クワババの日記

いろいろな事に興味深々

億良が詠んだ七夕の歌

2009年07月01日 | Weblog
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<  彦星は 織女とたなばたつめ
  天地のあまつち 別れし時ゆ
  いなむしろ 川に向き立ち
  思ふそら 安けなくに
  嘆くそら 安けなくに
  青波に 望みは絶えぬ
  白雲に 涙は尽きぬ
  かくのみや 息づき居らむ
  かくのみや 恋ひつつあらむ
  さ丹塗にぬりの 小舟もがも
  玉巻きの ま櫂もがも
  朝なぎに いかき渡り
  夕潮に い漕ぎ渡り
  ひさかたの 天の川原に
  天飛ぶや 領布片敷きひれかたし
  ま玉手の 玉手さし
  あまた夜も ねてしかも
  秋にあらずとも

        山上 憶良やまのえうの おくら

  
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窓のイラストは風と樹と空のフリー素材さんからお借りしました