バカ犬

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国民投票法案についての不思議

2007-04-15 | Weblog
国民投票法案が衆議院を通過した。

これは、憲法を改正するための手続き法案で、目的は「憲法改正」だ。

不思議なのは、憲法をどう変えようかを議論するより先に、手続きのみが先行している点だ。
手続きの内容自体についても、いろいろ問題がありそうだが…

すくなくとも政府及び各党は、現行憲法のどこに問題があると考えるのかをはっきりさせ、その結果、どう憲法を改正しようとしているのかを明確にすることが、この手続き論以前に行われるべきだと思う。
少なくとも、同時進行ぐらいに行って欲しい。

どこかでもう明らかになっているなら、それを新聞とかで比較対照して、一般の国民には見えるようにして欲しい。現状ではそれはあまり良く見えていないと思う。
このままだと、国民一人一人があまり良く考えもしないうちに憲法改正が建議され、投票のみがせまってきたりして、将来に問題を残す投票になる可能性があると思う。

いろんな経緯からすると、集団的自衛権の問題が浮かび上がってくるのだろうと思う。

アメリカはアフガニスタンやイラクで、当初目的を達し得ないで苦しんでいる。
アメリカは日本の軍事的役割分担の拡大を期待しているし、見えないところで日本政府に圧力をかけ続けているだろうことは想像できる。米軍再編成もその裏にはある。
防衛庁も省に昇格し、海外活動も主たる任務になった。

本当に日本は再軍備して、「普通の国」になっていく道を進むのか、それとも他の道を創り出せるのか、各党・グループの案の比較表を知りたいと思う。

新聞を中心とするメディアに期待したいのだが。