「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

海がきこえる 海がきこえる-アイがあるから-

2008年06月08日 | book
氷室冴子さんが亡くなった。
結構ショックだった。
この人の作品で「海がきこえる」は高校生のときに完全にハマり(男なのに)、実は今でも単行本と文庫本両方もっているほど。

とっくに紹介しているかと思ったが、紹介していなかった。
そういえばこれは高校時代に図書委員かなにかのときに校内誌に感想文を載せたのだった。それで書いた気になっていたのだろうなあ。今、読み直したら泣きたくなるだろうなあ。

だからちょっと仕事が落ち着くまで読まない。読み始めたら止まらないから。

文庫のアフィリエイトを貼ったが、装丁は単行本のほうが好きだ。

高知県で育った主人公と親友、そしてその高校に転校してきたリカコ(だったとはず)との物語。

このリカコが転校生っつーことで孤立してるんだけど、勉強も運動もできるんだよね。しかも性格もおっかない(笑

だけど恋しちゃうんだなあ…それで切ない関係になるわけよ。
その後、大人になった3人、バラバラになった3人が再び出会うわけ。
そこがね、いいのよ。
うまいのよ。
もうよく覚えてないんだけど(爆
いや、もう「よかったなあ」という、、、ダメだ俺orz

しかもラストがね、よかった。

話の流れとして切なくさせて、リカコがけっして強いだけじゃないんだよ、というのを見せて。主人公がちゃんとがんばって支えて、最後にまあ、むずばれたのかどうかわかんないけど、絶対こいつら死ぬまでいい関係でいられるだろうな、というのがわかったので。

少女小説、って氷室さんの訃報に書いてあったのだけど、この本に関しては男もよむべきでしょう。つーか、文庫本の解説に「男のほうが好きになるんじゃない」みたいなことが書いてあったはず。

いい小説をありがとう、氷室先生。

<t海がきこえる (徳間文庫)
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