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日々是好日~にちにちこれこうにち

 幸せ住空間&木の架構の家を提案します!
 小野綾子の日々ブログです。

時を刻むもの

2011-07-28 20:06:19 | 日々の想い

携帯電話のおかげで、腕時計はすっかりしなくなりました。

外出先で活躍する携帯画面のデジタル表示時計。

ぱっと見て、今何時かが明確です。

そういえば、子供の頃、針時計を見るのが苦手で、デジタル時計だと分かりやすく好きでした。

 

時計って見て分かりやすいものが重宝だと勝手に思っていました。

瞬時に時間が確認できるもの、という前提で見ていたのでしょう。

無意識に時間に追われている日常が背景にあるのかもしれません。

 

なぜ、そう思ったかといいますと、

 

先日、訪問した美術館の壁に掛かっていたもの。

 

 

土の盤に、木の棒の針。

本当の時計?と一瞬疑ってしまうほど。

 

そう・・時間が止まったようなオブジェに見えました。

 

時を刻んでいることを、まるで知られないように、

周囲に溶け込んで、時計ということを忘れさせるように、

 

時計とは、こういうものという前出の思い込みが

幻想だと言わんばかりの姿に、しばし見とれて帰ってきました。

 

 

~小さな美術館 「as it is」(あるがまま)にて~


幸福感は伝染する

2011-06-24 11:42:41 | 日々の想い
2年以上前のものですが、興味深い記事を見つけました。


「幸福感は伝染する」、同僚より隣人・友人から強い影響 米研究


幸福感は他人に伝わりやすく、家族や友人などの社会集団の中でさざ波のように広がるが、職場では同僚の感情にあまり影響を受けない――。
このような研究結果が5日、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」で発表された。


ハーバード大学医学部(Harvard Medical School)のニコラス・クリスタキス(Nicholas Christakis)教授と、カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)のジェームズ・フォーラー(James Fowler)教授による共同研究によると、誰かの幸福感に変化が起きると、「幸福」または「不幸」な人々の社会的また地理的な集団が形成される。つまり、充足感は個人がそれぞれに感じるだけのものではないという。


研究結果によると、他人の感情は、同居人よりも隣人や友人からのほうが伝染しやすく、職場では幸せな同僚がいても影響を受けない。
これは、社会的状況が感情の伝染を抑止している可能性がある。


最も重要なのは、人々が社会的ネットワークの一部であるということで、ひとりの健康や幸福感が他人に影響を与えるということを認識することだという。


地理的条件も、幸福感に影響する。
幸せな友人が1マイル(1.6キロ)以内に住んでいれば、自分も幸福感を感じる可能性は25%増加。また、同居人が幸せな場合は8%、近くに住む兄弟姉妹の場合は14%、隣人の場合は34%増える。


この研究結果は「画期的」だという。
添付された論説で、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College London)のアンドリュー・ステップトウ(Andrew Steptoe)教授と、ミシガン大学公衆衛生大学院(University of Michigan School of Public Health)のアナ・ディエス・ルー(Ana Diez Roux)教授は、「幸福感が実際に社会的関係の中で伝染するなら、間接的に健康を広めることも可能となり、政策や医療方針を設計する上で大きな影響を及ぼす」と指摘している。(c)AFP


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一人の幸福感が、いかに周囲に影響しているか・・。
本当に「画期的」な研究結果ですね。
勇気付けられます。


歩く

2011-06-07 10:14:07 | 日々の想い
昨日は素晴らしい天気のうえ、風も爽やか。
日も長くて歩くのに最適な季節です。

昨日は、電車で向かう予定だった現場まで歩いてみました。
軽く汗ばむ程度が気持ち良い。
お客様から思いがけずお茶のサービス。嬉しかったです。


事務所からの帰りも、何だか歩きたい気分が抜けず、初めて自宅まで歩きました。


ランニングは呼吸法だそうですが、徒歩も軽い呼吸法と思って、何も考えずただ・・自然な幸せを感じながら歩きました。

この爽快感は久しぶり。少し忘れていた今日この頃・・

2011年のはじめに

2011-01-04 13:11:45 | 日々の想い
2011年が幕開けしました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


今年の抱負は、

   色即是空 空即是色

【意味】
 金儲けは空しい。
 真心打ち込んでいれば、いつの間にか必要なものは手に入っている。


この真理を座右の銘に置いて、日々業務に励みたいと思います。

2010年 年末

2010-12-29 18:38:21 | 日々の想い
本日は仕事納め。
昨日から掃除・整頓をしました。

中々片付けることのできなかった書類やら物やら、
中には、数年置きっぱなしの物まで、
引っ張り出して綺麗に片付けました。

流行の「断捨離」までは行ってませんが。

さて、年始仕事始めは1/4からとさせていただきます。


今年はクラシックコンサートに沢山行った年でもありました。
中でも、ピアノをよく聴いたものです。

小菅優さん、横山幸雄さん、高橋多佳子さん、辻井伸行さんetc・・

年末も、楽しんでまいります!(笑)


今年も皆様にはお世話になり誠にありがとうございました。
来たる年もどうぞ宜しくお願い致します。

2010年ありがとう。


住宅エコポイントと断熱材

2010-12-04 20:48:11 | 日々の想い
yahooニュースで気になる記事が掲載されました。

<住宅エコポイント>断熱材不足 省エネ住宅建設が大幅遅れ

住宅エコポイントの人気の高まりを受け、代表的な住宅断熱材のグラスウール
が不足し、省エネ住宅の建設が大幅に遅れている。
従来のほぼ2倍の国産断熱材の使用が義務付けられており、
生産が追いつかないためだ。

今年10月までの消費量は昨年1年分の生産量に相当し、
約2万戸分のグラスウールが来春まで不足するとみられる。

このまま建設の遅れが続けば、建築代金の支払いが延び、
資金繰りに行き詰る工務店が増える恐れがあるとして、
経済産業省と国土交通省も実態調査を始めた。

****************************************************

住宅エコポイント対象の「次世代省エネ基準」住宅がにわか激増したため、
材料の供給が追いつかなくなったという、嘘みたいな本当の話。


それも、「グラスウール」だけが不足でしょうか。

普段からグラスウールを多用している一般住宅メーカーが、
同じグラスウールで対応しているという図式が見えて来ます。


断熱材には

自然素材・環境リサイクル性に優れた
羊毛系、セルロースファイバー系、ポリエステル系があり、

熱伝導率が低く高断熱で気密に強い
ウレタンフォーム系、ポリエチレンフォーム系等があります。

設計主旨と意匠から、また建築哲学から、断熱材の種類は選択可能ですが、
今回の騒動で、圧倒的にグラスウールという状況が浮き彫りに。


自然素材系の断熱材を使用する工務店さんに聞いて見ると、
「不足?特にそういった話は聞いてないですね。」とのこと。
(住宅エコポイントの申請も無事に済んだ模様)

需要の少ない世界と言わないで。(笑)

性能と、意匠と、納まりと、コストと奮闘しながら設計作業。
地道に手作りで、頑張っています。


しかし、グラスウール不足に始まって、
他の断熱材に需要が移れば、こちらの品薄も時間の問題となりそうです。
どこまでシフトできるか、住宅エコポイント~断熱材狂想曲。

**************************************************

「次世代省エネ基準」とは、

等級2 「旧省エネルギー(昭和55年)基準程度」
等級3 「新省エネルギー(平成4年)基準程度」
等級4 「次世代省エネルギー(平成11年)基準程度」←となっており、

この温熱等級は、数が増えるほどグレードが上がります。
ワインの等級などと逆なので、ややこしい感じですが、
果てしなく(だと困りますが)グレードアップが追記できるメリットがあります。

ちなみに等級1がありません。
ここは等級2に満たないものが入るのですが基準はありません。


関東地方【Ⅳ地区】の場合で比較

《グラスウール24Kの場合》
等級2「旧省エネ基準程度」 壁:厚25mm、屋根:35mm
等級3「新省エネ基準程度」 壁:厚35mm、屋根:50mm
等級4「次世代省エネ基準程度」壁:厚90mm、屋根:185mm

節分

2010-02-03 19:23:44 | 日々の想い
今日は節分、今日を境に明日から立春。
そんな季節の中で、先日久しぶりに雪が積もりました。

今日は、ところどころで雪だるまの跡を発見。

幼稚園の隣の広場には、沢山の雪だるま跡がありました。

ある家の、門先にあった雪だるまは、
午前中は痩せた姿で立っていましたが
午後には胴体だけが残っていました。


ところで、今日は誕生日でして、私も40歳です。
うーん、実年齢と実感がかみ合わない(笑)


「40歳までは、無我夢中で過ごすもの。
40歳以降になって、人生が楽しくなるよ。」

とは、人生の先輩から頂いたはなむけの言葉です。


今日は久しぶりに休日でした。
心と体と休めつつ、
周りの皆への感謝の想いで、
今日を締めくくりたいと思います。

旅立ちの形

2010-01-25 17:25:28 | 日々の想い
先月、友人のお母様が突然他界された。
ほんの数日前まで友人と買い物を楽しみ、ボーリングも楽しんでいたとのこと。
それが突然高熱が出て、あっという間にこの世を去ってしまいました。

突然の事態に、友人もご家族もさぞ動揺されたことでしょう。
知らせを受けた私も、にわかには信じられませんでした。


一方で、昨年秋から入院していた祖母。
手術の結果、治らない病であることが分かり、
私たち家族はこの数か月の間、心の準備をさせてもらいました。
年内持つかどうか、とお医者様に言われていましたが、
年を越し、先日他界しました。

入院後、時間が経つにつれて
段々体力が弱っていく姿を、本人も様々な思いで感じていたと思います。


死の直前まで、楽しく過ごせた友人のお母様、
最後は寝たきりになり、周りに心の準備を与えてくれた祖母、
人の旅立ちの形は様々です。
どちらにも、それなりの仕方があると感じました。

祖母ですが、葬儀中、満面の笑みを浮かべて微笑んでいるような
感じを受けました。

家族が一人旅立つことで、
残された家族も新しいステージが始まります。
祖母の微笑んでいる顔を頭に浮かべながら、
それぞれの場所で、お互いにいき(活き)ましょう。

時間とのかかわり

2010-01-12 19:14:13 | 日々の想い
今年が始まったと思ったら、もう1月も半ばに近付き、
こうやって、あっという間に1年が経つのかと思います。

そんな中、正月休み明けも記憶に近いのに
早々に三連休がありました。

私としては、絶好のプランニングの日々でした。
周りの皆はお休みですから、メールも電話も来ない。
業務に集中できて、助かります。


朝一番でプランニングを始め、暫くすると8時になった。

もう少しひと段落したら朝食を、と思っているうちに11時。

でも、キリの良いところまでやりたいと続行したところ、
ふと我に返って時計を見ると13時半。

この日の初食事が遅めのランチとなりました。

ちなみに何故朝から事務所にいるかと言うと、徹夜明けだったため。
今年に入って10日目にして初徹夜をやってしまいました。
本人はプランに夢中。気付けば一晩が過ぎていた感じです。

というように、感覚的には飛ぶように時間が過ぎてゆきます。(@_@)
途中で気付かずに、寝てでもいるのでしょうか???
夢中とは、文字通り夢の中にいたりして。


先日のある光景について。
出勤途中、ゴールデンレトリバーに遭遇しました。
何と、お散歩バッグを自分で咥えて散歩しているではないですか。
あぁ可愛い。
つい後ろで歩調を合わせていたら、電車に乗りそびれました。


「電車一本遅れて、時間が勿体ない・・」のか
ほのぼのとした光景を見て心が和んだ幸福なのか。


実は今も、スケジュールが厳しくて
ブログどころではないのですが(笑)

こうやって、息抜きと気分転換をはかるべく、
書いてみました。

心の余裕は必要ですねぇ・・。

2010年

2010-01-05 20:00:56 | 日々の想い
明けましておめでとうございます!

本日から仕事始めですが、初日から残業タイム突入しております。(^_^;

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

1月は計画案件が2件、確認申請1件、調査業務1件と
いきなりハイペースですが、頑張りたいと思います。


建築と衆院選マニフェスト

2009-08-18 19:52:19 | 日々の想い
この夏最大のイベントとなる衆院選、本日公示されました。
横浜市は市長選も重なり、月末まで賑やかになるでしょう。

さて、各党のマニフェストは既に出ていますが、建築の扱いについて気になるところです。


民主党マニフェストには、以下の内容がありました。

 ~建築基準法などの関係法令の抜本的見直し。
  住宅建設に関連する資格・許認可の整理・簡素化。
 (きめ細かな住宅政策を推進するための)


現況の基準法は、色々と問題が多く、
見直しは有難い・・とつい思いますが、
具体的に、内容がどのようになって行くのか気になります。


また、

  ・木材住宅産業を「地域資源活用型産業」の柱として推進
  ・(木材住宅産業による)伝統工法を継承する技術者、
   地場の建設・建築産業の育成

とあります。


伝統構法は、木を生かすという点でこれ以上ない構法ですが、
現在、法的に厳しい状況に置かれています。

このように伝統構法に触れたところに期待がありますが、
こちらも、今後どのようになって行くのか気になります。


マニフェストが立派でも、蓋を開けてみれば、
肩すかしを食らうようなオチで終息・・という可能性も
無くはありません。


その前に、全てが法で解決できる、という前提に疑問を持ちたいものです。

法で取り決めることとは、ある意味マニュアル化ですので、
安易な責任逃れの道を行くことになりませんように。

首都の真の美しさ

2009-05-07 20:12:14 | 日々の想い
「首都の真の美しさは、その建造物の大いなる塔や装飾にあらずして、
 むしろ民衆の幸せな表情にあるだろう。」
   
    岡倉天心~東洋の理想より~

岡倉天心は、物事の真を語れる人で、
著作や伝えられるエピソードなどを伺うと、
100年も前に生きた人とは思えないくらい、今に通じる斬新さがあります。


上記の言葉は、
中身の無い果実は空しい。
言いかえれば、建築の形だけでは豊かさは生まれない、と
真理を語っています。


建築設計を生業としている者にとって、
設計という手段で、どこまで社会に貢献できるだろう・・と
思わずにはいられません。

貢献という言葉がおこがましいと言われるかも知れません。
それでも、やはり敢えて「貢献」と言わせて下さいね。

僅かな内容の貢献であったとしても、誇らしい貢献に変わりない、
そう思えるようになりました。


目標は高く、
実践は地に足をつけて

今出来ないことを見つめながらも
一歩ずつ、確実に、前進してゆきたいと思います。

そして、いつか「首都の真の美しさ」に辿り着くことを、夢見ています。




日が長くなって

2009-04-24 09:23:21 | 日々の想い
段々と、日が長くなってきました。

朝6時で既に明るいから、寝坊した気分になります(笑)
日暮れも遅くなり、17時かと思ったら既に18時で
外の明るさに驚いたこともありました。


国立天文台天文情報センターの資料を見ると
一日ごとに、2分程度昼間が増えているのが分かります。

一週間で約14分も増えているんですよね。
地球がちゃんと周っている証拠です。


ところで、
NHKの「アースウォッチャー」かぐやアーカイブ
地球の映像が見れます。大変綺麗です。




治安と幸福と住宅

2009-04-14 15:00:01 | 日々の想い
「風が吹けば、桶屋が儲かる」

風が吹けば、土ほこりが舞い、
    ↓
目に入って、盲人が増える。
    ↓
生計を立てるために、三味線弾きが増える
    ↓
三味線に張る猫の皮の需要が増える
    ↓
猫が減り、ねずみが大量発生する
    ↓
ねずみが桶をかじるので、桶の需要が増える


という図式にならい、以下、住宅について考察してみます。

P.S.妄想とも言う


◎治安が良くなる
   ↓
○安心して、窓を開け放したままにできる
   ↓
 換気が良くなり、
   ↓
 シックハウス症候群が減る
   ↓
 換気扇がいらなくなる
   ↓
 余計な費用が不要になる



◎治安が良くなる
   ↓
○安心して、窓を開け放したままにできる
   ↓
 外気に触れ、体が鍛えられる
   ↓
 健康になる
   ↓
 医者にかからなくなる
   ↓
 エアコンが不要になる
   ↓
 電気代、CO2が抑えられる
   ↓
 エコロジーに近づく



◎治安が良くなる
   ↓
 防犯ガラスがいらなくなる
   ↓
 ホームセキュリティが不要になる
   ↓
 シンプルな外構計画ができる
   ↓
 ご近所さんと顔を合わせるようになる
   ↓
 コミュニケーションが発達する
   ↓
 助け合いの精神が培われる
   ↓
 孤独死問題などの解決
 

治安の良さに絞って考えてみましたが、
何だか、素晴らしい財産に思えてきました。
少々、短絡的だったかな(笑)

ついでですから、治安が良くなるには?と考えました。

それは、一人一人が幸福であることではないかな、と。
他人を害そうと思うことなく、幸福であること。

そんな世の中で、シンプルに暮らしたいなぁと思います。

中間期の過ごし方

2009-04-13 08:50:33 | 日々の想い
先日ガテン系の作業をしてから体調を崩し、
風邪をひいてしまいました。
ヘルメットが合わなかったから?(笑)
いやいや、体力が以前より落ちているようです。


それでも、この時期は気候が穏やかで過ごし易いですね。

しかし気温が高かったせいか、乗る電車・バスに、軒並冷房が入りました。
(風邪気味にはちょっと辛かった)


つい先日まで、暖房を入れていたのに
暖房か冷房か、その二つの選択肢しか存在しないのはどうでしょう。
春と秋は中間期と言って、冷房・暖房を必要としない気候の良い時期。
積極的に外気を取り入れても良いと思うのです。


今の電車、窓が開かないタイプになったのはここ10年くらい。
聞くところによると、設計者は海外の人だとか。

そんなことを思ううちに、昔の話を思い出しました。

夏のある日、スイスで特急に乗車した際、
車内が暑くなってきて、思わず窓を開けたところ、
外人さん達に一斉にクレームを受けたことがあります。

行く前に読んだ「地球の歩き方」に、似たような体験談が書いてあったけど
確かに本当だと思い知りました。


どうも、アジア人と西洋人では体のつくりが違うようです。
ちなみに、ヨーロッパ滞在中は殆ど汗をかかなかったのですが、
成田空港に着くや否や、脇から汗が出始めたのを記憶しています。