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坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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映画:『チア・ダン』

2017-03-21 | 映画
気付くと両隣は女子高生で、見ていました。


ビジネスセミナ―で、勧められて、『目標に向かう』視点で見ました。
ここでは、インテリアコーディネーターの視点です。
やはり、登場人物のすまいが気になります。

日本の住宅事情の縮図のようで生活背景が見えます。

・バレリーナを目指す子の家
  和風の屋敷 玄関ホールの間口がとにかく広い。
  同級生に背を向け去っていく廊下は回転して踊れる幅、間口1間(一般の家の倍の広さ)以上あります。たぶん床材は欅・・・スクリーンでは檜よりは色があるように見えます。

・お父さんが裁判官で横浜から福井へ来た子(唯一のチアダンスの受賞経験者)の家
  同級生が訪ねてきたシーンで、通されたのは昭和の応接間のようです。少し前の洋館のイメージ。

・主人公ひかりの家 
  地方都市の一般的な住宅
  畳敷きの部屋で食事は座って食べる。 そばに仏壇がある。
  その部屋とキッチンはオープンでつながっている。
  訪ねてきた友人は縁側のある部屋でソファに座る。
  笑顔の原点は、このすまいで 親との関係から・・・と想像します。

・バイトしながら高校生活を送る子
  騒音がするアパートで、混沌とした生活を感じます。

・天海祐希さん演じる先生の住まい
  リビングにはソファがあり、続きにダイニングテーブル。
  カーテンは上飾りがついていてエレガント系。
  このカーテンスタイル?なぜ?

  ・ベンツに乗っている。
  ・アメリカを目指す
という人物設定から エレガントなものの選択なのでしょうか? 
このカーテンスタイルにした理由を映画の美術担当の方に聞いてみたいです。
見ごたえのある作品ですが、唯一 違和感がありました。
他の方の意見もありましたら・・・

ともあれ、大人も高校生も 感動し、心に何かが残る作品です!

*今の時代 天海祐希さん演じるセリフを生徒に言うと、パワハラになるのでご注意を!

(記載は記憶で書いています。DVDになったら、検証します。)