バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

戦後60年と安保45年

2005-11-29 | Weblog
ジャーナリズムで、戦後60年がいろんなところで取り上げられている。
それはそれで、おもしろい。
一番びっくりしたのは、最近の小学生、中学生、高校生は
12月8日が太平洋戦争の始まった日だというのを知らないという。
また、原爆を落とした国を知らないのがいるそうだ。

嘆いてみても現状だから仕方がない。

今、重要な決定が国民の間で何の議論もなく、されようとしていることを、みんなは気がついているのだろうか。

それは、安保45年の歴史が大きな転換点を迎えていることだ。
日本は、より以上にアメリカ合衆国に軍事的に統合されようとしている。

アメリカの東アジア戦略指揮所が日本にやってきて、自衛隊と横に並んでオペレーションをすると決めた。
また、情報を共有する目的のために、アメリカ軍と同じプロトコルを使い、まったく同じ装備を備え、同じ訓練を共同で展開している。
完全にアメリカ軍に吸収されそうになっている。

ある意味では、アメリカ合衆国軍とアメリカの州兵との関係になってきている。
命令が出れば、自衛隊は実質的にアメリカ軍の指揮下に入る。

前にも書いたが、アメリカ一辺倒で国を運営されては将来の展望が開けない。
せめて、「古いヨーロッパ」ぐらいは見習えと言いたい。

自分のアイデンティーを「無」にしてまで

2005-11-25 | Weblog
姉歯一級建築士の構造計算書の偽造が大騒ぎになっている。
問題にされているのは、彼の偽造と建築確認を出したイーホームズの責任だ。
監督官庁の責任も問われている。圧力をかけた業者も悪い。

これら四者が悪いのは事実。
でも本当は、これは業界では常識化していて、今見えないだけだとするともっと恐ろしい。
でもそうなるような感じがする。これは、本当にいわゆる「氷山の一角」?
こんなケースが、他にイッパイとあると思う。

最近のこの種の出来事にぶつかると、その職業の持つ価値、
アイデンティーの否定、放棄が現れてくることは、日本の現実の持つ一番の怖さだ。

「一級建築士」の持つ意味、社会からの信頼は簡単に
壊れていく。無になってしまう。

同じことが、「公認会計士」の世界でもこの前起きた。これも、
「公認会計士」の持つ社会の信頼を反故にする事件だった。
有価証券報告書を信用し、その会社の財務内容を評価する。
でも、その欺瞞に満ちた報告書は有名な公認会計士の集まりの
監査法人が作っている。
これって社会に対する、自分に対する裏切りではないか。

社会は、何を信じれば良いのか?
「弁護士」の犯罪は最近のみならずかなり昔からあった。
「大学の博士」も商売のネタだし、信頼には耐えない。

社会的に人を評価する物差しが壊れてきている。

身近なところでは、「一級自動車整備士」なんてのも大変
重要だ。車検を終わった車が、帰りがけに事故を起こして
人を殺してしまったりもする。

みんなみんな、疑ってかかるしかないのかと思うと、
日本は悲しい社会だ。

しかも、次の世代の子供たちがそれを普通だと考え始めている。



日本の唯一の資源

2005-11-23 | Weblog
あるところの町長さんに、この町の主要産業は何ですかと記者が聞いたら、「公共事業です」との答えが返ってきたことを思い出す。
笑ったね。

今、「日本という国の重要な資源ですか」と聞かれたらどう答えるのだろう。

日本はもともと、天然資源に乏しく全てを輸入に頼るしかない国だったし今もそうだ。
唯一日本にある資源は、実は「人的資源」だった。
飛びぬけたものは無いにしても、平均的な良質な「人」という資源が全ての元だった。

その世界に誇れる唯一の人的資源は、危機的状況にある。

最近、大学関係者の間で大きな問題として顕在化し始めていることがある。
それは学生の質だ。
高校の復習をやる大学があると聞いたことがあるのは、もう10年も前のことかもしれない。しかし、今やそんな生易しい問題ではない。

一般教養を廃止している大学がほとんどだが、とにかく授業にならないという。
しょうがないから、中学校や小学校の授業資料までも
取り揃えて、大学で再教育をしなくては先に進めないというところまで来ていると聞く。末期的症状だ。

特に、私立大学の理工系学部で学力の低下が顕著だ。
どこに原因があるのか、誰も解こうとはしない。
おそらく根は深くて、家庭教育から小、中、高、全体の問題なのだろう。

かたや、ニートだとか働かないでも食べていける若者が
7~80万人はいるという。
誰が食わせているかと言うと、親たちだ。全体的に言うと、
不幸にも日本には金があるということなのだろう。

しかし、こんな状態は長続きするはずも無い。
こんな日本の将来に、夢や希望があると言えるのか。

こんな時こそ、政治家が自分の考える国づくりを披瀝し、
国の活力を引き出していくのがまさに仕事だろう。



米中関係と日本

2005-11-21 | Weblog
アメリカ合衆国第50番目の州知事かのような、小泉さんと
ブッシュ大統領とのシャンシャン会談のコメントを聞いた耳では、
その後の中国首脳との会談後に発表された内容の持つ意味合いに大きな違いがあった。

簡単に言うと、アメリカはアジア戦略を考えるとき、日本はどうにでもなるが、本当にパートナーしての関係を確立しないといけないのは、中国だと見据えたことだ。

米中間にいろいろ表立った問題は存在する。
それを利用することまでして、話し合っていかなければ、将来のアジアにおける米国のプレゼンスは確立できないと考えているのだ。
問題がないと思われるところには、外交資源を投入する必要はないのだ。

米中に、韓国、インド、インドネシア、オーストラリア、フィリピンを
押さえておけば、後は日本と同様,いか様にでも対処できると信じているようだ。
北の大国、ロシアもちゃんと握手してあるし。
日本には、まあ適当にやっててよって感じだ。

現実は、まさしくその方向に向かって着々と進んでいる。
「井の中の蛙」ってのは、もしかして自己を客観視できない、
ほんとの自分を知らない日本そのものかも知れない。

「アメリカと強固にくっ付いてさえいればほんとに大丈夫」って、
まさか小泉さん本当には考えていないよね。



外務大臣の発言

2005-11-16 | Weblog
小泉さんの靖国参拝について、次のように言って、
近隣諸国の理解を求めた。

戦争の犠牲になった、国の為に亡くなった方々を、

「祀る・祭る : 神としてあがめ、一定の場所に安置する(宗教的)」

のは当たり前。
さらに、彼らに

「敬意をはらう : 相手に対する尊敬の気持ちをあるものに向ける。
          心を傾ける(一般的)」

のは当たり前と言った。

この人は、宗教的な意味合いと、一般的な意味合いをごちゃごちゃにして発言している。

宗教的であるがゆえに問題になるのであって、一般的な意味合いを持って小泉さんの靖国参拝を誰が議論しているのか?

こんなことも分からないまま、他国の理解と尊敬を得られる訳がない。
外務大臣としては、このあたり×印だとおもう。

しっかりしてよ!



新内各閣僚各位

2005-11-13 | Weblog
テレビや新聞での、小泉新閣僚に対するインタビューが
一巡した。
竹中さんが総務省の大臣を兼ねたことはおもしろい発見だった。

それ以外、新しいことが起きそうだとの期待は全く持てなかった。

それにしても、小泉さんはどういう基準で大臣を選んでいるのか疑問だ。

彼らは、挿げ替え人形の頭であって、その下にドンと組織図を
作っている官僚に太刀打ちできない。
何しろ、新大臣は役所の役割も責任も知らない。
いわんや将来への展望なんてあるはずもなく、
適当な抽象的なことを言っているに過ぎない。

何のための担当大臣なのか、本人は分かっているのだろうかと疑わしい。
単なる、キャリアの石段を「一歩登ったなあ!」と
感動しているように見える。

不勉強と、変わりすぎる内閣、官僚におんぶに抱っこでしか
生きられない大臣の宿命を見た。

退任する大臣の中には、涙する人がいた。なぜ?

官僚は、「誰が来ようが、まあ2~3年我慢していればその人の
影響力なんてヘッチャラだ…」って思っているに違いない。
国民へのサーバントだなんて思ってる奴らはいそうにもない。

国民はどこに問題を挙げていけば良いのか全く分からない。

内閣支持率60%! ふざけた数字ではないか!




禁煙処方・医療は健康保険の対象!?

2005-11-10 | Weblog
バカ言っちゃいけないよ!
ふざけんなよ。国保の累積赤字5500億円だよ。
どこから金が湧いて来るんだ?予防だって?

提案:

大麻と同じで、日本ではタバコは禁止したらいい。
大麻取締法違反と同じで、ドンドン留置所に入れるか、
十万円単位の罰金をドンドン課すこと。

タバコを許す店も、会社も大麻取締法違反と同じで、ドンドン罰する。

簡単簡単。「JT」なんてのはなくすこと。

本当の話し、誰が文句を言うのだ?
葉タバコ農家と「JT」しか思い当らない。

止められないで悩んでいる人は、これで救われるかもしれない。
でも、一番救われるのは、家族と、同僚だ。

その位のこと、厚生労働省のお役人と大臣考えてよ!

もと一日、60本吸ってた者の提案。

まっすぐ、真剣 NHK

2005-11-09 | Weblog
国民から金を取っている「公共放送」とやらの中身を見てみた。

一週間の、夕方7時から、10時までのいわゆる
ゴールデンタイムの番組を並べてみた。
ニュースと、解説報道番組はのぞいた。


11月8日(火)

20:00 歌謡コンサート
「聴かせます!最新演歌・歌謡曲」
鳥羽・山川・坂本・由紀・安田・香田・夏川ほか

21:15 プロジェクトX 挑戦者たち
「悲願の関越トンネル一発発破に懸ける」
日本の背骨突破▽恐怖山はね


11月9日(水)

20:00 ためしてガッテン
「不意打ち!ギックリ腰徹底撃退術」
あなたも予備軍▽つい間板衝撃の実験映像

21:15 その時歴史が動いた
ジョン万次郎 ▽鎖国の扉を開いた漂流民の挑戦
▽米国のスパイか愛国者か


11月10日(木)

20:00 探検ロマン世界遺産
「英国・ウエストミンスター宮殿」
豪華!女王の着替え部屋▽ビッグベンの秘密

21:15 難問解決!ご近所の底力
「大型スーパー撤退・買い物大作戦」
▽衰退してしまった商店街▽お年寄りのため


11月11日(金)

20:00 鶴瓶の家族に乾杯
パークゴルフ初挑戦の青木功大苦戦▽鶴瓶乳搾るロボット発見
▽北海道白糠町

21:15 慶次郎縁側日記2
「再会」
高橋英樹 安達祐実 かたせ梨乃 奥田瑛二 石田えりほか


11月12日(土)

19:30 土曜特集
「世界の母さん ニッポンに生きる!」
国際結婚で日本にやって来た母さん
▽レストランを開店したメキシコ人女性▽愛を選んだギニア人...

19:40 世界遺産100


11月13日(日)

19:30 NHKアニメ劇場・雪の女王
「王家の鍵」
仲村トオル  川澄綾子 錦織一清ほか

20:00 義経
「夢の行く先」
滝沢秀明 松平健 上戸彩 石原さとみ 南原清隆 大杉漣 
小林稔侍 中井貴一ほか


11月14日(月)

20:00 地球・ふしぎ大自然
「巨大なシカが水に潜る!?カナダ東部・原始の森」
年に一度の不思議な鳴き声▽驚きの食生活

21:15 きよしとこの夜
▽ 和田アキ子の他人には言えない秘密▽アッコ名曲集
▽ 体を鍛えるトレーニング法を公開

これに、一番の馬鹿馬鹿しい「紅白歌合戦」と、
日曜ごとの「のど自慢」を加えると、さらに公共放送という
位置づけが疑問の塊になる。

NHKの編成の人でも読んでくれないかなぁと思う。



EUが荒れている

2005-11-07 | Weblog
ドイツ、イギリスについで、ついにフランスにも、異民族・異教徒
問題が発生した。勿論それ以外にも旧東欧からの人口流入が絶えない。

寛容だったフランスも、総人口の9%がアラブ・アフリカ系の
移民が膨れ上がると、基本的な社会基盤の「自由」「平等」
「博愛」は覚束なくなってきているようだ。

パリでは、いわゆる3Kの仕事は、アラブ・アフリカ系の人の
仕事と決まっていた。しかし、そんな社会の底辺だけでの機会に
若者が黙っているはずもない。
では本当に他民族との融合が起きうるかというと、地球上の
どこでも小規模な実験のほかには成功したためしはない。
旧ソビエトも、アメリカも、イラクも例外ではない。

日本ではどうなのか?
1億2千万人の人口の1.3%の160万人の外国人が
住んでいるに過ぎない。(これは、公式統計で捕らえられた数。
本当はこの3倍はいると言われている。)

韓国・朝鮮系が33%、中国系が23%、ブラジル15%、
フィリピン系9%と続く。

片や、これからの少子化の動向から見れば、当然外国人
労働力を日本はあてにせざるを得ない。
では、どのような形で外国人との共住を計りながら、
やっていくのか考えている人が労働省なんかにいるのかな?

決して、対岸の火事ではないのだ。

何にも考えることを放棄してしまっているのかな、僕たちは…。




新聞

2005-11-04 | Weblog
我が家で画期的なことが起きた。
ウン十年もとり続けた、A新聞の購読を取りやめたことだ。

S新聞をネットで読むことにした。
A紙が、朝刊だけで三千円。
S紙をネットで読むと、315円。

同じサービスがないか各紙に勿論聞いた。
A : そんなサービス知りませんでした。宅配のほうの問題も
あるし…。
Y : そんなサービス知りません。うちではやっていません。
M : 他社のことは知りません。うちではやってません。
NK : うちにはそのようなサービスはありません。

S紙は、ちょっと内容に特色があって好きではない。
そのことを知って、読めばOKだ。
しかも新聞を広げたと同じ感じで、ページもめくれるし、
字の大きさも拡大できるし、印刷もできる。何の問題もない。

今の新聞という読者にとっての固定概念を基本的に変えずに、
しかし新しい方法を提供したのはすごい。

このやり方は、エコ・フレンドリーでもある。

紙がいらない。印刷しなくていい。トラックで配送する
ガソリン代も、人件費もいらない。宅配のエネルギーが要らない。

読者も、まとめて縛って、決められた日に資源ごみとして出す
必要も無い。
リサイクルの金も要らない。

こんなことを考えると、今の新聞ってなんだろうと思う。
即時性ではテレビ、ネットにかなわない。
中身があるかというと、深みも無い。

折込広告の件は、妻がHPを検索して、ご近所情報を
入れている。

早く、他の新聞もそうならないかなが願いだ。

もう昔の新聞は要らない。