四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
夏の低山に溺れる
森林限界以下の山を楽しむ「凌」を提唱する我々は夏山シーズンだからと言って森林限界を超えて行動することを許されていない(笑)こんなに暑いのに。それならばと夏の低山に涼を求めてシノギング。なるべく涼しい場所にということで北斜面の峠道を凌ぐ。大きな尾根を越える峠道は南北の集落をつなぐ生活の道として多くの人が歩いたに違いない。だからとても自然に、流れるように道が付いている。
戻り梅雨とかでぽつぽつと雨を感じながら歩く道は沢の音も近く十分な湿気に包まれている。山頂を目指すのであればついつい先を急いでしまいがちになるが、山頂に行くつもりもないシノギングは踏み跡を辿ったり露岩の天辺に立ってみたりとそれはそれで忙しい。
沢の支流近くに適当な場所を見つけてタープとハンモックを張る。
黒い地面に羊歯の緑が鮮やかすぎる。
食料やクッカーを手の届く場所に配置して一息つくとヒグラシが鳴き始めた。その音は近づいたり離れたりしながらしばらく谷を包んでから通り雨のように止んだ。
あっ、これが蝉時雨・・・。
ハンモックに座って何もしない時間。
眠くなったら寝ればいい。
・・・ふたたびヒグラシの音。
明け方のようだがまだ暗いじゃないか。
ずいぶん早起きだな。
夏でも涼しい谷間の夜。
ダウンハンモックは心地よい眠りを提供してくれた。
もう起きてもいいけどまだ寝ていたい、夜と朝のあいだの時間。
ハンモックに揺られてまた眠りに落ちた。
今回のシノギング装備
AXESQUIN
ヤマボウシ(2018春発売予定)
ヤマニノボッタカモシレナイ(ソフトシェルジャケット・2018春発売予定)
ハチジュウハチヤ(凌ぐウール・アクティブレイヤー・2018春発売予定)
ハカマスカート(2018春発売予定)
ヤマバッグ(絶賛販売中)
シリコングリップ(絶賛販売中)
ダウンハンモック(試作品)
EXPED
Solo Tarp(現在欠品中)
Torrent30(絶賛販売中)
戻り梅雨とかでぽつぽつと雨を感じながら歩く道は沢の音も近く十分な湿気に包まれている。山頂を目指すのであればついつい先を急いでしまいがちになるが、山頂に行くつもりもないシノギングは踏み跡を辿ったり露岩の天辺に立ってみたりとそれはそれで忙しい。
沢の支流近くに適当な場所を見つけてタープとハンモックを張る。
黒い地面に羊歯の緑が鮮やかすぎる。
食料やクッカーを手の届く場所に配置して一息つくとヒグラシが鳴き始めた。その音は近づいたり離れたりしながらしばらく谷を包んでから通り雨のように止んだ。
あっ、これが蝉時雨・・・。
ハンモックに座って何もしない時間。
眠くなったら寝ればいい。
・・・ふたたびヒグラシの音。
明け方のようだがまだ暗いじゃないか。
ずいぶん早起きだな。
夏でも涼しい谷間の夜。
ダウンハンモックは心地よい眠りを提供してくれた。
もう起きてもいいけどまだ寝ていたい、夜と朝のあいだの時間。
ハンモックに揺られてまた眠りに落ちた。
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