バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

福島原発の事故は進行中!!

2013-08-24 | Weblog

事故から2年5ヶ月が経った福島第一の事故。クリティカルな状況が続いています。

しかし、東電、東電任せの国。見ていてハラハラです。
汚染水の処理の問題で、東電は、問題の基本に対する作戦は無く、場当たり的に対応をやってきました。

基本的な問題の解決のゴールが見えないわけですよね。

・流れ込む地下水位対策 :未定 未実施
・流れ込んだ水の汚染原因の究明 :未実施
・発生した汚染水の浄化対策の確立 :一応実施しているけど、能力的に間に合わない
・臨時に貯蓄する地下貯水槽 :水漏れを起こしていますね
・地下貯水槽からあふれたものを鉄製のタンクに :タンクの性能を設計していない
・鉄製タンクからの水漏れ防止 :行われていなかった
・鉄製タンクの水位監視 :行われていなかった
・鉄製タンクから漏れたらどうするかという対方策 :行われていなかった
・汚染水の海への流出防止策 :後手後手 シールド工法の有用性は未確認(入札不可)
・汚染水の流出を把握する方法 :未実施 今、慌てている
・状況に関する情報 :東電内部に留め置く
・統一的な状況判断をする人が決まっていない : 東電も国も
・海の汚染状況の測定 :未確立 未実施だった

このままだと、汚染水は流出していって、日本近海のみならず、太平洋全体、長期的には地球上すべてに広がってしまうことが想定されます。
海外はこの問題にセンシティブになっていますが、日本国内では危機感を持って対応されているようには見えない。

日本人の危機管理能力は、意思決定をする人がいないので、結果として低いのでは…。

提案:
IAEAやNCRやフランスの専門家を連れてきて、危機管理をやってもらう。メンツだとか言っている場合ではない。

方や、東京オリンピック招致は、「安全」とか言っている。とても信じられるものではない。東北の復興も遅々として進まず。こんなことを考えないで、出陣式をやって、気勢を上げても信頼は得られない。

福島第一の場所には、もともと川が流れていたのを、流れを変えて、安全だと言って原発を作ったそうだ。地下水が流れているのは当然だったのだ。

2013年終戦記念日

2013-08-15 | Weblog

今日は68回目の終戦記念日。
今日の各紙の社説を読んでみると、国民に何を語ろうかということが明確になった。

朝日社説
戦後68年と近隣外交―内向き思考を抜け出そう
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308140431.html

読売社説
終戦の日 中韓の「反日」傾斜を憂える

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130814-OYT1T01409.htm

毎日社説
8・15を考える 積み重ねた歴史の重さ

http://mainichi.jp/opinion/news/20130815k0000m070106000c.html

日経社説
戦争と平和を考え続ける覚悟を持とう

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO58516950V10C13A8EA1000/

産経社説
終戦の日 憲法改正で「靖国」決着を 参拝反対論は根拠を失った

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130815/plc13081503100005-n1.htm

朝日の視野が一番広い。世界と日本という観点がある。
読売は国内に目を向けすぎているようだ。

毎日と、日経にはメッセージがはっきりしない。
産経のメッセージは明確。敗戦体験を忘たもののよう。

後はみなさんのご判断です。

irrational exuberance (根拠なき熱狂)

2013-08-14 | Weblog

ウオール ストリート ジャーナル WSJ June 25, 2013

<今週のキーワード>で次のようなコメントをしている。

引用

irrational exuberance (根拠なき熱狂)


<原文>

 The latest batch of Mr. Abe's growth policies unveiled Wednesday have been a disappointment, Mr. Curtis said. Selling bottles of aspirin on the internet "is not going to do very much for the Japanese economy," he said, referring to easing of rules related to online pharmaceutical sales, one of the steps Mr. Abe highlighted this week. "I thought for the past four months that there has been a kind of irrational exuberance over Abenomics. Now there can be excessive disappointment." (6月8日)


 (コロンビア大学教授の)ジェラルド・カーティス氏は、5日に発表された安倍首相の成長政策の最新版は期待外れだったと述べた。首相が今週強調した施策の1つである医薬品のネット販売に関する規制緩和について、同氏は「インターネットでアスピリンを販売しても日本経済は大して恩恵を受けないだろう」と指摘。「この4カ月は、アベノミクスを巡り一種の根拠なき熱狂状態にあると思っていた。今後は過剰な失望感が広がる可能性がある」と話した。

引用終わり


実体経済の数字が、景気の上向きをし増している。

しかし、それは、製造業・輸出産業の一部と、大三次産業の百貨店、専門店の高額商品の売り上げ上昇だ。

一方、内閣府の最近の国民の調査では、75%が満足している と答えている。
何だか、やはりセンチメントが横行しているらしい。

「あまちゃん」ではなくて「アマちゃん=甘い考え」だとしか思えない。
みなさんはどうでしょう?