内閣支持率の急落

前々から、鳩山さんの政治におけるリーダーシップのなさ、不決定、見えない意向などを述べてきたが、ここに来て、ついに世論調査の内閣支持率が５０％を切った。

国民の半分以上が、鳩山さんの政治行動に不信を示したわけだ。頼りにならないと…。

しかし、ここからが問題だ。

鳩山さん自身は、そうした国民の評価をチャント理解しているとは思われない。現実の彼の行動、言動、意思決定は、何を基本としてなされているのかまったく見えない。そこに国民の不信が宿る。

そう、鳩山さんは自分自身がまったく見えていないのではないかと思う。リアルな自分をチャント認識すべきだろう。

彼は、内閣総理大臣としての役割は、オーケストラのコンダクターだとたとえている。これは、彼のオーケストラの識者の解釈が浅いから出てくる無責任な言葉としか思えない。

オーケストラの各パートが、全力を出し切る為の訓練、入れ込み、チームワークが重要なことは当たり前だ。それはかく大臣や副大臣ががんばって姿でもある。

しかし肝心なのは、指揮者はこの課題曲をどう理解し、どんな音楽を造ろうかとの意図が明確でなければ、各パートを指導し、オーケストラ全体での１つの創造という演奏にはならない。
実は、鳩山さんは仲良しクラブの面倒見やさんで、各パートが全力を出し切れば、いい音楽が自然と作られると考えているんではないかと思われる。馬鹿を言っちゃいけない。

時には、強烈な反対をも説得して、自分の信ずることをやらねば、リーダーは務まらない。
非常に脆弱な、乳母日傘でやってきた本当の自分の価値が試されていると認識してほしい。

それにしても、彼を心底、サポートできる人材が民主党にはいないのか？
これが、次の疑問だ。もしそうなら、本当に国民は誰に国の政治をあずければいいのか、途方にくれる。

これが、私に映る今の鳩山政権の状態だ。

モラトリアムは終わった！

鳩山さん、

もう貴方は、毀れてしまったとしか思えない。

僕は無党派層として、国民新党に投票したわけでも無いし、社民党に投票したわけでもない。民主党に投票したのだ。
なのに、政策決定の重要な部分では、自分の考え方を持たず、連立の小政党の言いなりに引っ張りまわされている。重要な問題は、誰かに任してはならない。

こんな情けない総理大臣を見たことが無い。
自分の意見を先延ばしにしないで、ちゃんと自分で判断し、それを国民に明らかにして欲しい。

できなければ、民主党政権は、まったくの砂上の楼閣だったってことになる。

誰が代わりに総理大臣になれるのか、まったく思い当たらない。菅さんも小沢さんも、もう賞味期限切れ。

このまま、日本は将来性が見えず、沈没していくのか。

鳩山さんをサポートする人はいないのか？
残念！

もう、モラトリアムは終わったよ！

鳩山さんのリーダーシップに？？？？？？

民主党に対してふくらんだ国民の期待は、最近ことごとく裏切られていると思う。
「仕分け」なんて、小手先のパフォーマンスにしか見えない。

普天間の問題を含む日米関係の行き詰まりは民社党からの造反での立ち往生。
郵政国有化論と、景気刺激策の復古調。
これでは、国民は国民新党に政治をゆだねたように見える。
亀井さんをコントロールできないようでは、民主党内閣は、内部分裂。
国債の発行増加から、またしても将来の子供たちへ借金を付回すことになる。

そもそも、従来どおりに各省から来年度予算を積み上げさせたのが大間違い。
トップダウンで、優先項目を提示するのが、菅さんの仕事。
菅さんの担当する日本の将来像、まったく見えてこない。
どういう国を作りたいのか見えない。

今、本当に日本には金がないのかというと、使われない金が銀行にゴチャマンとつみあがっている。
なぜ、こうした金を使うということを考えないのか不思議だ。
ほとんどが、お年寄りの貯金だ。先行き不安で、金が使えない。

内需拡大って、従来どおりの手法で考えると、必ず頭打ちか、効果がない。
新しい重要を作り出すことだ。

たとえば、中山間地のお年よりを、住みやすい都心部、都市部に移築して、新しい需要を喚起し、社会的メインテナンスコストを削減するとか。
都市部の再開発をやって、コンパクトな使い勝手のいい町を作って、そこのお年寄りたちを集めるとか。

知恵者を集めて、将来構想を議論させたら言い、もし内部に人材がいないのなら。

とにかく、鳩山さんのリーダーシップの欠如が、今のこう着状態を招いていることは間違いない。
普通の国民は、そろそろ民主党の国家運営に、危惧を持ち始めている。