創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

【エッセイ】潜在能力

2018年11月09日 00時23分38秒 | エッセイ

 人には必ず潜在能力があるって言われると、今の自分はこんなんだけれども、もしかしてなどと、なんだか自分自身の可能性を感じて少し高揚するだろう。

 最近では潜在能力の事を横文字でポテンシャルなどとつかわれる機会が多い。

 聞こえ響きは良いけれども、潜在能力(ポテンシャル)の殆どは、あえてやらない事や、やったことが無い事の中にあるだけ。

 極論。もしかして女装したらびっくりする才能があるのかもしれない。
 もしかして誰かのモノマネをしたら上手にできるかもしれない。
 もしかして坊主にしたら似合うかもしれない。
 もしかして楽器を奏でたら巧者なのかもしれない。

 ただ興味がないし、やろうとも思わない。興味があっても、面倒でやらない事もあるし、怖くて踏み込めない事もある。金銭的事情でできないこともあったり、何かの障害(事情)があってできない事もある。

 人のポテンシャルは無限大だといえば聞こえは良い。でも何らかの理由で、自分からやらない事がただただ多いだけ。

 
 


何もない生き方

2018年11月01日 20時36分20秒 | ポエム


なんの目的や目標も

夢さえない

なんとなくの生き方は

苦しみと哀しみのクリームが

塗られたホールケーキだ


楽しみも喜びもない

レットイットビー


朝起きて

仕事をして

テレビを見たり

スマホゲームをして

寝る

それを繰り返す日々



もしも自伝を残すとしたならば

きっと作文用紙一枚程度だろう



江戸時代の庶民

戦国時代の民衆

縄文時代の民族

精神論できっと生きていない

何もない生き方を

つまらないと考える

贅沢さ

真実とは

2018年10月31日 20時02分57秒 | ポエム


真実とは

本当にあった事実

けれども

なんの疑いもなく

信じれる事

これも信実であり真実だ

目に見えるものは真実で

心に見えるものも真実だ


真実とは

そして虚実

若人へ

2018年08月29日 19時11分32秒 | ポエム

若人へ

生き急ぐ事なかれ

人生の軸は

15から20歳の狭間だ

早く大人になろうと

背伸びしたくなるだろう

けれども多くの成人が

もしも過去へ戻れるならば

少年から青年の狭間を選ぶ

若人へ

今を大事に生きて

きっと

この思いは伝わらないだろう

故に大人への入り口は

後悔の渦となる


始まりへの憧れ

2018年08月13日 00時07分02秒 | ポエム


無情に過ぎる時間

私の後ろに続く足跡は

沼地の泥に馴染み消え去った

私の両手は

空気しか掴めない

私の声は

ニュートンのリンゴ

ため息で

空をも覆えそうなほどだ

未来はこの先も在り続けてくれるだろう

けれども夕暮れで止まった時のような

浮力のない未来

始まりを知らないまま

この先も生きるのか


なんの為に生きているのか

2018年08月04日 22時51分16秒 | ポエム


なんの為に生きているのか

なんの為に生きているのかを

考える為に生きている

時々立ち止まって

後ろを振り返ったり

右往左往して

なんの為に生きているのかを

自問自答する時も

必要なのだきっと

軌道修正する為にも


静寂のシンフォニー

2018年07月09日 02時13分52秒 | ポエム

空があまりにも澄み渡りすぎて

私の心の淀みが

浮き立つ



夜の女帝が現れる前

至極の感嘆の橙と

暮れどきの青空

なんて澄んだ空なんだろうか



明るいうちに浮かぶ一点の真珠が

夜空に再びすがたを見せた時

離れた友に出逢うかのように

懐かしさを憶える



この空のような

心根でありたい





つま先を向ける方向

2018年06月07日 15時27分37秒 | ポエム


声にだしたら

遠く離れるだろう


秘めてるだけでは

振り向きもされないだろう


ジェスチャーだけでは

下手な誤解を産むだろう



知ることだ

もっと知ること

知るためには

観察をすればいい

第三者の目線で

自分の背中が見える位置で

観察をすればいい



それから

アクションを見極めればいい

蜘蛛の糸

2018年06月05日 02時45分53秒 | ポエム

鯛を釣りに来たのに

餌と時を削って

鰯を釣るように

目先の利を追う



登山に行って

頂上まで登れば

絶景と達成感を得られるのに

途中で満足して下山するように

忍耐に欠ける



諦め逃げた凡人は

成功者の握る

栄光を

羨み

足を引っ張る事ばかりする

人を貶めても

誰も得をしないのに


押し入れのぬいぐるみ

2018年06月04日 02時23分12秒 | ポエム

当たり前のように

いつもいた人は

もういない



子供時代にいつも近くにいた人も

つい最近まで近くにいた人も

もういない



この世にいるけど

二度と会えない人

この世にいなくて

二度と会えない人




一時間だけ一緒にいた人

一日、一週間、一月だけ一緒にいた人

10年以上一緒にいた人

もう会えない人

 

 

まるで私は

誰も遊ばなくなって

押し入れに閉じ込められたぬいぐるみ




今目の前にいる人は

いつまで

見える距離に

いるのだろうか


今日までの半生

2018年05月31日 20時45分13秒 | ポエム


今日までの半生

私はいったい何をしてきたのだろうか

願い続けた

夢の

欠片一つが今ようやく

指の先に触れているぐらいで

何もない



今日までの半生

本当に何をしてきたのだろうか

掌の上の素材を

今からでも

的確に組み立てていけば

完成図は理想に

近づいているのであろうか

決して大きく無謀な夢を

抱いていない

そんな夢は

どこかに置いてきた



今日までの半生を

無駄と嘆くのは

まだ焦燥だ

いくつになっても

まだ先があるのだ



割れない卵

2018年05月31日 00時34分18秒 | ポエム


少しずつ

少しずつ

雛鳥を孵化させる親鳥のように

温めてきたけれど

なかなか割れない卵

何も変わらない

何も生まれない

ただ時が過ぎるだけ

悠久な時が

大地の形を変えるように

永い時があれば

割れるだろうか

けれど

時は限りある

焦って

渾身の力で大きく振りかざしたら

空振りするか

粉砕してしまうだろう

もう少し見守ろうか





僻み

2018年05月13日 04時04分31秒 | ポエム

僻む人間は

己を知らない

自分の中にも必ず一つは

人から見て羨ましがられるような

物事があるのに

それに気づかずに

他人を羨む

浅ましく悍ましい

僻みの心は誰しも少しはある

口に出すか心に秘めるかの違い

口に出して何か

自分の為になるのだろうか

否なることは無い

他人を貶めるだけである

僻む暇を自己に向けて

有効につかえないものなのか

なぜの結末

2018年04月23日 22時44分03秒 | ポエム

なぜだろう

なぜだろう

なぜだろうが溢れてる

自分の行動も後悔ばかりが後に残る

深く考えもしないで

いきあたりばったりで

行動しているから

不思議に思うのだ

その場その場で考えているから

自分が制御できていないのだ

なぜだろうを解き明かせば

比較的単純な事が多い


巡り合わせ

2018年04月22日 23時33分51秒 | ポエム


なぜ今君に出逢ったのだろうか

しかも現在(いま)のこのタイミングで

産まれる前からの設計図なのだろうか

風と雲が衝突(ぶつ)かるような

偶発的なめぐり逢いなのだろうか

なぜ今なのだろう

なぜ今なのだろうか

過去でも未来でも良かったんじゃないの

今のこの巡り合わせには

きっと理由がある