いたましい進軍ラッパ

2006-07-05 | news
               ミサイルの射程(BBC)

北朝鮮がさきほど7発目のミサイルを発射したようだ。アメリカの独立記念日にあわせての発射。得意の「超強硬措置」にでることによりアメリカの譲歩を勝ち取ろうとしているようだが、今回は状況が悪すぎる。1998年にテポドン1号で成功したのを念頭に、夢よもう一度、ということだろうが、いかんせん状況が悪すぎる。中ロを含めた国際包囲網はほぼ完璧で、今回の連射は単なる「進軍ラッパ」だ。ブッシュ政権から見れば、「待ってました」というところだろう。経済制裁をとりやすい状況をつくってしまった。わかっていながらやるということは、北朝鮮は(将棋で言えば)もう詰んでいる状況なのかもしれない。BBCを見ていたら「貧しい国がただでさえ乏しい資源を武器開発に投資するのはいたましい」という投書があったがその通りだ。独裁者による火遊びもそろそろ限界か。

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2 コメント

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失礼いたします。 (tenjin95)
2006-07-05 19:59:06
> 管理人様



ホント、ご指摘のように進軍ラッパ、或いは拙僧などは打ち上げ花火に見えましたが、見た目の勇ましさに比べて、内容の貧弱さにそろそろ北朝鮮にもわずかに残っていた世界情勢の見方も失われてしまったのか?という感じが致しました。
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ブッシュより怖い? (azumando)
2006-07-05 20:38:53
北朝鮮のとれる「超強硬措置」はミサイルと核の2つのようです。今回の花火「連射」は、「いざとなったらこうだ」、「日本もアメリカも火の海だ」と言っているのでしょう(脅しイメージトレーニング?)。北朝鮮は本気だ、そのつもりで備えるべきだという人もいるようです。たしかにそうかもしれませんが、米による超本気の経済封鎖は北朝鮮に多大な打撃をあげそうです。軍部に必要な物資が行き届かなくなったときが、現政権の終了のときになりそうですね。金さんも軍部がこわいのでは?
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