
メーガン妃(ロイター)
2023年12月7日 17:38東スポWEB
メーガン妃の友人オミッド・スコビー氏の暴露本「エンドゲーム」の人種差別騒動を受け、メーガン妃がハリウッドの芸能事務所との契約を打ち切られる可能性があると王室伝記作家が示唆した。
英紙エクスプレスが7日に伝えた。
ヘンリー王子やカミラ王妃に関する本を執筆している王室伝記作家のアンジェラ・レビン氏によると、人種差別的発言で告発された王室メンバー2人の名前が掲載された「エンドゲーム」をめぐる論争が炎上し続けていることで、メーガン妃が契約するハリウッドの大手芸能事務所ウィリアム・モリス・エンデバー(WME)社が契約を打ち切る可能性があるという。
レビン氏はGBニュースのインタビューで、所属事務所がこの本の影響について「彼らは恐怖を感じたと話していましたが、それは名前が挙がった2人のことだけではなく、大事なクライアントのことも考えているはずで、彼らは次に何をすべきか非常に慎重に考えるようです」と語った。
確かに同社のクライアントにとって、今回の人種差別騒動はマイナスにしかならない。レビン氏は「本当に有名なエージェンシーが自分たちの気持ちがこれほど明確にしているのを聞いたことがない。
多くの人がメーガン妃との契約を再考している。メーガン妃は細心の注意を払う必要があると思います」とも指摘した。
さらには「このエージェンシーは実際、うめき声を上げるのを止めるべきだ、幸せで前向きにならなければいけない、誰もが彼女にうんざりしている、と言っているんです。
このままでは彼女が望むよう大金を手に入れるのは非常に難しいでしょう。
彼女は大衆から常に愛される人物になるべきだと私は実際に思っています」ともフォローした。
メーガン妃にとってWME社との契約は、いわば〝命綱〟。
人種差別騒動の火の粉は張本人にまで降りかかってきた。
1960年創刊の夕刊娯楽紙「東京スポーツ」を発行する東京スポーツ新聞社が運営。驚きと喜び、夢と笑いで世の中を彩る総合エンターテインメントメディア

暴露本「エンドゲーム」(ロイター).
2023年12月7日 18:36東スポWEB
王室の人種差別発言で炎上中のメーガン妃の友人オミッド・スコビー氏の暴露本「エンドゲーム」は、英国での発売から約10日でわずか約6500部しか売れない〝失敗作〟に終わった。英紙サンが6日に報じた。
「エンドゲーム」は今週まで6448部が売れたのみで、スコビー氏の前作「自由を求めて」の売り上げの5分の1にも満たなかったという。
前作は初週に3万1000部を売り上げており、79・2%の減少となった。
発売当初から定価の22ポンド(約4015円)の半額である11ポンド(約2007円)で売られていたにもかかわらず売り上げは伸びなかった。
王室主要メンバーによるヘンリー王子夫妻の息子アーチ―王子への人種差別発言問題でいまだに炎上が続く同書だがビジネス的には「大失敗」だったようだ。
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「アダモちゃん」にふんする島崎俊郎さん
2023年12月8日 05:00東スポWEB
タレントの島崎俊郎さんが急性心不全のため都内の自宅で6日、亡くなった。68歳だった。「アダモちゃん」のキャラクターで人気を博した。
島崎さんは、アダモちゃんについて〝生涯現役〟を宣言していた。14年前に取材した際、「いつまでやるの?」と聞かれると「年を取ってもバカなことをやる芸人がカッコいいと思っていたので、70でも80でも需要があればやりたい。80歳になって介護されながらアダモちゃんができれば」と話していた。
島崎さんは自身が死去した時、葬儀やお別れの会の遺影でアダモちゃんの写真が使われることを望んでいた。
「生前、よく口にしていたのが、『遺影にはアダモちゃんの写真を使ってほしい』でした。オールドファンにとっては島崎さん=アダモちゃんと言っていい。
ファンが遺影のアダモちゃんに手を合わせ、拝めるようにしてほしいとの思いでした」(芸能関係者)
まさに島崎さんはアダモちゃんとともに芸能界を駆け抜けた。
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レセプションにティアラ姿で出席したキャサリン皇太子妃。ローズゴールドのドレスは暴露本に対する「リベンジドレス」だと報じられている。
BY YOKO NAGASAKA公開日:2023/12/07

CHRIS JACKSON//GETTY IMAGES
メーガン妃のお友達ジャーナリスト、オミッド・スコビーが書いた暴露本『Endgame』がイギリスマスコミを騒がせている。
最大の火種はメーガン妃がオプラ・ウィンフリーのインタビューで言っていた、「アーチーの肌の色をどれくらい黒いか懸念している人」の名前がオランダ語版で明かされたこと。
スコビーは「自分は名前の入った原稿は渡していない。翻訳ミスだ」と釈明したが、結局スコビーのエージェントがオランダの出版社に名前が書かれた初期の草稿を渡していたことが発覚。
出版社はそれを使って翻訳作業を進めていたと見られている。

POOL//GETTY IMAGES
人種差別発言をした人物として名指しされたのはチャールズ国王とキャサリン皇太子妃。
関係者によると王室は法的手段も含めて対応策を検討しているというが、国王も皇太子夫妻も公にはコメントしていない。
沈黙を貫き日々の公務を続ける様子が「暴露本に対する無言の反論だ」と注目を集めている。
国王夫妻と皇太子夫妻は今週初めに世界各国の駐英大使を招く毎年恒例のレセプションを開催。キャサリン皇太子妃は「ジェニー パッカム」のローズゴールドのドレスにダイアナ元妃のお気に入りでもあったティアラ「ラバーズノット」をつけて出席した。
新聞「デイリーメール」は皇太子妃のこの華やかなドレスを「私は臆病ではないというメッセージが込められた、暴露本に対するリベンジドレス」と報じている。

COURTESY OF PRINCE AND PRINCESS OF WALES VIA INSTAGRAM
このレセプションの前もロイヤルファミリーは大忙し。皇太子妃はロンドンのある小児病院に新設された病棟のオープニングセレモニーに出席。子どもたちやスタッフたちとした。

COURTESY OF PRINCE AND PRINCESS OF WALES VIA INSTAGRAM
病院での皇太子妃は終始笑顔。暴露本の打撃を微塵も感じさせなかったと報じられている。

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国王はコプト正教会の降臨祭に出席。皇太子はホームレスの社会的自立を支援している雑誌『ビッグイシュー』を街で販売した。

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ダイアナ元妃の意志を継ぎ、ホームレス問題の解決に取り組んできた皇太子。昨年も自ら街頭に立ってこの雑誌を売り、ホームレスの人たちを支援していた。そのとき一緒に販売したデイヴ・マーティンとの再会シーンも披露した。

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カミラ王妃はレセプションの翌日、子どもたちを支援するチャリティ団体と協力、子どもたちをクラレンスハウスに招いてクリスマスツリーのデコレーションイベントを開催した。さらに難民の女性たちをサポートするチャリティ団体を訪問したりとアクティブな1日を過ごしていた。

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「決して不平は言わない。説明しない」がポリシーだったエリザベス女王。今のロイヤルファミリーはまさに女王の行いを実践しているといえそう。

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メーガン妃とヘンリー王子の応援団長ことオミッド・スコビーが出した暴露本。オランダ語版でのみ、人種差別発言をしたロイヤルの名前が明かされるという謎の事件が起きた。

CHRIS JACKSON//GETTY IMAGES
11月28日に発売された英国王室による新暴露本『Endgame』。著者はメーガン妃の友達で「サセックスの応援団長」ことオミッド・スコビー。ヘンリー王子とメーガン妃の関係者から主に情報を収集、それに基づいてサセックスと王室の確執に満ちた関係を暴いている。中立な立場で見た事実というよりも、王子と妃の主張に基づいた主張と見られ、王室関係者やウィリアム皇太子の友人らから批判や反論の声が上がっている。一部のマスコミも事実と違う点があると指摘している。

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その中でスコビーは2021年にヘンリー王子とメーガン妃がオプラ・ウィンフリーのインタビューを受けたとき、妃が暴露した人種差別発言についても触れている。「アーチーが生まれる前に彼の肌の色がどれくらい黒いか懸念する人が王室のメンバーの中にいた」という、あれである。ちなみにヘンリー王子は自分の回顧録『SPARE』を出した際、「メーガンは人種差別があったとは言っていない。無意識の偏見があったと言った」と指摘。「人種差別と言ったのはマスコミだ」とコメントしている。いずれにしても妃はインタビューの中で発言者の実名はあげなかった。しかしこの本は妃が国王に当てた手紙の中にその名前が書かれていたと書いている。発言者は2名いるが「法的な問題から実名は書かない」とスコビーは説明していた。

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しかしここで騒動が勃発した。英語版と同じ日に発売される予定だったオランダ語の翻訳版に、発言者の実名が含まれていたことが発覚。発売直前に差し止められた。スコビーは自分はオランダ語の翻訳には関わっていないと主張。
「私は発言者の名前を出していない。翻訳の誤りだ」とコメントした。マスコミからはオリジナルに含まれていないものがなぜ突然出てくるのかと疑問の声が上がった。

RAMIN TALAIE//GETTY IMAGES
この騒ぎにイギリスのテレビ司会者、ピアース・モーガンが反応した。モーガンは妃に批判的なことで有名。オプラとのインタビューで妃が「自殺を考えたこともある」と言ったのに対して「本当なのか」と疑う発言をし、番組を降板した過去がある。モーガンはオランダ語版について現在出演している自分の番組で「書いていない名前がどうして翻訳版に出てくるわけがない」とスコビーを批判した。

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モーガンは番組で「発売は差し止められたが一部の批評家たちにオランダ語版が既に送られていた」とレポート、オランダ語版に書かれていたものを英語に直し、実名を消して番組で紹介した。しかし終盤で「率直に言って書店にふらっと入ったオランダ人がこの本を手に取って名前を見ることができるのであれば、王室のために金を払っているイギリス人にも知る権利がある」と発言。続けてオランダ語版に書いてあった2人の超高位のロイヤルの名前を出した。イギリスマスコミはこの発言を大々的には報じていないが、モーガンはその後SNSに番組の動画を投稿している。

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英国王室はこれに対して正式な声明を出していない。ちなみにチャールズ国王は現在COP28に出席するために現在ドバイを訪問中。モーガンの発言後、あるレポーターから「調子はどうですか」と聞かれると「とても元気だよ、ほとんどね」と答えている。またウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は一連の騒ぎに対して沈黙を守っている。

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一方、反応したのはオランダ語に訳した翻訳家サスキア・ピータース。
新聞「デイリーメール」に「私は翻訳家として目の前にあったものを訳しただけだ」「2人のロイヤルの名前はそこにはっきりと書かれていた。私が付け加えたわけではない。私は英語からオランダ語に翻訳しただけ」とコメントした。
さらに「何年も翻訳に携わっているが、このようなことが起きたことはない」とも。スコビーはピータースのコメントに対して「私は名前が書かれた本を提出したことはない」と主張している。

MAX MUMBY/INDIGO//GETTY IMAGES
王室関係者は新聞「デイリーメール」に対して「王室はあらゆる選択肢を検討している」とコメント、その中には法的措置も含まれると話している。王室関係者は2人の発言者の名前が書かれていたというメーガン妃の手紙について「国王はこの手紙を厳重に管理している」とコメント。スコビーにリークしたのはヘンリー王子とメーガン妃のチームだと示唆している。ヘンリー王子とメーガン妃も何も反応を示していない。王室の対応も含め、今後の動きに注目が集まっている。

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「エンドゲーム」は今週まで6448部が売れたのみで、スコビー氏の前作「自由を求めて」の売り上げの5分の1にも満たなかったという。
前作は初週に3万1000部を売り上げており、79・2%の減少となった。
発売当初から定価の22ポンド(約4015円)の半額である11ポンド(約2007円)で売られていたにもかかわらず売り上げは伸びなかった。
王室主要メンバーによるヘンリー王子夫妻の息子アーチ―王子への人種差別発言問題でいまだに炎上が続く同書だがビジネス的には「大失敗」だったようだ。
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