ちょっと長文です。
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我が家は父親がアメリカ人という特殊な環境のため、子供には日本だけではなくアメリカについての知識も必要だと考えています。父親の仕事も幸い午後からなので、今までは英会話の時間を長く持てるよう幼稚園には行かず、家庭で過ごしてきました。
父親の親戚やいとこなどの子供達は、アメリカでホームスクーリングという方法により学んでいるため、我が家でもそうしたいという意向が前々からありました。ただ、いざ小学校へ上がる年齢になると、本人が学校へ行きたいと言い出したため、それならば行かせてあげようという事になりました。
本来であれば学区は秋山小学校なので、すっかり秋山小学校へ行くつもりでおりましたが、ちょうど入学説明会の前にたまたま知り合いになった○○○さんから君田小学校の話を聞き、見学はいつでも歓迎だというので、せっかくですからと見学させて頂きました。
その際一番気に入ったのは、なんと言ってもアットホームで学年を超えた交流をしているところです。我が家ではホームスクーリングをしたいと思っていたくらいなので、少人数が逆に魅力的でした。
日本では少人数だと社会性が育たないという意見が多いようですが、アメリカで実際ホームスクーリングを受けている子供達は、逆に社会性が高いという報告が出ています。それはおそらくホームスクーリングを行う事によって、学校では接する事のない幅広い世代の方との交流があるためだと思われます。それを考えると、君田小学校の複式学級や、全校で行う活動などに大変意義があると言う事になります。これは入学後に聞いた話ですが、学習面でも君田小学校の生徒が優れているという事ですので、やはりこういった日本であれば特殊と言われる教育環境が、有効に作用している結果と思われます。
他にも田植えやスケート、一輪車など他の学校では体験する事の出来ない行事等がたくさんあり、ともすると学習ばかりに偏りがちな現代の学校教育の中で、貴重な体験ができるのはこの君田小学校だと考えました。
この貴重な教育の場を無くしてしまう事は、未来を担う子供達を育てるという面において、高萩市や茨城県にとっても大きな損失です。これからの社会は子供を増やし、そして日本の未来を背負って立つ人間を育てていかなければどんどんだめになっていくと思います。少子化と言われている今だからこそ、数を減らしていくという画一的な方法ではなく、質を高めていく方法へ変えていく必要があるのではないでしょうか。もちろんそれが市や県の一部で変えられるとは思いませんが、少なくとも今ある素晴らしい環境を子供達に残してあげてほしいと思います。
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現在、子供さんを君田小学校に通わせている、ある保護者の意見です。
毎日、送り迎えをしています。本当に頭が下がります。
学校の先生も一生懸命、当然保護者も一生懸命、地域も一生懸命です。
素晴らしい学校だと思います。
一度、見学にこられてはいかがでしょうか。