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奈良-南大門

2012-07-31 20:36:14 | 日々の建築ウォッチング

建築研鑽研修の合間に、東大寺・南大門へ。

 

先日の匠組で話題になった、重源の大仏様建築、

その代表的な建築物がこちらです。

 

訪問前に、伊藤ていじさんの「重源」を少しかじっておきました。

 

 

角地垂木で一軒(ひとのき)

“柱に肘木を挿し込む挿肘木(さしひじき)”

 

 柱がちで明快、骨太でシンプル。

個人的に好みの構造です。

 

 

内部を見上げた景色。

何となく、飛騨高山の吉島家住宅を思い出しました。

 

見ていて飽きません。

ずーっと気の済むまで眺めていたかったけど、

時間の関係で、その楽しみは次回にとっておくことにしました。(^_^)

 

 

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奈良-興福寺

2012-07-30 17:51:26 | 日々の建築ウォッチング

週末、奈良の日本建築研鑽研修に行ってきました。

 

まずは、興福寺へ。10年ぶりの再訪です。

 

興福寺の中金堂の復元工事が始まって、

いつもと少し違う風景になっています。

中金堂は、藤原不比等が710年に着手後、

1000年以上の間に、7回も焼失しては再建されてきたとのこと。

ただ、享保2年(1717年)の火災の時は、財政困難もあって再建ができず、

10年後に奈良町の人々の寄進で仮金堂が建てられたとか。

その後、再度仮金堂建設を経て、平城遷都1300年(興福寺創建1300年)を記念して

修復工事がされることになったそうです。

 

詳しくは、興福寺のHPにて

http://www.kohfukuji.com/kanjin/rebuild.html

 

 

建設中の中金堂に使用されている木材。

左はアパ(アフリカけやき):柱など

右はイエローシーダー(カナダひのき):組み物など

 

国産材でないところが、心情的に残念ですが・・

日本の「木の文化」を守るためのひとつの課題↓

http://members.jcom.home.ne.jp/nihongakukyokai/nihon23-05kadai.html

 

日本文化を自国で守れるようになるでしょうか。

 

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