久しぶりに人生を変えるかもしれない一冊に出会った。
なによりこの本、面白すぎる。
なんでこの本を手に取ったんだろうなあ、とまず自分でも驚く。
たぶん「ハチミツとクローバー」を読んでいたからかなあ。あれで多少建築のデザイン事務所というものに触れたから…だけどそれで自分が建築の世界に入りたいと思うわけではないんだけど。
都庁は何度も見ているし、一度展望台にも行ったが、誰かが言っていたように外見はい . . . 本文を読む
氷室冴子さんが亡くなった。
結構ショックだった。
この人の作品で「海がきこえる」は高校生のときに完全にハマり(男なのに)、実は今でも単行本と文庫本両方もっているほど。
とっくに紹介しているかと思ったが、紹介していなかった。
そういえばこれは高校時代に図書委員かなにかのときに校内誌に感想文を載せたのだった。それで書いた気になっていたのだろうなあ。今、読み直したら泣きたくなるだろうなあ。
だからち . . . 本文を読む
横山さんの小説は読んでないんですけど、テレビで見るときがあるので、そういうとき食い入るように見てしまうんですよねえ。
それでNHKでクライマーズ・ハイのドラマがあって、主人公が佐藤浩市さんで、もうこれにハマりまして…。
それで、先日、109シネマズで相棒を見るとき、予告編が何作か流れて、そこにクライマーズ・ハイがありまして、堤真一さんを今度は主役にしてやられるそうで…。
もうこうなると止まらず本 . . . 本文を読む
久しぶりにトム・クランシーにはまった。
本書はずいぶん前の作品だよなあ、だって「いま、そこにある危機」の前の話だもの。
冷戦の真っ只中、ソ連はアフガニスタンで戦い、CIAがムジャヒディンの戦士たちに武器や資金を渡していた時代。
アメリカの衛星が突如レーザー攻撃を受け損傷した。
一体なにが起きたのか?
実はこれはソ連の最高機密であり、アフガンに設置された強力な兵器の存在があった。
その情報はソ連 . . . 本文を読む
正月でしょうか、たしかTVドラマでやっていて
ただ最初のほうを見ただけで、先が気になっていたのだ。
主人公は伝記作家の太田牛一。
信長の家来であり、本能寺の変の後に「信長公記」を書いた。
まずこの主人公がいい。
伝記作家ですよ?武将とかではないのだ。
この人が本能寺の変直後に幽閉され、解放されたら今度は
豊臣秀吉のために働かなければならなくなる。
信長にかわいがってもらった牛一は秀吉が嫌い。
. . . 本文を読む
9・11後の未来を描いた小説。
この話がねえ、恐ろしいんだけど「うまいなあ」と思うんですよ。
話の背景としては、9・11後にサラエボで核爆発が起きる。
100万人が死んで「核のストッパー」が外れたかのように
次に印パ戦争が起きて核戦争になった。
その後の世界。
先進国はそのまま豊かで、貧しい国はやはり貧しくて、
主人公は米軍の特殊部隊員。
失敗国家のテロリストや虐殺を指導する人物を暗殺して、
. . . 本文を読む
テリー・プラチェットの新作、と言い切れないのが残念。
共同執筆の形。
帯にも解説にも「ニール・ゲイマン」の話ばかりで、
オイラはこの人の本、まったく読んでないので
「あー、失敗したかもなあ」と読む前は思っていた。
だけどこれは十分、プラチェットファンも読める本だ。
とにかく人を食ったようなキャラクターがいっぱい。
話の流れとしては、ある子供がですね「ラグナロク=最終戦争」
の鍵を持っているわけ . . . 本文を読む
以前見た映画「世界最速のインディアン」の
主人公バート・マンローの生涯を描いた本です。
映画ではわからなかったことが本当、いろいろわかる。
だけどね、じゃあ映画と印象が変わった、とかは
ないんだよなあ。やはり映画はよくできていると思う。
例えば、バート・マンローって田舎のおじいさんだから
海外に行くのって、例のアメリカに行くのが初めてだった
んだと思い込んでいたんだが、まったく違っていて、
こ . . . 本文を読む
買ったんだが、本当に絵本なんですよ。
ここまで絵本かよ!っちゅーくらい絵本なんですよ。
よつば
そして動物。
ただそれだけの絵本なんですよ。
文字もないよ。
一枚一枚じっくり味わって読もうとしてもね、
10分が限界でしょうよ。
だっておにーさん大人なんだもの。
そんなわけで子供に見せたい人が買えばいいじゃない。
よつばとしろとくろのどうぶつメディアワークスこのアイテムの詳細を見る . . . 本文を読む
読んじゃいました。
まさに「赤い彗星」の評伝。
つーか普通に伝記ですからね。
逆にこんな伝記ができるほど濃いキャラであることはすごいよな。
1年戦争だけでなく、きちんと「逆襲のシャア」まで
描いています。
ま、アニメどおりの話なので、別にわざわざ読まなくても
いいのかもしれないけど、シャアの視点ではない、伝記の
独特の調子が、硬すぎず柔らかすぎず読みやすい。
だけど、読み終わったときに思うんだ . . . 本文を読む
まだ大掃除を終えていないが、部屋は綺麗になった。
代わりに風邪ひいたけど…
本書は、以前観た「ヨコハマ・メリー」で紹介されていた
一冊。97年初版、06年に第2刷だからあの映画のおかげだろうか。
この本は著者が70年代の有名なグループサウンズ「ゴールデンカップス」のその後を語る話。
詳しくは以下で↓著者が紹介。
http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/399_1. . . . 本文を読む
コーラスのこと書きましたし、それじゃこっちも
ということで。
アフタヌーンは「ヨコハマ買い出し紀行」が終わっても
いろいろと気になる作品がありまして。
「おおきく振りかぶって」は甲子園予選第3回戦。
ああ、甲子園の季節ですなあ。青春ですなあ。
わが母校は地方予選で敗退。
それでも2勝してたしな。出場校の半分が1勝もできずに
夏が終わるんだから、恵まれたよね、よくやった後輩。←何様だ
ともかく「 . . . 本文を読む
ハチクロ一応最終回でしたねえ。
ただこれからスピンオフ展開ということで。
まだ終わったわけじゃない、のかなあ。
人物を別にフォーカスするにしても、
「その後」の話なのか、「今まで」の
話かでだいぶ違うからねー。
これまでの話を別の人物からの視点というと
結局今回のコーラスが最終回ということで
間違いないことになるのだが。
こちらとしては「未来」の話を期待したいところ。
やっぱり「うわー、まだこい . . . 本文を読む
予備知識がまったくなかったので読んだ瞬間
「この人、何者ー!?」
って思ってしまった。
もうおかしくておかしくて。
著者の「せきしろ」先生、くだらなすぎる妄想(良い意味ですよ)のオンパレード。
彼は一日一回はルノアールに行っているらしい。
そして本書のようなルノアールのコラムを考えているらしい。
そしてなぜか彼の行くルノアールはお客さんに変人奇人がたくさん。
店員が気の毒だよ。
そこからバカバカ . . . 本文を読む
自由主義学者アイザイア・バーリンの伝記。
本書の作家でインタビュアーが私の大好きなマイケル・イグナティエフだったので6000円もしたけど購入!
ユダヤ人としてロシアに生まれ、しかし宗教を信じず、共産主義を批判した自由主義の学者。リベラルであると言いながら、保守が居心地よさそうに見える人。
それだけで彼のバックボーンが複雑だとわかる。
東か西か、左か右か、そんな単純に割り切れない。
彼自身が自分は . . . 本文を読む