四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
ハンモックで泊まる
朝晩はもうだいぶ涼しくなってきて、低山を歩いても爽やかで気持ちの良い季節になった。
その気持ち良さを思う存分味わうために、手頃な山に行ってハンモックで泊まろうということになった。
前日の遅くまで荷物がまとまらない(欲が深くて荷物を減らせない・・・)。
場所は東京某所。
住宅地の外れまで行きそこから涸れた沢を歩く。
大きくもなく小さくもない石ころは若干歩きにくいが、まだ夏草の残る茂みを歩くよりはましだ。
いくつかの支尾根の末端とその小さな谷を流れる小さな沢を越えて行く。
さっきまで枯れていた沢も綺麗な水が流れるようになった。
電車を降りて歩き始めてからまだそれほど経っていないが人のあまり入らないこの辺は秘境の様。
適当な支尾根に取り付いてマイナーなハイキングコースまで急斜面をひと登り。
何度もこういう経験をすると、頼りになる木とならない木がわかってくる。
尾根上のマイナーコースに出て歩きやすくはなったがこの時期は蜘蛛の巣が多くてたまらない。
木の枝で払って歩くと、絡みついた蜘蛛の巣は食べ残しの綿菓子の様だ。
メインのハイキングコースの合流点で一休み。
丁度昼だったので昼飯を済ませる。
ここから先はハイキングコースを歩いてお気に入りの高台へ。
時間はまだ15時にもなっていない。
今から明日の朝までだらだら過ごすのだ。
何と贅沢なことだろう。
適当な木立にハンモックとタープを張り、然るべき場所に荷物を配置して今夜の寝床と食事スペースを作る。
この作業がまた楽しい。
ちょっとぉ、いい感じじゃないの?
おっさんニヤケる。
夕方になって腹も減って来たし、さっきからそこの日本酒が気になって仕方ない。
そろそろいいっすかねぇ?
ダメなわけがない。
途中で拾った大きな朴葉を敷いて豚肉を焼き始める。
肉には味噌が練り込んである。
ひとくち食べる。
まずいわけがない。
もちろん酒もうまい。
次々に食べる。
朴葉焼きはあっという間に我らの胃袋に収まった。
気が付けば薄暮。
低い山とその向こうの街並みが薄く沈んで行く。
メインのよせ鍋を食べ、酒を飲みながらあれこれ話す時間は楽しい。
小さいウッドストーブに小枝をくべて暖をとる。
座っている腰がつらくなってきた頃が寝る時間。
ハンモックに横たわると都心方面の街明かりに低い尾根の輪郭が浮かび上がる。
ハンモックに揺られながらいつの間にか眠りに落ちた。
目が覚めると空一面雲に覆われているが雨は降っていない。
朝飯は昨夜の鍋の汁にうどんを入れて食べる。
食べると眠くなる。
丁度そこにハンモックがあるからまた眠る。
こんない気持ちの良いことはない、だろう。
明日には台風の影響で雨が降るだろうから今日のうちに帰ることにする。
テキパキと無駄のない動きであっという間に撤収を終える。
撤収が早いのもハンモックのいいところ。
ハンモックは地面が凸凹でも濡れていても気にすることなく快適に寝ることができる道具である。
タープ、バグネット、寝袋、スリーピングマット等を使うことでテントの代わりになる。
寒い時期でも工夫次第で暖かく寝ることができる。
ハンモックに寝ると背面はすべて外気(宇宙)にさらされるので、体を冷やさないように背面にマットを敷くか、アンダーキルトの併用が必要。
マットなしでハンモックに泊まろうとすると寒くてたちまち凍えてしまうので注意が必要だ。
今回の場合、EXPED SYNMAT 7Mを使ったので背中はぬくぬくで、気温は13℃程度だったと思われるが汗ばむくらいの暖かさだった。
参考までに今回使用したハンモック関連の装備を紹介する。
EXPED BIVY-PONCHO UL(タープとして利用)
EXPED TRAVEL HAMMOCK
EXPED SLIT LINES
EXPED SYNMAT 7M
AXESQUIN ダウン寝袋
EXPEDの各アイテムの詳細についてはHPを参照下さい。
(本国サイトは現在英語のみの表記となっております)
http://www.axesquin.co.jp/exped/
その気持ち良さを思う存分味わうために、手頃な山に行ってハンモックで泊まろうということになった。
前日の遅くまで荷物がまとまらない(欲が深くて荷物を減らせない・・・)。
場所は東京某所。
住宅地の外れまで行きそこから涸れた沢を歩く。
大きくもなく小さくもない石ころは若干歩きにくいが、まだ夏草の残る茂みを歩くよりはましだ。
いくつかの支尾根の末端とその小さな谷を流れる小さな沢を越えて行く。
さっきまで枯れていた沢も綺麗な水が流れるようになった。
電車を降りて歩き始めてからまだそれほど経っていないが人のあまり入らないこの辺は秘境の様。
適当な支尾根に取り付いてマイナーなハイキングコースまで急斜面をひと登り。
何度もこういう経験をすると、頼りになる木とならない木がわかってくる。
尾根上のマイナーコースに出て歩きやすくはなったがこの時期は蜘蛛の巣が多くてたまらない。
木の枝で払って歩くと、絡みついた蜘蛛の巣は食べ残しの綿菓子の様だ。
メインのハイキングコースの合流点で一休み。
丁度昼だったので昼飯を済ませる。
ここから先はハイキングコースを歩いてお気に入りの高台へ。
時間はまだ15時にもなっていない。
今から明日の朝までだらだら過ごすのだ。
何と贅沢なことだろう。
適当な木立にハンモックとタープを張り、然るべき場所に荷物を配置して今夜の寝床と食事スペースを作る。
この作業がまた楽しい。
ちょっとぉ、いい感じじゃないの?
おっさんニヤケる。
夕方になって腹も減って来たし、さっきからそこの日本酒が気になって仕方ない。
そろそろいいっすかねぇ?
ダメなわけがない。
途中で拾った大きな朴葉を敷いて豚肉を焼き始める。
肉には味噌が練り込んである。
ひとくち食べる。
まずいわけがない。
もちろん酒もうまい。
次々に食べる。
朴葉焼きはあっという間に我らの胃袋に収まった。
気が付けば薄暮。
低い山とその向こうの街並みが薄く沈んで行く。
メインのよせ鍋を食べ、酒を飲みながらあれこれ話す時間は楽しい。
小さいウッドストーブに小枝をくべて暖をとる。
座っている腰がつらくなってきた頃が寝る時間。
ハンモックに横たわると都心方面の街明かりに低い尾根の輪郭が浮かび上がる。
ハンモックに揺られながらいつの間にか眠りに落ちた。
目が覚めると空一面雲に覆われているが雨は降っていない。
朝飯は昨夜の鍋の汁にうどんを入れて食べる。
食べると眠くなる。
丁度そこにハンモックがあるからまた眠る。
こんない気持ちの良いことはない、だろう。
明日には台風の影響で雨が降るだろうから今日のうちに帰ることにする。
テキパキと無駄のない動きであっという間に撤収を終える。
撤収が早いのもハンモックのいいところ。
ハンモックは地面が凸凹でも濡れていても気にすることなく快適に寝ることができる道具である。
タープ、バグネット、寝袋、スリーピングマット等を使うことでテントの代わりになる。
寒い時期でも工夫次第で暖かく寝ることができる。
ハンモックに寝ると背面はすべて外気(宇宙)にさらされるので、体を冷やさないように背面にマットを敷くか、アンダーキルトの併用が必要。
マットなしでハンモックに泊まろうとすると寒くてたちまち凍えてしまうので注意が必要だ。
今回の場合、EXPED SYNMAT 7Mを使ったので背中はぬくぬくで、気温は13℃程度だったと思われるが汗ばむくらいの暖かさだった。
参考までに今回使用したハンモック関連の装備を紹介する。
EXPED BIVY-PONCHO UL(タープとして利用)
EXPED TRAVEL HAMMOCK
EXPED SLIT LINES
EXPED SYNMAT 7M
AXESQUIN ダウン寝袋
EXPEDの各アイテムの詳細についてはHPを参照下さい。
(本国サイトは現在英語のみの表記となっております)
http://www.axesquin.co.jp/exped/
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