今月は建築確認申請を2件提出しました。
一つは神社、もう一件は店舗。
打ち合わせを何カ月も重ねてきた分、
確認申請となると感慨深いものがあります。
ちなみに今月は、たまたま作業が重なるハードスケジュール。
現在計画中の住宅も43条ただし書き許可申請も迫っており、
毎日が飛ぶように過ぎてゆく感覚です。
さて、今回の確認申請には間に合いませんでしたが、
来月1日から建築確認申請手続きが見直されます。
キーワードは
①建築確認審査の迅速化、②申請図書の簡素化、③違反の厳罰化
耐震偽装の事件後、
確認申請の手続きは煩雑さを強いるものとなっていました。
以前、住宅で部屋の天井を平らから勾配天井に変更した時のこと、
換気回数も変わらない程度の内容でしたが、軽微な変更ではなく
確認を出し直せと言われたこともありますし、
当時は確認機関も神経質になっていたようで、極端な例ですが実際にあった話です。
ちなみに「計画変更」ならまだ分からなくもないのですが、
確認の出し直しと言われるのが、いまだに謎です。
変更後の内容が決して違反では無いし、
建築基準法に適合しているのが明らかであっても、
“軽微な変更”に該当せず、煩雑な手続きを要していたのです。
その他、添付しなければならない書類も多かった。
例えば、屋根の不燃材等の認定番号を図面に明記するだけでは済まされず、
一々、毎回同じ大臣認定書のコピーを添付するようになっていました。
この時代にありながら、省資源と逆方向の世界です。
今回の改善で
「・・大臣認定データベースの登録を義務化することにより、
審査側が大臣認定書を参照できる環境を整備し、確認申請における
大臣認定書の写しの添付の省略を技術的助言等により徹底する。」
となりまして、当然と言えば当然の内容、やっと普通になります。
ナンセンスだ、と当事者なら普通に感じることも、
一度法律が出来てしまうと、各個人の感覚を通り越して
どうにもならない現実にブチ当たるものです。
そこで、がんじがらめに縛ってしまえば、
却って誰も感じず、疑問に想わず、責任を負わない、
という事態が助長されると想像できます。
簡素化をはかり、その分厳罰化をはかると言いますが、
建築士の責任については元々変わらないのですから
今までと同じ責任あるのみです。
簡素化することで省資源・時間短縮・経費削減となるので、
施主も喜び、設計者も喜び・審査も喜べる三方よし。
煩雑さに使われていた時間は、
人類発展のため(笑)、より創造的な時間に充てましょう。
一つは神社、もう一件は店舗。
打ち合わせを何カ月も重ねてきた分、
確認申請となると感慨深いものがあります。
ちなみに今月は、たまたま作業が重なるハードスケジュール。
現在計画中の住宅も43条ただし書き許可申請も迫っており、
毎日が飛ぶように過ぎてゆく感覚です。
さて、今回の確認申請には間に合いませんでしたが、
来月1日から建築確認申請手続きが見直されます。
キーワードは
①建築確認審査の迅速化、②申請図書の簡素化、③違反の厳罰化
耐震偽装の事件後、
確認申請の手続きは煩雑さを強いるものとなっていました。
以前、住宅で部屋の天井を平らから勾配天井に変更した時のこと、
換気回数も変わらない程度の内容でしたが、軽微な変更ではなく
確認を出し直せと言われたこともありますし、
当時は確認機関も神経質になっていたようで、極端な例ですが実際にあった話です。
ちなみに「計画変更」ならまだ分からなくもないのですが、
確認の出し直しと言われるのが、いまだに謎です。
変更後の内容が決して違反では無いし、
建築基準法に適合しているのが明らかであっても、
“軽微な変更”に該当せず、煩雑な手続きを要していたのです。
その他、添付しなければならない書類も多かった。
例えば、屋根の不燃材等の認定番号を図面に明記するだけでは済まされず、
一々、毎回同じ大臣認定書のコピーを添付するようになっていました。
この時代にありながら、省資源と逆方向の世界です。
今回の改善で
「・・大臣認定データベースの登録を義務化することにより、
審査側が大臣認定書を参照できる環境を整備し、確認申請における
大臣認定書の写しの添付の省略を技術的助言等により徹底する。」
となりまして、当然と言えば当然の内容、やっと普通になります。
ナンセンスだ、と当事者なら普通に感じることも、
一度法律が出来てしまうと、各個人の感覚を通り越して
どうにもならない現実にブチ当たるものです。
そこで、がんじがらめに縛ってしまえば、
却って誰も感じず、疑問に想わず、責任を負わない、
という事態が助長されると想像できます。
簡素化をはかり、その分厳罰化をはかると言いますが、
建築士の責任については元々変わらないのですから
今までと同じ責任あるのみです。
簡素化することで省資源・時間短縮・経費削減となるので、
施主も喜び、設計者も喜び・審査も喜べる三方よし。
煩雑さに使われていた時間は、
人類発展のため(笑)、より創造的な時間に充てましょう。