フィンランドのスナイパー・シモヘイヘの伝記。
ネットで人気、と帯にあるとおり、私もネットで知った
第二次大戦中にソ連が侵攻してきたが、そのときソ連兵を狙撃しまくった
のがシモ・ヘイヘなのだが作中の話はヘイヘの物語というよりも、
フィンランド軍はいかに戦ったか、そしてヘイヘの部隊はいかに戦い、
ヘイヘの上官たちがいかに優秀であったか、という話。
ヘイヘがすげえ強いというのはわかるんだけども、ヘイヘ . . . 本文を読む
面白いは面白いんだけど強引感と、鼻につく文章がもったいないなあ、と。
地名好きな頭のいい人なんでしょうが、それがそのまま文章に出ていてね。
個人的には地名の話だけに絞ってほしかったんですが、
今度の震災や原発事故の話をいろいろ入れてきて、ちょっと困る。
そんなに何でも知っているなら、そっちのほうで別に本を作ってほしい的な。
もちろんこんなタイトルだから、震災関連本だというのはわかるけども。
た . . . 本文を読む
ハマッた。
面白い。
最初はセルテ関内の芳林堂書店で横浜舞台だなあ、と軽く立ち読みしたのだが
これは相当面白いなと。
主人公がね、結構暗いんですねw
いや、真面目というか。
ハマの用心棒って言われてるんだが「そう言われるのが嫌いだ」と。
もうなんというか、お決まりのパターンを繰り出しているけど、
それがまたいいんだな。
今野敏さんの作品は全然読んだことなかったのだが、
神南署のハンチョウの原作 . . . 本文を読む
磯田先生の本。
武士の家計簿も面白かったけど、NHKの歴史系番組や、ポッドキャストとかに
ゲストで出てくると話が面白いし、ちょっとただ聞き流す歴史の話に
こういう意味があったんですよ、というのをわかりやすく言ってくれる。
んで、龍馬史は、坂本龍馬の死の真相本みたいに見えますけど、
実際は龍馬とその時代、その周りの人々や生活、組織がどういうもので
あったのかというのを教えてくれます。
あと坂本龍馬 . . . 本文を読む
自衛隊で情報戦を担当していた方の書物で、
内容はだけど自衛隊ならでは的な話はほぼなく(まあ守秘義務あるでしょうし)、
サイバー戦争の概略について親切に解説している感じです。
だからまあ、この手の情報をポチポチ見ている人に
とってはあまり新鮮味はないと思うけど、
それでも作者の方の視点が冷静でいいな、と思った。
それは日本のセキュリティに対してもそうだし、中国の人海戦術や北朝鮮の貧乏国家としての . . . 本文を読む
「良い企業の株を割安のときに買って、長期で持つ」
いわゆる健全な投資の姿勢で知られる投資家、ウォーレン・バフェットの
周りの人々の本。
著者は、バフェットが優れているのはもちろんだが、バフェットの会社を支えている人々も優秀だろう、ということでバフェットとともに、あるいはその下で働いているひとたちにインタビューをしているんですね。
正直言うと、やっぱりバフェットの言葉を聞きたいな、と思った。
. . . 本文を読む
やっと1巻読み終わり。
とはいえ面白いんですけどね。
ただ文字を読むのがだんだんしんどくなってきた。視力的に。
1巻はすげえ書店の棚から減ってるけど、2巻は山積みになってますよねえw
もうあまり平積みしてないのかな?
買ったの昨年だからなあ
そういえば中身の話はそれほど初めての内容は無いですよね?
これまでの別の著作でも言われていたことが載ってますし、自伝ということで
自己正当化ばかりしている . . . 本文を読む
なんかタイトルに爆薬ってある本って初めて見たかもしれない。。。。
サイエンス本なんですが、ようは粉末どもが世界をこんなに変えましたって本です。
コショウ、ビタミンC、避妊薬に人工甘味料とかも出てきますので、結構身近な話です。
まあ逆に毒とか麻薬とかもでてくるんですけどね。
正直、話を楽しむには科学過ぎる感じはしますなあ
ただそれでも読むにはしんどくないです。
なんでこの分子が見つかったの?とい . . . 本文を読む
いやあ、目からうろこですよ。
しかもわかりやすく、面白い。
甘いものは頭をはっきりさせるって本当か?
いや、違うと一瞬はそうかもしれないが、結局太る原因になって
身体によくないんだと。
じゃあどうすれば、というのをビタミンCの摂取とか、
身体がだるいとき、風邪が長引くとき、疲れがとれないとき、
頭をはっきりさせたい、などなど生活で感じるとき、どんな食べ物を
食べればいいか教えてくれる。
食の . . . 本文を読む
あのキリングフィールドが嘘だ、と言い切る日本人カメラマンの本。
一之瀬泰三さんとの出会いの話も出てくる。
この本によればポルポトの虐殺などなかった、という話。
現地にいた人物の話だから説得力あるんだが、
しかしその彼ですらカンボジアにどうしても入れてもらえない時期が
あってややこしい。
ただ読むとポルポト派の印象がだいぶ変わるのはたしか。
もう筆者は亡くなっていますが、筆者の立ち位置がなんとい . . . 本文を読む
北杜夫さん亡くなりましたなあ
どくとるマンボウ航海記は読んでいて本当に楽しいんですが、
久しぶりに引っ張り出して読みましたよ。
私は新潮文庫の平成6年の66刷版を持っております。66刷ってw
とにかくこんなヤブ医者wどんだけやる気が無いんだとww
いやヤブじゃないけどね。それでも精神科医だから船医っぽくないけど
南極大陸ブームなので、なんか船医に注目してしまうのですよ。
当時は海外旅行が珍し . . . 本文を読む
紹介してなかったけかなあ
棋戦がおこなわれているときの控室の様子を描く先崎さんの本
こういう本が好きなんですよ、棋力が無くて観る将棋ファン専門に
なりつつある私としては、棋士の姿がすごく見たくてねえ
ニコニコ動画で棋戦の解説を見たときとか、
棋士の顔が出てこないと面白さがいまいちで。
あらためて思うのはNHK杯って偉大w
だって棋士の表情って棋戦見るときにすげえ大切ですよ。
正直、観る将棋ファン . . . 本文を読む
たかみち先生の新作は…なかったと思ったら画集が出てました。
夏と少女をテーマにした内容
結構先生のコメントが面白くて、没画とかもあります
ただ個人的には登場人物たちの物語が楽しみでもあるので
マンガ読みたいですねえ。エロは無くても全然いいと思いますよ、この先生の絵は魅せてくれます。
TAKAMICHI SUMMER WORKS (FLOW COMICS)クリエーター情報なし茜新社 . . . 本文を読む
毛利は残った、の近衛先生の本が新聞広告にちらっと
出ていたので買いに行った。
久しぶりですなあ、文芸書で前作良かったから買いにいこう、というのは。
主人公は島津惟新。
関が原の戦いで、敵中突破をはかり家康の肝を冷やした武将です。
話の中心的には毛利は残った、の島津版ではあるのだが、それよりも前の
豊臣の九州攻め終盤から話は始まる。
それでねえ、思ったのはこの話は「苦労性の猛将」の話というかw
. . . 本文を読む
この事件、覚えているでしょうか。
神の手とまで呼ばれた、考古学の研究者が、実は捏造をしていた事件。
これで教科書の記述や、年表が大幅に変わったりと大変なことになった
この事件が起きたのは宮城県。
捏造の現場は内陸が多いので被災しているかどうかは
覚えてないが、少なくともこの著者は被災地・東松島の奥松島の里浜貝塚の資料館に異動というか
赴任していたと思う(とプロフィールにあった気がする)。
奥松 . . . 本文を読む