バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

聖火リレー、中国の狙いどうり。長野市民は…

2008-04-27 | Weblog
前回、4月23日に、中国の狙いが

「世界中にどこでも、中国人はたくさんいて、その国で大きな発言権を持っている。下手に中国に都合の悪いことがおきれば、世界中で、中国人は抗議し、蜂起できる体制にある。」と暗に世界に知らせようと演出しているのではないかと…。

と書いた。

昨日の長野の光景は、まさにその狙いどうりであったと思う。
圧倒的な中国系の人々、五星紅旗を持った集団は、他の存在を完全に飲み込んでいた。少数のチベット系の抗議団もいたようだが、太刀打ちできる感じではなかった。

メディアでしか見ていないから本当のところは分からないが、本当の歓迎の主役であるはずの長野市民の姿は、これら中国系に人々の壁に阻まれて後ろのほうに引いて困惑した顔で、聖火リレーを垣間見ていたようだ。これでは友好的な聖火リレーとはいえない。お祭りでもない。

日本の警察は、中国のブルーの取り巻き護衛隊を二人に制限し、聖火リレーの運営において結構立派にやったと思う。

やはり中国の組織的動員によると見られるこうしたやり方は、オリンピック精神にふさわしいとは思えない。

「たいした混乱もなく終わってよかった」と語る長野市民が、主役から外されてちょっと気の毒に見えた。




オリンピック聖火リレーの狙い

2008-04-23 | Weblog
北京オリンピックの聖火リレーが世界の各地で、チベット問題の絡みでの抗議、妨害にあったりして、混乱がおきている。

聖火ランナーを取り巻くブルーの中国の警備部隊も注目を浴びてもいる。世界中のメディアがそれを取り上げて絵にする。

しかしそこには、中国共産党の戦略立案者のほくそえんだ顔(?)が見えてくる。

聖火リレーの行われる各地には、必ず紅い、目立つ中国の旗を持ったたくさんの中国人、もしくは中国系市民が現れてくる。その数、存在感は圧倒的ですらある。

聖火リレー見ようとか、チベット問題で抗議しようとかの現地の市民たちを完全に圧倒しているように見える。本当の数は分からないが、メディアの伝えるところでは圧倒的であり、現地市民の存在を上回り、国歌を歌い、旗を振り、スローガンを掲げ、数の圧力をかけ、時には現地の市民たちとの物理的なトラブルとなったりして、横暴とさえ見えてくる。どこか組織立った動員が行われているのかもしれない。

ここに、中国共産党の戦略があるのではないかと思う。

即ち、
「世界中にどこでも、中国人はたくさんいて、その国で大きな発言権を持っている。下手に中国に都合の悪いことがおきれば、世界中で、中国人は抗議し、蜂起できる体制にある。」と暗に世界に知らせようと演出しているのではないかと…。

北京オリンピックの開催自体の宣伝効果より、世界各国に住み着いている中国系市民の圧倒的存在をじわりと、しかも強く世界に印象付けることができた。これは今後の国際社会における中国の相対的地位を押し上げることにつながる。リレーとそれにまつわるトラブルが、まさにその効果を狙った中国の読みではないかと思う。

近くアメリカを追い越して、世界の超大国として政治的、経済的な世界制覇を実現しようとする中国の目論見がこんなところに垣間見えてくる。




資源ゴミ、ほんとうは資源

2008-04-16 | Weblog
資源ゴミ、ほんとうは資源

NHKの数少ない見るに値する番組に、「クローズアップ現代」がある。
国谷さんががんばっている。プロデューサーの目のつけどころが本当にいい。
残念ながら、問題提起に終わっているが…。

先日、日本の包装ゴミや、ペットボトル、古紙のリサイクルの現状を伝えていた。
日本の資源のリサイクルのサイクルは完全に壊れてしまっていた。

地方自治体などが、集めたリサイクル資源は、日本国内でリサイクルされことなく、中国に高値で買い取られている。日本のリサイクル業者は経営の危機に瀕している。
安い労働力でリサイクルされた製品は、中国での日本製品の生産に使われ、日本に再輸出されてもいる。

方や、我が家では、たとえば包装ごみのプラは、水で洗ってきれいにしてリサイクルに出している。要は金と資源を使って中国の資源活用を手助けしているわけだ。地方自治体は効率・価格が良いから中国に売ったりしている。日本のリサイクル業者は、高く買い取れないので、自分の事業が成り立たないという。

電化製品のリサイクルでも同じ話を聞いたことがある。希少金属を取り出すために、日本から家電製品のゴミを買っている。くず鉄もしかり。

政府、経済産業省は、早急に資源ごゴミの輸出を禁止すべきだ。資源の少ない日本は資源を大切にしないと将来が危険だ。ものづくりの日本は、危機に瀕しているといえる。金では買えないという状態になっているのだ。

資源ゴミみと呼ばれる、「資源」を安く、嬉々として中国に売り渡してはならない。

後期高齢者医療制度がさわがしい!

2008-04-04 | Weblog

4月1日からスタートしたこの制度について、いろいろ意見が出ている。
名前が悪いとか、後期とは何だとか、改名しろだとか…。

本質は、老人医療費の抑制に目的があるということは、明白だ。

日本の高齢者社会の到来はずっと前からわかっていたことだ。なにしろ、若年人口が増えないのだから、当然の帰結だ。

しかし政府は前もって何もやってこなかった。少子高齢化の動きを止める根本的な戦略を立てなかったからだ。場当たり的なことはいくらかやっているが、長い時間のかかる施策は打ってきていない。
フランスなんかでは、手をうったおかげで、出生率が増加し、人口の増加傾向にある。

日本の、老人を取り巻く環境は目に見えて悪くなっている。

介護保険の運用が厳しく制限されて、介護の実際的行為は、何のことはない、昔の家族での介護に戻りつつある。しかも、金が足りなくて、介護保険料も上がりそうだという。

療養病床の30万床の削減も、病気の老人の居場所をなくしていく。毎日、点滴を打っている人たちに、自宅療養しろといって、本当に可能だとお役人は思っているのか。政治家は?

年金問題も、不払いが増加傾向で、将来が見えない。年金支給額が上がって行く心配〔?〕はまったくない。

そこに今度の後期高齢者医療制度だ。
多くの世帯で、この新しい制度と、従来の国民健康保険に配偶者が残るという制度的欠陥が見えてきた。
所帯主の年金で暮らしている老夫婦で、夫が後期高齢者医療制度に入った場合、妻は、国民健康保険に残る。そこには、実質的な保険料の二重取りが発生する。つまり妻に収入がない場合、妻の保険料を夫が負担せざるをえない。一家の唯一の収入から、今までと違い、二つの制度から、別々に、二重に保険料を徴収されることになる。

まあ姨捨山政策だといえばしょうがない。
老老介護などの悲惨な現実を見ると、国の社会保障制度はまったく機能していない。

一方、いままで国は、平均寿命が世界一だと鼻高々だった。なにが誇りなのか不明だ。

介護に疲れ果てた奥さんを見ながら、介護を受ける寝たきり老人は本当に幸せなのかとの疑問がわく。
また、悲惨な一家心中の原因が介護にある出来事もいっぱい報道されている。

こうなったら、希望する老人たちが、気楽に安楽死できる制度を作ってはどうかと思う。
死後にいろんな社会的、家族的迷惑を残すこと考えると、すっとあの世にいけるほうが、よほど人間の尊厳に配慮していると思う。

他人には効かないで、本人だけに効く、「尊厳死ピル」でも発明して、65歳以上ぐらいの希望者に配るようなことがあってもいいのではないかと思う。結構、それを希望する人がいると思う。

私が、そうゆう状況になったら、希望すると思う。