「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

明日への遺言

2008年06月08日 | 映画
もうずいぶん前に見たので実は覚えていないwwww

ムービルでしたね。
戦犯として裁かれる日本軍の名古屋の司令官を藤田まことが演じる。

この作品は藤田演じる主人公が、部下の犯した捕虜殺害事件の罪を被って、いかに連合国が非道な無差別爆撃を行ったかを話し、「法戦」を挑むというもの。

最初この話を聞いた時、いったい何がテーマなのかわからず、とりあえず見に行ったんですが、いやこれ完全に「無差別爆撃の愚かさ」を描いています。

けっして旧日本軍を讃美しようとか、というわけではない。
もちろんこの司令官は実に立派な人で、それを「旧日本軍を讃美している」というのであれば、もうどうしようもないんですが。

ほとんどが法廷、獄舎の描写でそれなのにまったく飽きない。
弁護士、検察官、判事、みな連合国側の人間なんだけど彼らもその人柄に惹かれていく。皆が司令官を助けようとする。しかし、司令官自身が罪から逃れることをよしとしない。

家族と法廷で声をかけあうことができないという事実。
それでも気持ちが通じ合うという、この司令官夫婦のすばらしさ。
地味だけど、こういう作品って静かに感動します。

明日への遺言 特別版

角川エンタテインメント

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