ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《購書》 2005.05.30 インターネット古本屋 秀龍堂(楽天フリマ)

2005-06-05 20:26:11 | 購書

インターネット古本屋 秀龍堂(楽天フリマ)


●2005131,圓生の録音室,京須偕充,,中央公論新社,中公文庫,1999,¥390
 落語物なので。

●2005132,司馬遼太郎エッセンス-『播磨灘物語』から『ひとびとの跫音』まで-,谷沢永一,,文藝春秋,文春文庫,1996,¥290
 司馬遼太郎なので。

●2005133,偽書百撰,垣芝折多(著)松山巌(編),,文藝春秋,文春文庫,1997,¥290
 昔の探書リストにあったので。

●2005134,好妻好局―夫-升田幸三との40年-,升田静尾(語り)藤田健二(記),,小学館,小学館文庫,2004,¥390
 将棋物なので。

●2005135,快人エジソン-奇才は21世紀に甦る-,浜田和幸,,日本経済新聞社,日経ビジネス人文庫,2000,¥390
 面白そうな感じだったので。

 本命は『圓生の録音室』だったのですが、この秀龍堂という古本屋は「1回のご注文で2商品以上お買い上げいただきますと「(商品数-1)×100円」を割引致します。」というシステムをとっているので、ついつい他の本も買ってしまいました。
 今回のお会計は、下記のようになります。

お買いあげ金額合計:1,750円(税込)
「まとめ買い」割引(5品):-400円
送料:100円
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
お支払い金額合計:1,450円

《読書》春風亭一柳『噺の咄の話のはなし』ヤゲンブラ選書(晩聲社)

2005-06-05 20:02:34 | 読書
●〔37〕春風亭一柳『噺の咄の話のはなし』ヤゲンブラ選書(晩聲社)1980(2005.05.29読了)
 春風亭一柳は1956年に三遊亭円生に入門。三遊亭好生の名で1973年、真打昇進。1978年の円生一門の落語協会離脱騒ぎの際、協会に留まったため破門され、名前を返上し、林家正蔵(彦六)門下に移り、春風亭一柳を名乗りました。しかし、1981年7月9日に自分が住んでいる団地で投身自殺しました。悲劇の落語家です。
 三遊亭円丈はその著書、『御乱心-落語協会分裂と、円生とその弟子たち-』主婦の友社(1986)の中で次のように述べています。

しかし、好生程円生の呪縛から逃れる為に七転八倒した者もいない。彼の芸風は円生にそっくりだったし、その上背格好もよく似ていて、立居振る舞い、高座でタンを切るトコロまで似ていた。彼は、こうして落語協会に戻ったが、その後も円生の呪縛から逃れるコトは、三年後に悲惨な最期を遂げる日まで出来なかったのだ。(p.97)

 この本の表紙には「笑わせの世界に生きる噺家が貧乏と芸道の厳しさに煩悶しつつ、溜息のように綴った念踊の歌!」という内容紹介が乗っていますが、その通りに全体を救いようが無い暗いトーンが貫いています。もっとも、これは一柳が後に自殺することを知っているために、先入観があるからでしょうか。
 一度、春風亭一柳の噺を聴いてみたかったです。

 この本の中で面白かったところを一つ。

(楽屋で)「落語家死因予想一覧」なんてのを壁に張り出したこともある。「言い当てちゃ、シャレにならねえ」から、若手ばかりを並べたが、志ん朝=中気、談志=他殺、という具合。しかし、これもなんだか言い当てそうだが。私のところには、「ふとした病い」と書いてあったから、見た目にもきっと弱々しかったのだろう。(p.49)

 「談志=他殺」というところで、思わず吹いてしまいました。

《読書》米原万里『ロシアは今日も荒れ模様』講談社文庫

2005-06-05 10:00:21 | 読書

●〔36〕米原万里『ロシアは今日も荒れ模様』講談社文庫2001
(2005.05.29読了)
 厠上の書。米原万里はロシア語通訳、エッセイスト。この本ではロシア人とウォッカについて、ソ連邦崩壊前後のロシアの状況、ゴルバチョフとエリツィンについて等々のエッセイ集です。スラスラ、フムフム、時にはクスッという本です。面白く読めました。
 ところで、米原万里のデビュー作、『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』徳間書店(1994)、読みたいと思って探すのですが、どこかに埋もれてしまって出てきません。ブックオフの100円コーナーでちょくちょく見かけますが、もう一度買うのもシャクだし……。

《購書》 2005.05.28 鯨書房

2005-06-05 07:29:51 | 購書
鯨書房
岐阜市にある古本屋です。

●2005130,噺の咄の話のはなし,春風亭一柳,,晩聲社,ヤゲンブラ選書,1980,¥1,260(+送料¥160)
 落語物なので。

 この本の入手には少し苦労しました。
 1978年の落語協会分裂事件に関する本として本書があることを知りました。新刊では品切なので、古本をネット上で探しました。
 私が、古本をネット上で探す場合は、まず
・楽天フリマ(旧EasySeek)
・日本の古本屋
・Amazonマーケットプレイス
をチェックします(註)。だいたいはこれで見つかるのですが(価格はともかく)、本書は見つかりませんでした。しかたがないので、楽天スーパーエージェントへ登録して待っていました。
 ところが、5月26日(木)にたまたま日本の古本屋で、本書を検索すると見つかりました。値段もリーズナブルだったので、速攻で注文しました。

(註)
古本屋さんの横断検索というのがあり、現在36サイトを横断的に検索できるようになっていますが、結局数が多いだけで、あまりヒットしないようです。また、ebookoff、スーパー源氏などを落穂拾い的に調べることもあります。最終手段はGoogleで書名を直接入力して検索でしょうか。

《読書》冨田均『聞書き・寄席末広亭 席主・北村銀太郎述』平凡社ライブラリー

2005-06-04 11:39:14 | 読書

●〔35〕冨田均『聞書き・寄席末広亭 席主・北村銀太郎述』平凡社ライブラリー 2001
(2005.05.26読了)
 北村銀太郎(1890(明治23)年~1983(昭和58)年)は新宿末広亭の席亭で芸人達から「大旦那」と呼ばれた人です。この本の元本が出版されたのは1980年で90歳の時です。

昭和の名人と言われ、怖い物なしの円生にとって唯一、頭の上がらなかった人がこの北村銀太郎で(三遊亭円丈『御乱心-落語協会分裂と、円生とその弟子たち-』主婦の友社(1986)pp.163-164)

 とあるよう、誰も恐れるものの無い立場から寄席や芸人達のことについて語っています。下記などはその典型でしょう。

なんだかんだ言っても、円生さんほどの噺家はいないんだ。ただ、噺家も名人と呼ばれるようになると、あとはもう人間が問題になるんだよ。人間性でね、同じ名人でもちょっとずつ差が出てくる。そこが円生さんは惜しいんだ。芸のレベルまで人間が行っていたら、明治の大円朝以来の噺家と言ってもいいほどなんだよ。私の名人観でゆくと、トップが文楽さん、これは絶対動かない。それから志ん生、金馬、円生の順だ。いずれにせよ、私の知る限りこの四人が昭和の落語芸の大御所でしたよ。明らかに一頭地を抜いていたね。(pp.52-53)

 その他にも戦後のヒロポン全盛期のこと、五代目小さん襲名をめぐる騒動のことなど、ちょっとヤバいかなということもサラリと書かれています。
 私はまだ寄席というものに行ったことが無いので(生の落語も2度しか聴いたことがありません)、一度は末広亭に行ってみたいものです。

《購書》 2005.05.22 ブックオフ福山野上店

2005-06-03 06:25:51 | 購書
ブックオフ福山野上店

●2005122,芸談 あばらかべっそん,桂文楽,,筑摩書房,ちくま文庫,1992,¥500
 落語物なので。

●2005123,封印再度-Who Inside-,森博嗣,,講談社,講談社ノベルス,1997,¥250
 森博嗣なので。
 S&M series 第5作です。第4作までは文庫本で買ってきました。ブックオフで買う場合は、文庫は定価の半額、新書(ノベルス)は¥250です。だから今回はノベルスで買うことができてオトクでした(文庫の場合は¥410になります)。もちろん、¥105で買えればベストなのでしょうが、さすがに森博嗣は100円本コーナーで見かけることはほとんどありません。

●2005124,古文書返却の旅-戦後史学史の一齣-,網野善彦,,中央公論新社,中公新書,1999,¥250
●2005125,トインビー,吉沢五郎,,清水書院,Century Books 人と思想69,1982,¥250
●2005126,自由はどこまで可能か-リバタリアニズム入門-,森村進,,講談社,現代新書,2001,¥105
●2005127,密教のわかる本-仏教の醍醐味を知る-,金岡秀友,,廣済堂出版,Kosaido Books,1983,¥105
 以上、知的興味関心から。

《読書》鍛冶俊樹『戦争の常識』文春新書

2005-06-03 05:41:27 | 購書

●〔34〕鍛冶俊樹『戦争の常識』文春新書 2005
(2005.05.21読了)
 『常識としての軍事学』とは違って、割とニュートラルな本でした。
 『常識としての軍事学』、『戦争の常識』と同じような新書が相次いで出版されるのは単なる偶然か、それとも世相を反映しているものなのでしょうか。

《購書》 2005.05.21 啓文社ポートプラザ店

2005-06-03 05:28:01 | 購書
啓文社ポートプラザ店

◎『東京かわら版2005年4月号増刊 寄席演芸年鑑2005年版』¥600(東京かわら版)

 落語なので。小冊子ながら、非常に中身がつまっていました。

◎『本の雑誌』6月号(本の雑誌社) ¥530
 「特集 懐かし少女漫画リターンズ!」に興味を惹かれて。

◎『レコード芸術』6月号(音楽之友社) ¥1,250
 毎月買っているので。