バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

オリンピックの誘致の言葉

2019-10-30 | Weblog

来年に迫った、東京オリンピックのマラソン、競歩の会場が、IOC、JOCと東京都の間で問題になっていますが、当時の猪瀬知事が、招致の演説で、次のように述べたことを忘れては、議論はできません。

東京は、「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」

2013年、ブエノスアイレスで行われたIOC 総会の最終プレゼンで福島原発事故問題について安倍首相が言った「アンダー・コントロール」なる言葉も、忘れることはできません。汚染土壌の処理、汚染水の処理など、解決できているとは言えないと思います。

安倍さんの施政方針演説

2019-10-05 | Weblog

施政方針演説を聞いていて、笑いだしてしまった。
キーワードは、「多様性」という言葉だ。吹き出してしまった。

新安倍政権になってから、教育の方向は、荻生田さんを文部科学大臣に任命したことからも分かるように、歴史修正主義の実行にまっしぐら。教育勅語まで持ち出して、日本国民を均質化した、横並びの国民を作ることに邁進しているからだ。最近では、トリエンナーレへの補助金を切るという手荒な行動をやってのけた。どこに表現の自由、多様性の尊重があるというのだろうか。

教育勅語には、一見当たり前のいいことが書いてあるようにみえるが、よく読んでいくと、最後のほうに、「緊急の事態簿場合には、正義心と勇気をもって、皇室を守り抜くために、国民はすべてをかけて行動しろ!」とある。ここで要求されていることは、己をささげて、天皇を守れと締めくくっているのをご存知だろうか。

安倍政権のうしろには、有名な極右団体「日本会議」がいて、まさに、「戦前の日本を取り返そう」と躍起になっている。そこで求められることは、多様性なんぞではなく、日本の製造業を中心とした産業構造に合わせた、同質労働者を育ててきているのが実績だ。号令一下、皆が同じ方向に向かってもらわなくてはならないのだ。同調圧力がお好きなようで、メディアを使い、教育を通じて、国民を均質化に向かわせている安倍さんからは、多様性という言葉は空々しい。

(ちなみに、安倍さんも荻生田さんも、菅さん、麻生さんも、みんなこの「日本会議」のメンバー)

どれだけ同調圧力が蔓延しているかは、就職活動の大学生の服装を見れば、一目瞭然だ。いわゆるリクルートスーツを皆で着て、そうでなければ合格できないという説が、現実化している。これは均一化の象徴だろう。

若い年代の人たちには、こういう問題を考えて、どうやって自分の独自性を持つかを考えてもらいたい。将来の日本のために。