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バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

NHKの看板キャスターの降板

2016-04-15 | Weblog

有料放送、NHKの番組の中で、唯一、僕が楽しみにしていた番組が、国谷さんがキャスターを務めていた「クローズアップ現代」。 それが終わってしまって、見る番組がない。残念。

その国谷さんが、降板後、初めて寄稿していると Litera が教えてくれた。胸中、どんなだったのだろうと思っていたから、この記事は、皆に紹介しなくてはならないと、このコラムを書いている。http://lite-ra.com/2016/04/post-2160.html

部分引用 

政権からの圧力によって、23年間キャスターを務めてきた『クローズアップ現代』を降りた国谷裕子キャスター。降板後、初となる文章を、現在発売中の月刊誌「世界」に

2014年7月に『クロ現』で行った菅義偉官房長官へのインタビューだ。
国谷氏は厳しい質問を繰り出し、菅官房長官ならびに官邸は激怒。

国谷氏は、菅官房長官に集団的自衛権の行使にかかわる問題点を次々に質した。国谷氏の質問内容はいずれも正鵠を射るものだった。 

菅官房長官は「日米同盟の強化によって抑止力が高まる。それによって武力行使をせざるをえなくなる状況は大幅に減少する」などと詭弁を弄した。

国谷氏は、〈批判的な内容を挙げてのインタビューは、その批判そのものが聞き手の自身の意見だとみなされてしまい、番組は公平性を欠いているとの指摘もたびたび受ける〉と綴っている。

〈聞くべきことはきちんと角度を変えて繰り返し聞く、とりわけ批判的な側面からインタビューをし、そのことによって事実を浮かび上がらせる、それがフェアなインタビューではないだろうか〉

国谷氏が直面したのは、〈人気の高い人物に対して切り込んだインタビューを行なうと視聴者の方々から想像以上の強い反発が寄せられるという事実〉だった。これを国谷氏は“日本の社会に特有の、インタビューにたいする「風圧」”と表現する。

この同調圧力はどんどんと強まる一方だ。国谷氏はこの寄稿文のなかで〈メディアまでが、その圧力に加担するようになってはいないか

政権が報道を意のままに操るという異常事態を引き起こしてしまった一因には、メディア自体がジャーナリズムの使命よりも既得権益を守るべきという同調圧力に支配されている問題がある。無難を至上命題にするキャスターだらけ

引用終わり

部分的に印象的な言葉を拾ったが、筋は間違えていないと思う。

特に僕が強く感じるのは、日本の今日的な問題は、国谷さんが言う「風圧」であり、「同調圧力」だ。
右に倣え、空気を読め、お上の言うことを批判するな、という、自分の意見を持たない、今の民度の問題だということだ。

この記事を読んで、思い出すのは、山本七平氏の空気の研究だ。怪しげな空気ができあがってしまっているのではないかと危惧する。

Lotera にリンクを貼ってあるので、時間の見つけて読んでみてください。

朝日新聞が「日本会議」のことをやっと書いた

2016-03-23 | Weblog

 国民に広く知らせる責任があるメディアが、今まで黙っていたが、やっと今日書いた。
これは、重要な第一歩かもしれない。

 安倍さんの裏にいる極右のロビースト、「日本会議」について僕の知る限り、全国的メディアが初めて書いた。

 海外のメディアからは、この事実を書かない日本のメディアに、2年ほど前から疑問符がつけられていた事だ。

 参照:英国エコノミストの記事

 Right side up :右翼の台頭

  >A powerful if little-reported group claims it can restore the pre-war order
  >強力な、あまり知られていないグループが、戦前の姿を再構築を主張

  Jun 6th 2015 | TOKYO
 http://www.economist.com/news/asia/21653676-powerful-if-little-reported-group-claims-it-can-restore-pre-war-order-right-side-up

 >Oddly, the group receives little attention from the media in Japan, despite its strong and growing influence at the heart of government.
 >日本政府の中枢に強い影響を与えつつある、この会議について、おかしなことに、日本のメディアでは、ほとんど注目していない。


 今回の、朝日新聞からの下記引用で、この危険な団体が、安倍さんの、いや、今の日本政府の後ろで、今の政治をあやつっていることが少しは、分かるだろう。


 引用

 朝日デジタル 2016年3月23日
 (日本会議研究)憲法編:上 改憲へ、安倍政権と蜜月
 http://www.asahi.com/articles/DA3S12271243.html?iref=comtop_pickup_01

 さらには、wikipediaが、もっと詳しくこの「日本会議」のことを書いている。特に、「日本会議 国会議員懇談会」の名簿を見ると、日本がどういうグループに統治されているかを知ることが出来る。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0

 恐ろしいことが始まっていると、国民、みんなが知るべきだろう。


追申 : 毎日夕刊 3月18日 「特集ワイド 会見急ぐ安倍首相を応援する人々」も参考に
     http://mainichi.jp/articles/20160318/dde/012/010/017000c?fm=mnm

「政治と宗教の接近」について思う

2016-03-03 | Weblog

まことに失礼だと思うが、「日刊ゲンダイ」にこんな立派なコラムが登場するとは思ってもいなかった。注目に値するコラムなので、下記紹介します。

政治学者・中島岳志氏 政治と宗教の接近を強く危惧
          日刊ゲンダイ 2016年2月29日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176037/1

>安倍内閣の閣僚のほとんどは伝統的な社会を理想とする、宗教色の濃い日本会議に所属している

日本会議国会議員懇談会

「宗教色が濃い」ではなくて、間違いなく宗教です。
この中で、戦前の75年と、戦後の70年を3分割して振り返ると、そこには非常に強い相似性が見えてくるとある。

>安倍政権は、集団的自衛権行使のために憲法9条の解釈改憲を閣議決定によって行い、立法府を通さず、内閣の中で行われた。「主権在民」の基本が破られた状態。立憲主義も民主主義も根こそぎになり、戦前以上にひどい全体主義国家になってしまう可能性。

そこに見えるとのは、宗教ナショナリズム≒全体主義 + ポピュリズム という構図だ。

あてにしているアメリカは、必ず引くと、彼も言っている。僕も、ずっと前から、このコラムで予言している。現実に、アメリカは、中国との間で、太平洋を二分割してお互いに管理しようと、包括的な合意をしている。その時、日本はどうするのか。

軍備で、またしても無謀にも、超大国、中国に挑むのか?

「平和主義を基本とした、武力を放棄した世界に唯一の国」の外交力でしか対抗する力はないのではないか。
勿論、今の外務省がそんな力があるとも思えないのだが。


全国紙顔負けの企画 :神奈川新聞

2016-02-25 | Weblog

全国紙、毎日、東京、朝日、日経、読売 が絶対書かない、深い記事が地方紙(?)に書かれています。

自民党が狙う、「日本会議」が狙う、
憲法改正の欺瞞を喝破しています。

神奈川新聞の記事

「デモクラシー道場」を読んでみてください。

 デモクラシー道場 (上)

 デモクラシー道場 (中)

 デモクラシー道場 (下)

をお読みいただくと、

いかに、自民党が主張している、憲法改正の必然性がいかに欺瞞に満ちたものかが分かります。

ハイテンションの回帰主義者

2016-02-12 | Weblog

今日、面白い記事を見つけたので紹介したい

2月11日の Litera (数少ないリベラル派のコラム)に、次のような記事が載っている。

リベラルと言われた、朝日新聞や、毎日新聞、そして東京新聞まで、安倍さんと高市さんの恫喝で黙ってしまって、
本当は、安倍さんの所属する極右の政治集団、「日本会議」については、全く記事にならない。

そこで、ここまで、具体的に「日本会議」の立ち位置を明確にしたコラムは見当たらないので、
この際、国民の常識として、次のコラムを紹介する。

日本会議から勧誘の電話がかかってきたのでやりとりを全公開! 安倍首相を絶賛、結婚を戸主の許可制にすべきとトンデモ主張」

http://lite-ra.com/2016/02/post-1967.html

このレポートを読むと、戦前回帰派の「日本会議」が安倍さんの任期中に、憲法改正を絶対にやりたいと熱烈に考えていることがよくわかる。好機到来と見えているのだ。

たとえば、「家長制度」の戻して、結婚は家長の意向でなされるべきだとか言っている。

ご一読を願いたい。

世論調査の不可思議

2016-02-04 | Weblog

直近の世論調査の報道によると、安倍政権の支持率が軒並み上がっているという。
前回との比較で言うと、下記のようなポイントアップが報じられている。

読売:2 pts
朝日:4 pts
毎日:8 pts
東京:4 pts

この結果を皆さんはどう受け取るのでしょう。
あの安保法制の強引な成立の頃の厳しい視線はどこに行ったのでしょう。不思議です。

じゃあ、9月以降の主な出来事を見てみても、そこにはヒントはない。

例えば;
・TPP合意 
・マイナンバー制のスタート
・ノーベル賞の2名の受賞
・MRJの初飛行
・ラグビーの3勝
・辺野古問題の激しさ
・横浜マンションの傾き発覚
・オリンピックメイン会場の決定
・SMAP問題
・日韓首脳会談  *
・甘利大臣の辞任 *
・ベッキー問題
・清原問題

プラスファクターとしては、*の出来事くらいだろう。
要は、時間に流されているうちに、安倍さんの言うとおり国民は忘れていくさという言葉が当たりなのだろう。
本当はSMAP問題なんかが、影響しているのかもしれない。

日本には、「考えるという人」が少数派になっているのかも。
これでは、今年の参議院選挙も、安倍さんの言うとおり、3分の2は堅いのかもしれない。
悲しいことです。

中国を感情的に敵視しても、日本はキープレーヤーにはなれない

2015-12-27 | Weblog

アメリカは中国をアジアの真のパートナーとみており、日本も複眼的にパートナーと呼んでいるに過ぎない。アメリカ頼みの武力闘争を中国に挑んでも、結果は知れている。最後には、中国とアメリカは話をまとめて、軍事的には、日本、韓国からは引いていくだろうと思う。おそらく、最低線は、アリューシャン、グアム、フィリピンのラインだろう。

中国・韓国を日本の敵だとして、軍事的に対抗する動きが、日本にあるのは間違いだと思う。

日本のアジアでの立ち位置はどこかという議論で、下記のカラムを見つけた。
寺島氏は、どちらかというと、保守的な評論家であるが、このカラムは的を射ている。

Reuters ロイター 日本語版 12月22日2015年

視点:対中を越えて、アジアが求む日本の構想力=寺島実郎氏




一読をお勧めする。

安倍さんの予言は当たったようだ

2015-12-21 | Weblog

安倍さんは、安保法制の議論の中で、「成立すれば、国民は忘れるさ」と言ったと報じられた。朝日

どうも、安倍さんのうそぶきは、当たったようだ。

下記の直近の内閣支持率を見ると、こんな数字が並んでいる.
   
朝日 47.3% + 5.1

読売 51% + 5

日経 49% + 8

NHK 46% + 3

TBS 54.8% + 9.1

平均で6ポイントも上がっている。結果としては、日本国民の半数以上が安倍さんを支持しているわけだ。

安保法制の成立以降、安倍内閣を支持する人が増える顕著なファクターがあっただろうか。
思いつかない。
テレビへの露出度が高まっただけだろう。

やはり、国民は忘れっぽいということが証明され、安倍さんは鼻、高々だろう。
どう考えますか?

野坂昭如が逝った

2015-12-11 | Weblog

リベラルな「Litera」に、こんな文章がある。野坂が逝った追悼文だ。
http://lite-ra.com/2015/12/post-1768.html

引用
 
野坂昭如、最期の平和へのメッセージ。それは、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)2015年8月23日号に寄稿された文章「二度と戦争をしないことが死者への礼儀だ」であった。

中略

今を生きる日本人は、かつて戦争へと突き進んでいった人間たちと、どこがどう違うのか。何も変わりはしない。だからこそ戦争の虚しさを伝え続ける必要がある

中略

安保法がこのまま成立すれば、やがて看板はともかく、軍法会議設立も不思議じゃない。これは両輪の如きものとも言える。すでに特定秘密保護法が施行され、さっそくの言論弾圧。そのうち再びの徴兵制へと続くだろう。

 言論弾圧が進めば、反戦的言辞を弄する者は処罰される。すでにマスコミにも大本営発表的傾向がみられる。これがこのまま続けば国民の国防意識を急速に高めることも可能。たちまち軍事体制が世間の暮らしの仕組みの上に及んでくる。戦争ならば覚悟しなければならない。往年の国民精神総動員令がよみがえる

引用終わり

言いにくいことだが、最近の日本人の質の低下が明らかになってきたようにみえる。昭和16年12月8日が、太平洋戦争の始まった日だと覚えている人は少ないようだ。戦後ベビーブームの子供たちが大人になって、その子供たちが、今の大人になっている。僕にいわせると子供大人が大繁殖。自分で考えることを放棄し、お上の言う事に、唯々諾々として従っている。子供が必要な社会的教育もなく、大人になってしまったのだ。

安保法制が可決されてから、安倍さんは何か国民にいいことをしただろうか?そんな記憶は全くない。しかし、可決後、各種の世論調査で、安倍さんの支持率は5ポイントも上がっている。何がそうさせるのか考えてみても、よくわからない。おそらく、決まったことはしょうがない、お上が配慮してくれるさ。横並びで、横だけ見ていて、自分で考えようとしない、想像力もない。

今回の与党税制大綱で議論されている、消費税、軽減税率についても同じ。自民党が妥協したのは、国民のことを考えてではない。公明との選挙協力が、来年の参院選で、必要だから譲歩したのは明確だ。

安倍さんの、元気なスローガンいだけ躍らせれていては、日本の将来、つまり、自分の子供、孫の将来が危うくなる。戦線回帰は、安倍さんを操っている日本会議の本音。Wikipediaの、下段を繰っていくと、安倍政権のお歴々が、名を連ねています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.BC.9A.E8.AD.B0.E5.9B.BD.E4.BC.9A.E8.AD.B0.E5.93.A1.E6.87.87.E8.AB.87.E4.BC.9A

自分で考えてみようよ!みんなが決断すれば、日本の将来は変えることが出来る。

独裁者待望論から、想像できるシナリオについて考えてみる

2015-11-14 | Weblog

昨日読んだカラムから、こんなことを考えてみた。
日本国民は、「独裁者待望」という気持ちが奥底にはあるのではないかというのだ。
言いえて妙だと思う。

参照

安倍政権支持率回復の理由」小田嶋 隆 日経BP 11月13日
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/111200019/?n_cid=nbpnbo_fbbn

引用

 われわれは、「起こってしまったこと」には、反対しない傾向を備えた国民だ。
それ以上に、「いまこうしてこうあること」には、ほとんどまったく疑問を持たない。 なんというのか、私たちは、現状肯定的な国民なのだ。

[中略]

なんというのか、わたくしども日本に住んでいる善男善女は、「ひとたび決まってしまっ たこと」については、内心の不満や反対を措いて、とにかく逆らわないことに決めている人たちだと思うのだ。

[中略]

「国民は、自分が反対している政策であれ何であれ、決然と実行するリーダーを待望している」

[中略]

 多数派の日本人は、決断を嫌っている。

 われわれは、政治に「決断」を求めた。具体的には、「自分でない誰か」に決断を丸投げにしたい欲望を抱いたということだ。

引用終わり

つまり、日本国民の多数は、自分で考え、自分で決断できないということだ。それを安倍さんに丸投げしたわけだ。

言われてみれば、この解釈で、「安保法制」の成立後、各世論調査で国民は自動的に現状肯定型の反応を見せているということで納得できる。

一方、安倍さんの立場に立てば、安保法制の成立は「してやったり」だ。あとは少し時間がたてば、「国民は時間とともに、反対したこと自体を忘れるさ」とうそぶいている。

残るは安倍政権の巨大な黒幕、日本会議の目指すところ、つまり彼自身の祖父、岸信介の夢だった戦前への回帰が安倍さんの目標となる。もちろん改憲は前提だ

日本会議の目標は、日本会議のサイトを読めばよくわかる。
http://www.nipponkaigi.org/

ちなみに、日本会議の国会議員団のリストをwikipediaで見つけたので、どんな人がいるのかも参照してみてください。安倍さんのお友達がごっそりといます。

日本会議国会議員懇談会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.BC.9A.E8.AD.B0.E5.9B.BD.E4.BC.9A.E8.AD.B0.E5.93.A1.E6.87.87.E8.AB.87.E4.BC.9A