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ボル中

~ボルダリング中毒~

術後&病み上がり

2012-12-18 23:00:00 | 笠間
 何年ぶりかの風邪が長引き、10日ほど安静にした。

 そのせいで、指のリハビリも進まず調子が悪い。最後まで伸ばせないし曲げられない。ガバもカチも持てない状態が相変わらず続いている。


 スラブしか登れそうにないので、M上と笠間へ。


 まずはスラブ岩。


 初・笠間の分際で、M上は5級スラブを短時間でクリア。



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            スラブ左・5級


 リーチを存分に活かした登りだとしても、まさかの短時間解決・・・


 私はカンテを使わず直登の“スラブ中央・1級”に頭を捻る。前回に身の危険を感じ退いた課題。



 相方の気合いの完登を見たおかげで、覚悟が早まった。



 “リップ取りはランジしかない”



 結構怖い。跳ぼうとすると足が滑って落ちる。下手すると、岩の上に落ちて捻挫しそうになる。捻挫するのはM上の役目だし、十八番である。私はお断りだ。



 自分の何がいけないのかを考察。



   靴が悪い。



 自分の技術ではなく、道具のせいである(笑)


 駐車場まで新品に近いミウラーを取りに行った。


 肩で息をしながら再びトライ。いきなりリップをキャッチしたが、やや右にずれ止まらなかった。 やはり靴か・・・


 もう足は滑らない。新品のシューズ最高。自信に満ち溢れた次のトライで完登。


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          スラブ中央・1級



 スラブ技術の他、ランジ着地技術、適所にテーピングを貼り(手首等)皮膚を保護する施術、そして新しい靴をおろす経済力まで求められる厳しい課題。


 次は笠間の恐ろしさを相方に伝える為にラブタッチ・3級へ。







 笠間は甘くないと分かってもらえてよかった(笑)


 次はワシントン岩へ。


 ワシントン・クラブ(2級)のラインを探した。なるほど・・・

 ランジでカタがつきそうじゃないか(笑) 

 リップを主に左手で押さえに行くという自殺行為は、手のひらを微妙に丸めて傷口の負担を軽減。



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         ワシントン・クラブ 2級



 左の腕力が無さ過ぎるのには閉口したが、右足でスローパーを掴むようにして立つのが面白かった。意外に左足も滑らない。


 術後で病み上がりの場合は、ムーヴも限られる上に体力もない。


 ならば飛べばいい。 リハビリは生岩に限る・・・



笠間ボルダー 二日目

2011-01-11 14:25:38 | 笠間
 勝負の二日目である。朝は宿でゆっくりしてしまい11頃の開始となった。さっそくシンプルファイターに取りつく。右手はピンチ、左手はカチ持ちでやっていたが、左を幅広のピンチ持ちに変えることで昨日より身体を支えられるようになり足も上がり完登となった。

 シンプルファイター・1級

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 ギリギリの登りである。こんなはずではなかった・・指皮も肩も相当消耗した。この状態でシンプル&ディープなど不可能なのでギル岩に向かった。途中で岩にハート模様があることでお馴染みのラブ岩に立ち寄った。トライ中の方がいたのでしばらく見学させて頂きお話も伺った。その間にまたしても嫁は眠くなってしまったようだ。
 

 日当たりの良いところを選んでサブマット一枚の上に丸くなって寝ている・・・宿にいた猫を思いだしたので並べてみる。そっくりだ・・・もしかしたら本人も真似していたのかもしれない・・・

 そしてギル岩へ。正直登れるコンディションではなかったが、こんな格好良い課題を素通りする訳には行かない。幸い日当たりの良い場所に嫁は移動した。これで気にせずゆっくり出来る。昨日はランジの手前まで解決していたので後はランジでリップを右手で止めるだけ・・・

 Way Of The Gill・1級 未完登

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 今回は止まらなかった・・・だがもうムーブは解決した。左足に関してはヒールフックではなく、小川山の課題『忘却の果て』で見せるようなつま先乗りこみを採用して良い感じとなった。 
 結局、笠間独特と言われるフリクションはそこまで感じ取ることなく二日間を終えてしまった。これは通うしかない。一人日帰りでもいいから、すぐまた笠間に来ようと思ったのだった。


  《 笠間の宿 》

 笠間周辺には温泉がない・・・ボルダリングの疲れを癒すためにも安い温泉宿が理想なのだが温泉がなく、ボルダラーが好んで泊まるような宿もない。色々調べた挙げ句に今回は『ぶんぶくの湯』に泊まった。



 500円で日帰り入浴も可能である。13℃の湧き水を沸かしたものであり、自分で蛇口を捻れば掛け流しも可能である。

 浴槽

 終わったら蓋!

 そして我等が宿泊棟である。


 
部屋の間取りは四畳半と六畳の間がつながっている。



 食事はご飯は釜、味噌汁は鍋ごと出てきて、鳥の唐揚げに刺身に天ぷらが食べきれないほどあってしかも美味い。食事にも全て湧き水が使われており、その湧き水は持ち帰ることも出来る。施設は古いが(トイレはウォームレットでとてもキレイ)ボルダーにも車で5分と近く、我等はまた近いうちにやっかいになりそうである。



  帰りの常磐自動車道・守谷SAにて







 
 


笠間ボルダー 一日目

2011-01-11 12:27:31 | 笠間
 関東にはまだ花崗岩がある、ということで前から気になっていた笠間に泊まりで行った。これで少しは大好きな小川山を忘れられるかもしれない・・・
  
 黒本を頼りに駐車場に到着。中々広い。

 だがここから岩場まで多少だが迷うことになる。石倉岩周辺に出るつもりで足を進めたが、最初に出くわしたのはサン・シャイン岩。目当てのシンプル岩に触れるにはそこから急勾配を2分ほど登らねばならなかった。
 シンプルファイターシンプル&ディープのホールドをチェックする。抜群のフリクションを活かしてのクライミング・・・でもない気がした。メインホールドは普通に滑る・・取りあえず二日目に落とせばよいので、今日はクリアの目処をつけるだけでよい。まずは1級のシンプルファイターを落としにかかる。
 が、難しい・・・一手目の左手だが、遠いしぶら下がるほどの持ち方が出来ないので右足が上に上げられない。しかもこの課題は二日とも誰もトライしていなかったので、参考となる『お師匠様』がいつもの土日のようにいなかった。右手のピンチも普通にキツい・・・フリクションによるアドバンテージもないくせに指皮がやられてきている。心を落ち着かせ岩から目を離し後ろを振り返る。


 やはり嫁は寝ていた。的確に水平な場所を捉え、顔のすぐ左にはたくさん詰まったお菓子袋を配置している。快適なスペース作りは相変わらず見事だ。

 完登は翌日に持ち越しとし、ギル岩に移動する。ここのWay Of The Gillは一目で格好良い課題だと分かる。登りたいが一日目だし無理は出来ない・・途中までの解析を終え早めに切り上げた。
 思ったより指皮が消耗していたのが痛かった。ここからは私の代わりに昼寝ボルダラーが牙を剥いてくれた。お菓子を食べた分くらいは登って欲しいものだ。

 石倉岩周辺 8級
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 ベンチ岩 10級

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 気温がそこまで低くない為、比較的ノリ良く取りついてくれた。

 そして道を確かめながら無事に最短距離で車まで辿り着くと、嫁が神社にお参りしておみくじを引きたいと言い出した・・・それも最低2カ所以上・・・
 僕は宿に帰り手にクリームを塗って部屋でビールを、等とは言えない。最低ラインである2カ所の参拝という契約で車を走らせた。

 笠間稲荷神社

 嫁は吉のおみくじを握りしめながら次は出雲大社へ向かうと言ってきた。ちなみに私は凶であり、7割は死ぬとある。直球にも程がある。

 出雲大社

 ここのしめ縄は長さ13m太さ8メートルの重量は5トンで日本一。よく分からないが締め方が一般の神社と全く逆だそうだ。
 ここで面白いと思ったのが、賽銭がしめ縄に差し込まれていることだ。下から投げ入れるのだが結構跳ね返されるので、飛んで差し込んだ。 

 中々見ることの出来ない日本一を堪能し、満足感に浸っている嫁が次なる感動を求める前に宿に帰らねばならない。スキを見せることなく車を走らせ無事に宿に辿り着いたのであった。