四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
お泊りシノギング~2023~の様子【前夜祭編】
本年もやってきた。年に一度のシノギングにおける集大成イベント。お泊りの祭典。
そして毎度恒例の前乗り組による前夜祭。今年は柳谷もしっかり参戦。細川と谷島の3人で前乗りとなった。
暖冬で11月下旬に一気に冬らしい気候となったが、何だかんだ紅葉は落ち着きを見せ、いつも通りの初冬の月尾根自然の森となっていた。
今年はどんな凌集落がこの月尾根自然の森に出来上がるだろうか。
そうそう。昨年問題になっていた楢食い虫による楢枯れ被害だが、思ったより伐採数は少なく、まだハンモックの聖地たる体は保たれていた。
しかしながら、例年本陣を構えているエリアの軸となるような木々が伐採されていたりと、展示方法にも工夫が必要になった。故に今年は我々の別荘も展示の一つとしてショールームスタイルにてご提案となった。
とにかく、これ以上楢枯れが広がらないことを切に願う。
まずはそれぞれのショールーム兼別荘を構築していく。まぁ前日は大体これで終わってしまうのだが、、
そうして一先ず3つの別荘が連なる小さな集落が完成。辺りは日が暮れ出していたので、例の如く本日の準備はここまで。明日は早朝に花房も合流するので、そこで一気に仕上げる。
一気にヨヒヤミ。。
本陣の小田原提灯の灯り具合も問題なし!
この日のためにウッドストーブを新調した細川。その実力や如何に。
火床は上手く使いこなせていそう。
へい、台湾まぜそば一丁上り~
我は簡単だが不味くなりようがない、関東式すき焼き也。明日はジビエ肉の支給もあるので、そちらに合わせてのレシピ。
柳谷は最新のスタイルで、いつも通りしっぽりと晩酌中。
ゆっくりと時間は過ぎて行く。
今回それぞれの別荘間も広々感覚の取った間取り設計となっている。故にタープ張りにおいてそれぞれが緻密に入り組んだスパイダー細引きが頭上には展開していた。ただ、細引きは凌仕様の臙脂リフレクター細引きを使用したため、夜中立ち上がってのお手洗いや散策もヘッデンの光で視認性良好。それでもミッションインポ〇シブル顔負け、蜘蛛の巣の罠を割くように進む必要があり。
ヨヒヤミは更に、深く深く更けて行く。。
明くる朝。。
朝日を拝もうと思ったが、不覚にも熟睡してしまった。やはりモグの中にもぐってしまうのは危険だ。それでも十分時間に余裕はあるが。
朝方に掛けては-2℃まで下がった模様。凌防寒着+象足を着込んだ上で、メッシュハンモックにモグ350で少し背面の冷えが気になる場面はあったが、何とか一夜を凌ぐことは出来た。新モグt350は背面と足元へのダウンマッピングを改めたため、かなり冷えに対する効率は上がっている。特に足元は結構ロフトも出て、弱点もある程度克服出来ている。
やはり沢横なので湿気も上がってきて、タープにもしっかり霜が降りていた。明日の冷え込みにも期待したいところ。
偉大な太陽が大地へ我々へ、目覚めをもたらす。
サクっと朝食を済ませると、早速残りの準備に取り掛かる。程なくして番頭花房も合流。ピッチを上げていく。
準備は整った。
そして時は満ちた。
この真っ新な原っぱがシノラーの別荘、集落で埋まることを想像し、いざ開幕!
【当日編】へ続く。。
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