~5機は落ちてるので、
車で移動することになりました。
途中で1泊挟むことにはなるのですが、命には代えられませんからね・・

朝10時頃、コナクリから出発です。
今日までお世話になった、一応?霊長類研究所スタッフということになっている女性の方とはここでお別れ
この女性、お話を聞いていると、いわゆる「普通」からはかけ離れています。
大学は、ニューヨーク。
その後、ロンドンに行って、アメリカの研究所に戻って、
そして、パリにもいたって話してたような・・・
そして、セネガルだったかな~でサンクチュアリのボランティアに・・・
その後、博士課程を求めて、ボッソウへ。
(大体こんなモンだったと思います)

フランス語ペラペラの、度胸満点。
頼りになりました・・・
ほんと、お世話になりました。

で、今日は移動だけです。
ひたすら車に乗せてもらっているだけ。

車は、市街地の渋滞を抜けると基本的には、とばすとばす・・・=3=3
(市街地でも、信号というものがないので、完全に混雑しています・・・)

ただし、舗装がところどころはがれて穴が開いていたり、なぜか段差があったりするので、突然のスピードダウンなんかを強いられます。
また、突然集落が見えてきたりするので、もちろんスピードは落ちます。
車を見たら、人々がとる行動は、
まず、近づく
ですから・・・

それを確認した運転手は、クラクションを鳴らしながら加速です。
(日本の運転免許試験では、絶対にしてはいけないという行動をとるのがギニア流)
そうでもしないと、車の周りに人人人人・・・・・・ってことになっちゃいますから。
(日本人がこっちで運転しようなんて思ったら大間違いです。できません、少な
くとも僕は絶対にしたくない

車にごとごと揺られて、4時間くらい経って、ようやく休憩です。
その辺で、たき火の上に鉄板を載せて、何某かの肉とタマネギを炒めているもの
を昼食として食べました。

観光で来たとしたら、絶対に食べられませんよ
東南アジアでも、屋台では絶対に食べるなといわれたけど、そんなことはいってられません。食べるか食べないか、です。
でも、継続して食べるのは無理だな・・・

で、そこの町(村)では、そうやって屋台らしき店がたくさん出ているのですが
、その屋根(トタン屋根)の上には、
コンドル・・・

普通に、日本で鳩がいるようにコンドルがたくさんいるんです。
はぁ~・・・さすがサバンナだ。
そのコンドルの皮らしきものが肉を焼いていたトタン屋根の上に落ちていたのが
若干気にはなりましたが・・・
(この肉って、もしかして・・・???

とにかく、ちゃっちゃと済ませて、また走り出します。
もちろん、街灯というものがないので、太陽が沈む前に走っておかないとおっかないのでしょうね。
引き続いて、ガンガンとばします。
(集落周辺だけは、50キロ制限があるようですが、その他は・・・)

しかし、突然車が止まります。
パンクしたようです。
素早く、運転してくれているドライバーの人がタイヤ交換に取りかかります。
その間に、僕たち一行は写真の撮影と、体をのばしてリフレッシュ・・・

ガンガンとばすので、写真を撮れないし、窓から体の一部が出ていると危険なのでおとなしくしてる他なかったのです。
しかも、定員6名の車に7人載っているものだから明らかに窮屈です。
ちょうどいい休憩にはなりました

しかし、ギニアの人たちって目がいいのです、やっぱり。
パンクして車が止まっていると、遠くの方から徐々に人が近寄ってきます。
「あ、あそこで車が止まっているよ。暇だし行ってみようよ」
って感じです。コワイ・・・

それと、やっぱり焼き畑ってやってるんですよね。
車で走ってると、あっちこっちから煙が立ってるし、道ばたでバチバチ、パチパチいってるし・・・
ほんとに、道ばたで燃やしているのもあって、これはもうコワイです。
コントロ-ルできてんのかなぁ、あの火・・・
いまは、こっちは乾季だし、きちんと消さないとドンドン広がるよ?
いいのかなぁ・・・いいんだろうなぁ。きっとどうでも。

所々、森林らしきものはあるけど、道中ずっとサバンナみたいなものだもの。
ポツポツと木があって、あとは草。
(草といっても2~3mくらいの高さはあると思うけど・・・)

緑の回廊の現場もこんなのかなぁ、って思いながら時々気を失っていたのでした・・・