オイコスの薪ストーブ

日常、仕事、釣り、薪割りのおじさんブログ。

伐採見学会

2006年03月06日 | 建築

P3050005 久しぶりの更新になってしまいました。

昨日、伐採見学会に行ってきました。E空間創造ネットワークの主催でした。

家創りは木を植えた時から始まっています。まず山に植樹、手入れ(下刈り、枝打ち)、間伐、そして伐採と。この間最低でも50~80年。植えた方はおそらく亡くなっています。

そんな気の長い時を得て、住宅は創られます。国産材は輸入外材に押されて需要が伸び悩んでいます。このままでは国産材は、持ち腐れとなり、山は手入れされなくなります。いや、もうなっています。

日本の家は日本の木で創る。これが自然の流れだと思いますが、いかがでしょうか。。。

  E空間創造ネットワーク http:/www18.ocn.ne.jp/~sinkabe/


住宅の坪単価

2006年01月30日 | 建築

Pc220050  家は坪いくらでできるんですか?。と質問されて返答に困る時がよくある。坪当たりの単価は結果であって、目標ではない。結果的に坪当たりこの金額になったということである。面積だけで金額を評価しがちであるが、住宅というものは面積だけでなく、家内部の容積に対してもお金を払うわけである。それならば内部をフルに使いたい。その方が空間に変化が出て楽しいし、付加価値も出る。


友達からの電話

2006年01月19日 | 建築

 新年明けて早や半月以上がすぎてしまいました。こまめに更新をと思っているのですが、思いついたことをすぐブログに反映できるほど、器用ではないので決心するまでどうしても時間がかかってしまいます。と思っているこのごろでしたが、久しぶりな友達から電話がかかってきました。元気の挨拶の後 「変なんだよ。」と言うので 「どうしたの?何が変なの。?」と聞いてみたところ、話が長くなってしまうが、友人F君としよう。そのF君が犬を連れての散歩道脇に建設現場があるそうな。F君の住んでいるところは茨城県内のある住宅団地です。最初はべたーっと平に土間コンクリートらしきものが打たれたそうです。何ができるんだろうと思って見ていると次に、布基礎とおぼしき立ち上がり鉄筋が叩きの上に並べられていったそうです。しかも立ち上がり鉄筋の間隔は90cm位だったそうだ。そうしているうちに今度は、型枠らしきものがその布基礎鉄筋の両側に並べられていったそうだ。日曜日だった事もあり現場に誰も人がいなかったので、悪いとは思ったが現場の中に入り布基礎の立ち上がり鉄筋を持ち上げてみたところ、なんと持ち上がったそうだ。(置いてあるだけだからそりゃ持ち上がるわな。) その後当然のごとくコンクリートは打たれる。アンカーボルトが入っているのは外周だけらしい。現在は土台はセットされ柱は建てられ屋根までできあがっているらしい。

F君   「あんなやり方っていいの? 地震が来たらずれちゃうんじゃないの?」

自分   「・・・・・・・」 その通りで答えようがない。。。。。。

F君   「おい、何とか言え。」

自分   「・・・・・・・」 何か自分が叱られているみたい。。。。。。

F君   「建築ってそんなに適当なの?」

自分   「いや、全てがそうじゃないさ。」

F君   「今、建てているということは買う人がいるわけだろ。事実を知ったらびっくりする

      んじゃないの?」

自分   「そりやそうだろうけど、それを納得して買ったのかもしれないし。一概には言え  

       ないと思うけど、そんな住宅の免震構造なんて聞いたこともないし、基礎が一

       体になってないというのはあり得ないんだけどね。」

F君    「立ち上がり基礎の周りには叩きの部分が60cmくらいあるんだけど、多少ず

       れても大丈夫ってことかい。」

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

ハンマー持って行って、夜、基礎を壊してくるかなどと物騒な話も出たんですが、結局、住宅も値段だけで選んではいけない。全てにおいて建築士に監理をして貰い、できれば自分も現場に赴き自分でも確認する。建て売り住宅でもない限り他人任せは良くない。これからの住宅はオープンシステムで納得の家創りをした方が良い。などの話をして電話を切った。

残念ですがこの話は実話です。ほんとに情けない話です。


耐震偽装問題

2005年12月17日 | 建築

一連の耐震偽装問題が連日報道されているが、一部の人間の欲望のために建築、特に設計というものに対して信頼をなくしたことは、この業界に身を投じている自分にしてみれば、非常に残念で悔しいことである。姉歯物件以外の物件も出てきそうな雰囲気である。いい加減にしてくれと言いたい。特に総研の内河、あいつは本当に腹立たしい。証人喚問を見る限り、あいつが全ての黒幕だ!。責任のなすり合いの頂点にいる奴だ!。唇プルプル震わせしどろもどろの答弁をしていた。ウソはいかんよウソは。ウソはいつかばれる。そもそも建物の安全性と経済性は別もんだろー。バカ。みんなわかっててやってことなんだろー。それをさも得意げに 「内でやれば確実にコストダウンできます。秘策があります。」みたいなことをいいやがって!。鉄筋へらせば他より安くなるのはあたりまえだろー。設計事務所だって必要がなければ、わざわざあんな事するはずがないんだ。お前なんかホテルの下敷きになってつぶれちゃえ。                               ついつい興奮して過激な発言をしてしまいました。 ごめんなさい。    この内河社長には強度の一番少ないホテルに一生住んで貰えばいいんだね。一歩も外に出らんないように監視付きで。