もうマニフェストは信用してもらえない

2012-07-11 | news

【危機の正体】“約束”反故の民主党に存在理由あるか

・・小沢氏らは独自の道を進めばよいが、彼らの抜けた民主党には存在理由があるのか。

 マニフェストは「国民との約束」といいながら、そのほとんどが実現していない。マニフェストに書いていないどころか、「無駄遣いを止めさせ、増税はしない」と大口をたたいて政権に就いた民主党が、3年もたたないうちに消費税増税を行おうとしている。あのマニフェストは一体何だったのか。

 民主党は最近、記者会見の際にバックにするパネルから「国民の生活が第一」というフレーズを一時隠した。小沢氏らが会派名や新党名候補にしたことへの措置だが、2009年衆院選の際の民主党マニフェストの表紙には「政権交代」とともに「国民の生活が第一」と書かれている。

 そのフレーズを隠したということは、公約になかった消費税増税に踏み切ったこととともに、政権交代時のマニフェストを撤回したことを意味する。しかし、あのマニフェストがなくなった民主党とは何なのか。果たして、存在理由があるのか。政権に就いている正統性はもはやなくなったのではないか。

 世界の政治史上で、これほど政権公約に嘘八白を並べて政権に就いた政党も珍しい。詐欺にも等しい。嘘が嘘とバレてしまい、また、それらを事実上撤回した以上、もはや政権に就いている資格はない。一日も早く総辞職し、下野すべきだが、百歩譲って衆院を解散した際には、前回国民を欺いたという反省から、民主党関係者は野田佳彦首相を含めて立候補を辞退すべきだろう。それくらい前回のマニフェスト選挙は罪が深い。

 仮に、民主党が次の衆院選に臨むにしても、彼らはどの面下げて、あるいはどんなマニフェストを掲げて戦うのか。民主党がどんなマニフェストを掲げようが、もはや誰も信用しはしない。「どうせ嘘八百を並べ立てているに違いない」と思っているからだ。野田首相は党内の権力闘争に勝ったが、同時に政権の正統性を失ったことに気付くべきだ。

ふむ,同意。
当然の見方だろう。
ウソをついても次回も一定の議席を維持できると踏んでいるとしたら,甘い。 
当選できると考えている方が不思議。
選挙区に戻れば,どのような風が吹いているかわかりそうなものだ。
街頭に立っている民主党議員がいますか? 


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