野茂の夏

偉大な先駆者、現役に幕＝ユニホーム脱ぐ野茂－野球（時事通信）

野茂引退。１９９５年のメジャーデビューから１３年。最初の3年のドジャース時代と2度目のドジャースとの2年間がとくに安定していた。松井や斉藤のケガをみるにつけ、メジャーで安定した結果を出しつづけることがどれだけ大変だったことか。あの頃はひとりでNHKの衛星放送を支えていた。パイオニアとしての大変なプレッシャーのなか、よく投げ続けたのひと言。以前に書いたことがあったと思うが、3年目の最終登板の放送の最後に、メジャー通で知られた年配の解説者が（彼のがんばりには）「頭が下がります」と感謝のことばを述べていたことが思い出される。メジャーで投げ続けることで、間接的にいろいろな人々をサポートしていたのだ。野茂がデビューした１９９５年の夏も、私にとっては思い出の夏だ。マダックスのかわりに野茂が先発のマウンドをつとめたテキサスでのオールスターゲームを覚えている人も多かろう。純粋で峻烈なデビューだった。

イヤミ３兄弟！？

伊吹失言「選挙勝つには目くらましを」国民見下し
  自民党の伊吹文明幹事長が１６日、京都市内で講演し、消費税引き上げは次期総選挙後にすべきとの考えを示したうえで、「選挙に勝とうと思うと一種の『目くらまし』をしなければしょうがない」と述べた。・・・

　この人はさきの文部科学大臣ではないか。教委の不公正採用問題で多くのひとがいろいろ考えているなかで、面白いひとだ。「どこか「他人事」で「上から目線」の発言が多いことから、福田首相や町村信孝官房長官と並んで「イヤミ３兄弟」と呼ばれ」ているとのこと。これもなかなか面白い。やはり自民党は正攻法でいくべきだ。はりのムシロならぬイヤミ3兄弟を押し立てて勝負あるのみ。別のムシロを立てるのはよくない。それこそ「目くらまし」だ。サミットで福田内閣の支持率はあがっただろう。その勢いで勝負にでるべき。イヤミ3兄弟なら勝てる。小泉ダンゴ3姉妹などよりずっとよい。