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11月25日、26日のお泊りシノギングの様子

もう11月も終わろうというのにハンモックで泊りたいという、もの好きな人たちがハンモックの聖地に集まった。

そう、これが記念すべき第一回お泊りシノギング。
さあ、凌ごうか。

このイベントには集合時間などないので、ひとりまたひとり、現れては好みの場所にハンモックを広げている。


まばらだったハンモックの数も、お昼を過ぎるころにはだいぶ増えてちょっとしたハンモック村になった。それでも不思議とざわざわしない。それぞれがそれぞれのペースで楽しむ時間がゆっくりと流れる。


このイベントのために用意したAXESQUIN「ウキグモ」、「ウンカイ」のサンプルを聖地の中心の朴の木を軸に放射状に張る。そしてすでに販売開始しているHIGHLAND DESIGNSのチューブキルトやフラップラップなどもすぐ近くにハンモックと一緒にセッティングされている。回転木馬の隣にコーヒーカップがある、遊園地の様な特別な空間だ。お泊りは30人限定なので混雑することもなく、展示品はいつでもゆっくり見てもらうことができる。




お昼を食べてゆっくりしているとショートシノギングの時間。倉岳山から派生する尾根を周遊するコース。


いかにもシノギングらしい静かな尾根を、時には岩や木の根を掴んで登り、ここじゃないでしょう?こんなところいかないよね?と誰もが疑う斜面を降りる。






たった2時間の短いコースだが、景色も良くて変化のある尾根歩きは最高だった。まだ見ごろを過ぎていないもみじの赤が鮮やかに、そして周囲の色にちゃんと馴染んでいた。


日が暮れかけたころ、お試し用のウキグモとウンカイのセットを、当選した4名のシノラーにお渡しする。今夜はこれでお凌ぎください。




夜はお宅訪問。お宅を順番に訪問してサイトのまとめ方や装備を拝見する。みんな個性的で、それぞれの工夫が美しい。












すべてのお宅をまわって一息ついているともう23時を過ぎていた。いけない、もう寝なければ・・・。ウキグモに寝転がってウンカイをふんわり掛けるとあっという間に眠りについた。


明け方にかけて0℃位にまで気温が下がったが、コールドスポットのないウキグモのおかげで朝までぐっすり眠ることができた。


二日目の朝、凌ぎっぷりコンテストの厳正な審査の結果発表!
まずは、ワーストシノラー賞2名
どちらも凌ぐどころか寛ぎすぎで食事も次から次へと・・・、フルコースかっ!




続いて、三鷹市下連雀賞1名
工夫と美しさの調和、そして無駄のなさが高評価!


最後に、ザ・ベストシノラー賞2名
小さいバックパックに入るだけの荷物で参加したため、タープなしという無防備さが高評価。ご飯は少なめ、他を減らしてお酒を確保という判断基準に惚れた。


一番最後にチェックインして、薄暮れの中で崖っぷちにハンモックを張るという潔さが高評価。お宅訪問ではその存在を気付かれないほどひっそり凌いでいた。


どのお宅もとても魅力的だったが、ポイントを絞り込んだうえでユニークなお宅にささやかな記念品を贈呈させていただいた。

本日のショートシノギングも昨日と同じルートだが、昨日は夕方、今日は午前中なので光の感じが違ってとても楽しい。私だけ2度楽しんでしまった。






お昼を食べてのんびりしていると(ええ?仕事中でしょ?)、ひとり、またひとり、シノラーが帰ってゆく。




あんなにあったハンモックの数がだんだんと減って、ハンモックの聖地には、最初からそこにあった背の高い木々と、地面を埋め尽くす落ち葉だけが残った。

ゆっくりと時間が流れたけれど、あっという間の二日間だった。
皆さんと一緒に凌いだ二日間は楽しすぎました。
共催していただいたハイカーズデポさん、一緒に凌いでいただきありがとうございました。
それでは皆さん、第二回お泊りシノギングをお楽しみに!

最後に、決して笑ってはいけない記念写真で終わります。

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