四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
5月27日「奥武蔵をハカマスカートで凌ぐ」の様子
ウェルカムバック、ハカマスカートシノギング!(個人的に)
コロナ禍以降、企画しては中止となったりで、実に4年ぶりの開催。月日は流れ、時代も変わり、この度場所も改め奥武蔵にて初のハカマスカートシノギング。
人気の多いエリアを選んでみたものの、そこは奥武蔵、、土日とは言え人目を凌げるほどの人出はあるのか。。はてさて。
集合後、すかさずハカマスカート、アメノスカートを強制お貸出し。半数の方がハカマスカートアメノスカートお持ちご持参いただいており、うれしい限り。ついでにご希望される方には、新作のノラギ(縦縞・綾織り)もお貸出し。完全体へ相成っていただく。。
そして目的地の確認ついでに、初めての方もいたので、地形図の見方の簡単なおさらい~。食い入るハカマシノラー達
そして、今回は登山道がメインだが、念のためいつものコンパス使いをレクチャー。南南東向け南南東!も問題なし。
満を持していざ、参らん。
う~ん、やはりハカマスカート行脚は圧巻ですなぁ。と、毎度勝手に自己満足笑
下道をごにょごにょ歩き、登山道へ入る。
ほんのり暖かくなり始めた気候。ハカマスカートの涼しさを大いに感じていただけるであろう気候。
スカートはパンツのように足回りに纏わりつきづらいので、汗ばんではいても、汗をかいている感覚が少なく感じる。そして歩けばバサバサと団扇のように動き、常に新鮮な空気が入り込むようになるので、蒸れ知らず。2022年で生地がアップデートされてからは、通気度もそこそこで生地厚も薄手になったので、より春夏にちょうど良い生地感となっている。
この涼しさは女性はもちろん、再三言っているが男性にも体験いただきたい。そう想って誰でも着やすい、ハカマタイプで企画をしたのである。
縦一列の行脚が映える。。
ツヅラヲリの道を進み、尾根へ合流するあたりで小休止。何やら最後尾で一人ごにょごにょしていた森勝氏がプチロープワークを披露。入口あたりで拾ったご自慢の枝棒にグリップ部分をパラコード使って簡単に作成。応用でも色々と使えそう。
息も整ったので、尾根道へ入る。スギヒノキ基調だが、ある意味人里に近い趣を感じさせる。ハカマスカート集団で闊歩すれば尚更だ。
分岐にて古めかしい道標と小さな仏像が鎮座す。それらを囲むハカマスカートシノラー達。それに胸キュン笑
ここからは下り気味にとあるお寺の参道入口を目指し、あっという間に到着。
これまたとあるアニメにも登場したイチョウの大樹にて聖地巡礼。が、人がいない笑
と思ったら後ろから賑やかな声が。近隣の山登りの会の方々が、ナイスタイミング。イチョウの前で記念写真を撮ろうとしていたので、すかさず森勝氏がアシスト。素直に何の集団ですか?と問いかけられる始末。怪しい集団ではありませんよ。(いや怪しいか笑)
程よい広場となっていたので、森勝流パッキング講座をここらで。ちょうど日帰りには似つかわしい45Lザックで参加されていたシノラーさんがいたので、そちらザックにて、まずはリパッキング前の背負心地を確かめる。
そして盛大に中身をぶちまけて、、
あれをこうして、これをこうして、、と詰め込んでいく。
そして最後の肝、ロールトップで蓋をしたらば、逆さまにして、下からコンプレッションしていく。EXPED Lightningは下側からもコンプレッションできるのだ。そして形を整えて完成。
再度背負心地を確認してもらう。冗談無しに、以前より楽に背負っているように感じられる。。詳細は是非シノギングイベントへ参加して森勝氏へ確認だ!!
程よく時間を潰したところで、本日のメインディッシュ(個人的な)本堂へ続く古き良き石段へ。
こりゃハカマスカートが二割増しでぇい。
えっちらほっちら、意外に急な石段で息も上がる。私だけ一人テンション上がって写真をパシャパシャ。
あと少しだ~
本堂へ到着。驚くほど人気がない笑 時期にもよるのだろうが、私が思っていたほどの観光地ではないようだ。。
気を取り直して、先へ進む。この先、更に詰めるとこの奥の院と、見晴台があるのだ。きっとそこには人がごった返しているはず。。
舗装路と急な登山道を詰める。この辺りは木々も少なく日差しが暑い。。すでにオーバーヒート気味だが、無理せずゆっくりゆったり登っていく。
見晴台到着。そこそこ人はいて一安心。ただ高尾山のそれにはほど遠いか。森勝氏の時計ウンチクを挟み、敢えて停滞気味に視線も凌いでいただく。
こんな見晴らしの良いところで休憩はできないので、目星をつけているハンモックポイントまで移動。地味な登山道と林道を絡めて進み、少し奥まったところに程よい広葉樹が広がっている。ここらでハンモックにてお昼休憩とす。
簡単な食事で早々にだらけるシノラーに、
タープもピシッと張り優雅に休憩されるシノラーに、
広葉樹方面を目の前にして絶対に美味いカップ麺を啜るシノラーに、
これまた奥まった広葉樹側を前に別荘を構えるシノラーに、
ハンモックへのタープ合わせが初めてのシノラーさんに、しっかりレクチャーする森勝氏。
日差し除けとして、綺麗に張れました○
1.5時間程の時間はすぐに過ぎ、、撤収開始!
忘れ物な~しの号令の後、出立。下りの支尾根を目指し、ここからはようやくシノギングルートとなる。
そのポイントまで案内し、ここからは初参加シノラーさんを先頭にレッツスタート。
いきなりわかりづらい尾根が二つ入り込んでいたが、感もよろしく難なく正しい尾根に乗る。先ほどのフミアトしっかりの道標ありきの登山道との違いを感じてもらう。
林業の作業道ちっくな道はついているが、意外に細かな尾根が入り込んでいる厭らしい尾根だ。このまま尾根をたどり麓へも下りられるが、少し時間も押していたので、渓筋の集落もある林道へ出られそうな尾根道でショートカット。そこに集落があれば、大体尾根でも繋がっている。
竹林も出てきたので一安心していると、集落廃墟も現れる。
程なくして、集落へ無事到着。人気は感じられず、少し不気味な集落ではあった。
ただこんな綺麗な茶畑もあり、定期的に人は入っている様子。ハカマスカートとパシャリ。
地形図で気になっていた建物マークへ繋がるであろう沢沿いの道を発見。思いを馳せる。。以外にこの辺りも歩くと面白そう。
奥まった集落感が私的には大好物で、ここへショートカットで下りてきて良かった。石垣作りの堰堤もちらほら。このあたりの歴史が感じられる。
と思いきや、巨大な砂防ダムも出現。駅までひたすらの林道車道歩きだが、飽きさせない道であった。
この凌いで集落あたりに下りてその道も堪能する感じはまた、シノギングらしさが溢れていて、良いルートであった。
どんなに地味で些細なポイントでもミチクサが出来る思慮と余裕を持ち合わせたいものだ。
とか考えながら歩いていれば、ちょうど良い時間に駅にも到着。西武秩父線界隈は電車の本数も少ないのがネックか。これは高尾エリアが充実し過ぎているのか。。
無事帰路へ就けたとさ。
素敵な素敵な石段前での、決して笑ってはいけない奴にて〆
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