鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

山に登る人に悪人はいない、訳がない。

2019年09月18日 | 鳥海山
夏の暑い日、やっと山頂に辿り着き、社務所前の天水桶に缶ビールを二本入れた。
小一時間してから取りに行ったら無い!盗まれた。盗んでまで飲みたいか。山で事故ってしまえ、呪ってやる、と思いましたね。

(昔の山頂小屋の食事の後)
これも山頂での話。
食事を終えた登山客、食堂から宿泊所へ帰ろうとしたら登山靴が無い。誰か間違えて履いて行ったのかもしれないと周りを見ても余分な登山靴は無い。完全に盗難。
よくもまあ、人の登山靴を盗むものだ、小屋の管理人や他の登山客も呆れかえるやら怒るやら。
でも出てこないことにはどうしようもない。結局その人には山頂小屋にあった長靴を貸してあげた。その人にとっては鳥海山は最低の山だったであろう。
盗んだやつにとっては最高の山?
下界はもちろん、山でも人を見たら泥棒と思え、が通用するのですねえ。

そう、そう、山頂小屋では食事も提供されますが、頼んでもいないのに知らんふりして食べていく輩もいます。人数分準備しても足りなくなるのです。数え間違いではありません。たびたびなのです。今では確認方法もちゃんとしているかもしれませんが。山では信頼が基準なのですけどねえ。


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